生物兵器とは、
- 細菌、ウイルスやそれらが作り出す毒素を用いた兵器である。
- ものすごく臭いおならや、風邪をうつすことを遠慮せず菌をばら撒く人や、臭い物の喩え。
- その他やばい生物や、ミントやスギなど何らかの害のあるヤバイ生物、植物の喩え。
概要
原始的な生物兵器は昔からあり、剣にウンコを塗ったり、城攻めの際に守備側がウンコを投げつけてきたりといったことが行われた。その他、東ローマ帝国は防衛に蜂を使用した記録が残っており、モンゴル帝国はカッファ(現在のウクライナ)の町にペスト患者の死体を投げ込んでペストを広め、これが中世におけるペスト大流行の一因になった。イギリス軍はネイティブアメリカンに天然痘患者の使った毛布をプレゼントしネイティブアメリカンの人口を減らすことに成功した。
主に使われる菌、ウイルスは炭疽菌、腸チフス菌、日本脳炎ウイルス、リケッチアなどがあり、生物由来の毒素としてはブドウ球菌毒素やボツリヌス毒素、破傷風菌毒素などがある。
これらを使用すれば、生物兵器が使用されたという恐怖心を植え付けることができ、また人から人へ感染するので感染が広まっていくことやそれに伴う混乱も期待できる。とはいえ、戦争当事者国を越えて大量に殺傷することができる兵器のため、条約で禁止制限がかけられている。
戦争での使用の他は、核兵器と比べ比較的簡単に製造できるため、テロリストなどが生物兵器を製造し使用することが懸念されている。事実、オウム真理教などはボツリヌス菌や炭疽菌の散布を行ったし、(ただし異臭を感じる人がいただけで失敗した。亀戸異臭事件と霞が関ボツリヌス菌散布事件のこと)2001年にはアメリカで炭疽菌事件が起き、5名の死者を出した。
特に天然痘ウイルスは、自然界からは絶滅したが、旧ソ連が生物兵器用に保存していたウイルスがロシアの研究所に保有されており、テロリストに持ち出され使用されることが懸念されている。
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