機種統合計画とは、機動戦士Ζガンダムの公式外伝『ADVANCE OF Ζ』に登場する用語である。
概要
ティターンズの次期主力量産機「ガンダムTR-6」の各形態を地球連邦軍のあらゆる機動兵器の代替後継機に据え、規格の乱立および整備性を改善する壮大なプラン。
RX-81計画からF90へ
TR計画の目的は“汎用MSと運用パーツの換装による万能化、その集大成となる決戦兵器の開発”だった。しかし、決戦兵器であるガンダム・インレのコアにして次期主力機候補のガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]に搭載された万能化換装システムは思いのほか優秀だった。
そこでティターンズはガンダムTR-6という兵器体系(運用体系)を生みだし、MSの恐竜的進化、整備性や規格の乱立を改善することを試みた。
TR-6は万能化換装をブラッシュアップした機動兵器であり、母艦の運用や素体互換パーツの開発、作戦の立案、設計、製造などを包括的に更新する大規模なMS運用システムの名称でもある。
[ウーンドウォート]と呼ばれる拡張性に優れたMSを素体とし、「強化人間人格OS(BUNNyS)」を複雑な換装機構の統括制御に利用する。これにより無限と形容されるほどの膨大な換装パターン、及びどんな局面にも対応し得る兵器の運用体系の構築を可能とさせている。
この性質はRX-78の完全量産型であるRX-81「ジーライン」にも見られ、『AOZリブート』の系譜図においてジーラインの構想を受け継いでいることが判明。そして、その流れはどうやらガンダムF90へと続いているようである(リブートではTR-6以外にもF90につながる要素が存在する)。
機種統合計画における後継形態
以下は既存機種をTR-6化した形態(後継機化)。
- ガンダムTR-6[ハンブラビⅡ]:フルドド系(TRハンブラビ等)の後継機。
- ガンダムTR-6[ハイザックⅡ]:ハイザックやマラサイ等のジオン系機種の後継機
- ガンダムTR-6[ヘイズルⅡ]:ヘイズル系の後継機。パーツ構成は模した形態に依る
- ガンダムTR-6[バーザムⅡ]:バーザムやジム系等の連邦系機種の後継機
- ガンダムTR-6[ジムⅡ]:ヘイズルⅡおよびバーザムⅡの下位互換
- ガンダムTR-6[ギャプランⅡ]:バーザム等の主力量産機の後継機化を目標とした試作機
- ガンダムTR-6[ハイゼンスレイⅡ]:カブスレイの後継機/ZZガンダムやEx-Sガンダムの対抗機
- ガンダムTR-6[キハールⅡ]:アッシマー系やバイアランの後継機化/TR-3の完成形
- ガンダムTR-6[フライルーⅡ]:Zガンダム後継機への対抗機
- ガンダムTR-6 ギガンティック形態:サイコガンダム系の後継機/クィン・マンサ等への対抗形態
- ガンダムTR-6[ファイバーⅡ]:メッサーラの後継機/TR-5の完成形
- ガンダムTR-6[ダンディライアンⅡ]:バウンド・ドックの後継機/TR-4の完成形
他にもアクア・ハンブラビⅡを装備したアクア・ウーンドウォート(アクアジムの後継機)や作業MS化等があり理論上、細部のパーツ違いを数に入れれば無限に派生すると言われている。
尚、一年戦争時にも「統合整備計画」というこれと似た計画が存在した。
関連商品
機種項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- なし
- 5
- 0pt

