片山さつきとは、日本の国会議員である。元衆議院議員、現参議院議員。
概要
1959年、数学者の朝永康郎の娘として誕生。東大在学中からファッション誌で取り上げられたり、卒業後入省までの過程をNHKで放送されたりと周囲から常に持て囃されていた。東大法学部を卒業後高級官僚として大蔵省に入省、国家予算の編成を司る超エリートポスト・主計官に女性として始めて抜擢され、ゴルフ用品大手の「マルマン」創業者の息子と結婚するなど順風満帆のキャリアを送る。舛添要一?誰です?その人
小泉首相に請われて財務省を退官し、郵政造反組の城内実に対する「刺客」として総選挙に出馬、小泉旋風に乗って748票差ながら初当選を飾る。この頃は城内実の方がネット右翼からの信望を集めており、主計官時代に防衛予算削減を試みたとの噂もあって片山に対するネット右翼の風当たりはあまりよろしくなかった。
2009年の総選挙では地元の支持者に土下座して回るという屈辱的パフォーマンスを演じつつ再選を目指すも、前回の支持者を含む保守票の大半を城内に奪い取られ、民主党候補にも及ばず3位で落選。人生初めての挫折を味わう。このことで彼女の中の何かが変わったとも言われている。ちなみに城内は紆余曲折を経て自民党に復党した。
2010年参院選で比例区候補としてトップ当選を果たし、国政に返り咲く。これ以降はもっぱらネット右翼の代弁者として振舞うようになり、フジ韓流騒動における高岡擁護・韓流規制要望に始まり、紅白への韓国人歌手起用批判、生活保護攻撃、ネット右翼的な論調で知られるコピペブログ「ハム速」の擁護、「中国人は金で人を殺す」発言など、他の右派系議員にも見られないような独自路線を突っ走ったことで一気に注目を集めるようになった。
ネット右翼の側もこれらの言動を受けて片山への支持姿勢を強め、2012年7月には関東「行動する保守」界隈の大物であるジャパンライジングのメタル兄弟や維新政党・新風元副代表の瀬戸弘幸らによって「片山さつき議員応援デモ」が開催された。安倍首相や"俺たちの"麻生元首相でさえ道路使用許可を取っての「応援デモ」まではしてもらっていないことを考えると、彼女はある意味で安倍首相や麻生元首相を超えたとも言えよう。片山の側も「行動する保守」が行う民主党前座り込みに参加したり、在特会のデモに手を振るなど好意的な姿勢を見せている。自民党埼玉県議とネット上で壮絶な罵り合いを繰り広げて話題を呼んだが、片山議員のすることだから…と評判にはさほど影響を与えなかった程。
一時は「ネット右翼のジャンヌ・ダルク」「ネット右翼のマドンナ」などと呼ばれる特別な存在になり、2016年参院選での再選は確実と見込まれている。しかし、最近では児童ポルノに関して規制第一であるが故の見当違いな認識をしていた事が発覚し、見当違いな認識を指摘された時に支離滅裂な自己弁護や発言の隠蔽に終始した事から絶対的だった支持は陰りを見せ始めている。
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