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槍騎兵キャリーとは、DMMのブラウザゲーム『千年戦争アイギス』『千年戦争アイギスR』に登場するキャラクターである。クラスはワルキューレで、レアリティはゴールド。「キャリーさん」と、さん付で表記されることが多い。
概要
チュートリアルミッションとも言うべき序盤のミッションをクリアした後に始まる召喚イベントにて必ず召喚されるキャラクターだった。この時点でプレイヤーのユニットには銀レアリティしかいないことや、ワルキューレゆえの初期ステータスの高さから、古参プレイヤーの多くは女神の粋な計らいに歓喜したであろう。
しかし実際に運用しようとすると、出撃コスト15は序盤のストーリーミッションには非常に重いことに気がつく。また、序盤には強力な敵ユニットも登場しないため、そもそも出撃させるような機会もない。
さらに途中で手に入る銀レアリティのワルキューレの方が同クラスとして運用しやすいこともあり、そのまま編成から外され、最後は寝室イベントを回収した上で、他のユニットのスキルアップの餌として消費されるという運命を辿ることも珍しくなかった。
特に最初期のプレイヤーには、優秀な1ブロック金ユニットのテミスがプレオープン参加報酬や不具合報酬で配られていたこともあって、こうした扱いは顕著なものだった。そうでなくてもある程度経てばガチャやイベントで上位レアの1ブロック職が手に入ることも多いため、結局価値を見出してもらえないこともしばしば。
さらには2015年7月30日のメンテナンスにより、チュートリアルの後のプレミアム召喚で出るキャラはキャリーさんではなく神速の射手バシラに変更された。これよりキャリーさんは全王子が一度は見るキャラの座から転落した。
とは言えレアリティはゴールドのため、長く続けていれば1回はどこかしらで見かける事になるだろう。
こうしたことから、サービス当初からネタキャラの筆頭としていじられることが多い。通称「王国のアイドルキャリーさん」。
実際加入当初は弱いものの、スキル合わせて攻守ともにバランスよく成長する大器晩成タイプ。さらに現在は敵ユニットの種類が増えたことで変化しつつあるミッションの内容や、覚醒システムの実装によってその評価は大きく変わりつつある。が、ネタキャラとしての評価も向上しつつある（後述）。
なお、立ち絵からして「はいてない」どころか、下着の類をいっさい身につけていない疑惑が持たれている。また交流イベントや後述のイベント内セリフから、根は真面目だがうっかりものと思われる描写が見られる。
ユニットとしての評価
CC（クラスチェンジ）前
1ブロック職であるワルキューレというだけあって、攻守ともにバランスが良い。が、実はクラスチェンジ前のステータスは下位の銀レアリティとほとんど差がない。というか、見習い騎兵ミーシャと攻撃力が互角（しかも、ミーシャは好感度ボーナスで攻撃力がさらにプラスされる）。
スキルは攻撃力強化IIで一定時間攻撃力が上昇するものの、CC前の低ステータスでは効果を実感しづらい。またキャリーさんの好感度ボーナスはHPの上昇だが、CC前では＋150しか上昇しないので、HPが目当てであれば最初からバンデットの狂戦士フューネスや山賊頭モーティマを育てた方が良い。
と、散々な評価になってしまったが、実際にCC前のキャリーさんは他のキャラを差し置くような特徴がほとんどなくないため、無理に出撃させず淡々と育成を続ける必要がある。
CC後
CC前では散々な評価だったキャリーさんだが、CC後にその印象は大きく変わる。
まず金レアリティ相応のステータスを持つようになり、それに比例して王子のスキル等のバフや、本人のスキル（攻撃力強化III）による攻撃力強化の恩恵を実感しやすくなった。さらにスキル自体は金レアリティの中でも比較的レベルアップさせやすい部類なので、最終的にレベルMAX＋スキルMAXによって、攻撃力900オーバーを叩き出すことも夢ではない。こうなると、黒アーマーも真正面から叩き斬ることが可能。ワルキューレ系の持つ攻撃速度の早さも相まって、ちょっとした高ステータスの雑魚ユニットも十分捌けるように。
好感度ボーナスのHP上昇も、100％で＋360されることと、元々あった魔法防御値10、ブロック数1で必要以上に敵を抱える心配もないため、タイマン用ユニットとしても優秀。
欠点としては、CC前でも悩まされた出撃コストがさらに＋３されてしまうところ。出撃コスト18という数値に見合う分の働きはできるようになるが、やはり何も考えずに配置して運用するには重いコストであるのは変わりないため、プレイヤーにはしっかりとした状況判断が求められる。
覚醒
2014年6月に実装された覚醒システムにより、さらなるパワーアップを果たすことになるが、反面別キャラと化す。
その原因は、覚醒アビリティの「パワーアタック」。これによってステータスの攻撃力は大幅に上昇し、レベルMAXにもなると単純数値で見れば上位レアリティの攻撃力にも匹敵する（むしろ好感度ボーナスやスキルを無視した場合、デストロイヤー職のユニットより高い）。
反面、攻撃速度が著しく低下し、その速度はバンデット職と並ぶほどに落ちる。ちなみに当時、女性ユニットで覚醒アビリティにマイナスポイントがあったのはキャリーさん1人だけだった。
この覚醒後の変化から「キャリーさんが山賊になった！」と言われることがあるが、実際にワルキューレというより防御力のある山賊という印象の方が強く、実際にHP自体も大幅に成長するため、タイマン性能に特化した印象が強い。
ただし、覚醒前のような運用がまったくできないわけでもなく、大幅に攻撃力が上がっているため、場合によっては覚醒後の方が敵のラッシュを捌けてしまえることも。
なお、覚醒後のキャリーさんの立ち絵をよく見ると、はいてない部分があらわになっているように見えるが（きっと）気のせい。
イベントにおけるキャリーさん
記念イベントの「ゴールドラッシュ」シリーズのコンプリート報酬の常連であり、一周年記念の「アンナの大冒険」のコンプリート報酬にも加わっている。
しかしついに2015年4月に開催された6回目のゴールドラッシュ（通称「GR6」）にてコンプリート報酬から外され、多くの古参プレイヤー達を動揺させた(※1)。
ちなみに3回目のゴールドラッシュ（通称「GR3」）では、まさかの敵ユニットとして登場。その場をぐるぐると回る謎の行動をとった後、忍者もビックリの速度で自陣に突っ込んでくる。ブリュンヒルデらしい高ステータスの攻撃力と防御力で苦しめてくるが、暗殺が有効だったことと（当時、ボスユニットは暗殺が効かないという設定だったが、キャリーさんはボスユニット扱いではなかった）、キャリーさんらしい山賊並みに遅い攻撃速度から、勢い良く突っ込んでは暗殺で即死するというシュールな場面が見られることも。
4回目のゴールドラッシュ（GR4）では2つのミッションで登場。移動が早すぎてウィッチやアーチャーの攻撃が当たらないという反則的な動きに加えに、バグなのか仕様なのかわからない瞬間移動まで行うようになり、多くのプレイヤーの腹筋を崩壊させた。
1周年記念イベント「アンナの大冒険」ではついにセリフ付きで登場。
「わわーっ。
馬が暴走しちゃってる！
誰か止めてください！」
と言いながら、今まで以上に不思議な動きをしながら向かってくるが(※2)、止めて（＝ブロックして）も、いままでどおりこちらを叩き斬ってくる。馬の暴走とはなんだったのか。
こうして、GR3から疑惑を持たれていた謎挙動の仮説だった「馬が暴走してる説」は、こうして公式回答となって幕を閉じたのだった。
そして2周年記念イベント「光と闇の精霊」にてまたまたセリフ付きで登場。
「王子！
胸をお貸しください！」
と叫んできたかと思えば当然の如く不思議な動きをしながら襲い掛かってくる(※3)。
※1 この時DMMが配信したプレスリリース
には「今回インセンティブは、これから始める初心者にも即戦力になるようなユニットを設定いたしました。」という不穏な一文が記載されている。きっと始まってまもなく手に入るユニットだったので外されたのであろう。
※2 ちなみにアンナの大冒険で見せた謎の動きは、「THANK YOU」と書きながら進んでいると言われている。
※3 こちらではハートの形を描きながら進んでいる。前の魔物と合わせて読むと「2シュウネンアリガトウ!!♡」となる。
二次創作などでの扱い
全プレイヤーが所持経験を持つことに加え、前述の理由からネタキャラという立ち位置で扱われることが多い。ただしこのあたりは漆黒の射手リタにポジションを脅かされつつある。
二次創作でおそらく最も有名なものが、ぴよぴーよ氏によるデフォルメキャリーさん。大量のパターンがあることに加え、なんともふてぶてしくも勇ましい顔立ちにずんぐりとした体型に虜になる者も多く、キャリーさんもそう思うジェネレータまで作られた。
またこのデフォルメキャリーさん、アニメ「旦那が何を言っているかわからない件 2スレ目」にて本物のキャリーさんを差し置いて出演してしまっている。さすがアイドル。
開始6秒辺り
「キャリー山」について
覚醒によってワルキューレというよりバンデットに近い性能になったキャリーさんに対して「キャリーさんが山賊になった」＝「山賊化（覚醒）したキャリーさん」＝「キャリー山（さん）」という意味で使われる。
そのため、覚醒前のキャリーさんを「キャリー山」と表記したり、「キャリー山（やま）」と発言したり、「キャリ山」と表記したりすると、意味が通じないことがあるので注意が必要。そもそも「キャリー山」自体が通じない人もいるので要注意。
関連動画
関連項目
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