白ひげとは、漫画「ONE PIECE」の登場人物である。本名はエドワード・ニューゲート。
概要
四皇の一角「白ひげ海賊団」船長。かつては海賊王ゴールド・ロジャーと互角に渡り合ったといわれる世界最強の海賊。
笑い方は「グララララ」。
豪胆かつ寛大な心を持つ老齢の大男で、船員たちを「息子」と呼び、家族として大切に想っている。
剛毅な発言が多いが、後記の知略に関する文章にもあるように、決して蛮勇にものを言わせた愚者ではなく、仲間殺しの咎で海賊団を離反した黒ひげを追おうとしたエースを止めようとする、バギーを妄信する脱獄囚たちを警戒してバギーと取引するなど、用心深い一面も持つ。
戦闘能力
超人(パラミシア)系悪魔の実「グラグラの実」の能力者。振動を起こすことのできる「地震人間」で、地震や津波を起こしたり、拳や武器に振動を纏わせて攻撃する。
老齢のため、力は衰えてはいるものの、それでもなお最強の座を冠するにふさわしい実力を持つ。
作中の描写では巨人族の海軍中将を二名撃破、三大将それぞれと激闘を繰り広げその内の赤犬に至っては地割れに撃墜して勝利を収め、後に現れたヤミヤミの能力を手に入れた黒ひげ相手にも重傷を負わせている等作中でも最高クラスの実力者達ですら大きな開きを感じられるほどの強さを見せる。
作中登場時点では72歳という老齢、ロジャーとの激戦で受けた傷の後遺症、付きっ切りの看護師や点滴を打たねばならないほどの持病を抱えていてなお圧倒的な強さを見せており、全盛期の頃の実力はさらに高かったものと思われる。
また、歴戦の経験から知略戦にも長けており、戦争以前から海軍本部の監視船すべて海に沈め、コーティング船を用いた海中からの奇襲、センゴクの完全包囲作戦を見抜き傘下の海賊を作戦の外側に分散させたり、切り札として海列車を用意しておくなど兵法においても高い能力の持ち主である。
作中での活躍
※以下の内容はネタバレを含みます。
初登場はコミックス25巻。
しかし本格的に物語の表舞台に立つのは、コミックス56巻の「マリンフォード頂上決戦編」から。
海軍に捕えられて処刑されることになった白ひげ海賊団2番隊ポートガス・D・エースを助けるために、白ひげ海賊団全軍および傘下の海賊たちを従えて、マリンフォードを襲撃、その圧倒的な力を見せつける。
しかし、持病と老齢には抗いきれず、海軍の知略にかかった人物による刺突をきっかけにダメージが蓄積され、最後は、マリンフォードに現れた黒ひげ海賊団によって戦死してしまう。
次の主な出番はワノ国編での過去シーンとなる。ワノ国近辺を航海中に国を出ようとした光月おでんと色々あった末に船に乗せ、ロジャー海賊団に引き抜かれるまで白ひげ海賊団の二番隊隊長としていた。また、「Dの一族」の秘密をロジャーから聞いて知っているらしい描写がなされた。
白ひげ海賊団
総員1600人からなる大艦隊で、16の部隊に別れる。また、傘下の海賊たちを多数従えている。
隊長 | 特徴 | |
1番隊 | マルコ | 動物系幻獣種の悪魔の実の能力者で、不死鳥に変形できる。パイナップル。 |
2番隊 | ポートガス・D・エース | 自然系メラメラの実の能力者。ルフィの義兄。 |
3番隊 | ジョズ | 体をダイヤモンドに変化できる悪魔の実の能力者。 |
4番隊 | サッチ | リーゼント。ティーチに殺害されてしまう。 |
5番隊 | ビスタ | シルクハットと口髭が特徴の剣士。ミホークと撃ち合えるほどの達人。 |
6番隊 | ブラメンコ | アゴにあるポッケから巨大なハンマーを取り出して戦う。 |
7番隊 | ラクヨウ | ドレッドヘアーの男。顔がある鉄球を武器にして戦う。 |
8番隊 | ナミュール | 魚人族。 |
9番隊 | ブレンハイム | 白い顎鬚が特徴の巨漢。 |
10番隊 | クリエル | バズーカを武器に戦う。 |
11番隊 | キングデュー | 半裸の金髪おかっぱ。 |
12番隊 | ハルタ | 子供のような外見。通称"飛ぶ剣士"。 |
13番隊 | アトモス | "水牛アトモス"と呼ばれる巨漢。 |
14番隊 | スピードジル | 槍を片手に戦う。 |
15番隊 | フォッサ | 葉巻をくわえた中年男性。 |
16番隊 | イゾウ | 女方のような姿。 |
関連動画
関連項目
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