社会の歯車実況奮闘記とは、MINGが投稿している、セガのアーケードクイズゲーム「Answer×Answer2」、「Answer×AnswerLive!」の「疑似実況」プレイ動画である。
「疑似実況」?
通常、ゲーム実況はゲームをプレイしながら実況を行うのが通例である。
しかし、この動画の題材である「Answer×Answer2」、「Answer×AnswerLive!」はアーケード、つまりゲームセンターのゲームであり、ゲーセン内で声に出して実況していたら、ただのアブナイ人である。
そのため当動画では、先に映像を撮り実況を後付で録音する手法をとっている。
MING自信はこの形式を「疑似実況」「(偽)実況」「実況もどき」「実況のようなもの」などと称している。
これまでの動画の歴史
動画上で明言しているわけではないが、動画の内容や構成から、大まかに3つの時代に分けられる。
ちょっとした思いつきで始めてからブロンズプロテストに合格するまでの期間
最初は筐体のテーブル状に小さな三脚でカメラをセットして録画していたため画面が斜め視点であった。
さらに、エンコーダーを利用せず単純に圧縮してサイズ調整していたため、画質もかなり悪かった。
それが、第6回から大きめの三脚使用、第7回からエンコーダー使用を始め、現在に近い形になっている。
この頃の動画構成は全国対戦のみ。予選落ちした時は時間調整のためにおまけを入れていた。
現在のように動画時間が固定されていたわけではない。
また、現在では動画のアップは基本金曜日となっているが、それが定着したのは第4回からである。
最初はプロアンサーになった時点でやめるつもりだった。
しかし、プロテスト合格の際、ビデオカメラのバッテリーが切れてしまうというハプニングが発生(第11回)。
このままでは収まりがつかない、とブロンズプロまでは動画を続けると宣言。
第16回で無事にブロンズプロ合格の瞬間をカメラに収め、この動画は一度区切りをつけることになった。
はずだったのだが……
実況の後釜として初めた動画「積み重ねキングが倒せない」(後述)がわずか3回で頓挫。
逃げ帰るように再び全国対戦の実況を再開することになる。
この時、「積み重ねキングが倒せない」を1コーナーとして全国対戦の後に付けるようになった。
これ以降、全国対戦→店内対戦という動画のスタイルが定着することになる。
動画時間の20分固定や、オープニングテーマ、タイトルの挿入も第17話から始まっている。
仕事の都合で秋田に転勤したことに伴い、3週間の休養の後に再開。
新章としているが、マイナーチェンジ程度の違いで大まかな構成自体は岩手編と変わらない。
変更点としては
・オープニングテーマの変更
・衣装の色、解答台の壁紙の変更
・実況の音質(引っ越しで運搬中に今まで使ってたマイクが壊れたため、マイクを買いなおした)
などがあげられる。
動画の概要
特別な場合を除いて動画の長さは20分で統一されている。基本的な流れは以下の通り。
- オープニング
ちょっとした小ネタや簡単な旅の記録を紹介。思いつかない時には省略することもある。 - タイトル
オープニング曲(後述)と共にタイトル、続いて連載回数とその回のサブタイトルが表示される。 - 本編
出だしは必ず「御アクセスありがとうございます、MINGと申します」から始まる。
全国対戦モードの実況や、全国大会開催時は大会の実況を本編として流している。 - 店内対戦
本編に続いて、店内対戦のCOM対戦の実況を流している。
現在は「地上波初公開」というサブカードを用いて、いろんな縛りを取り入れたプレイをしている(後述) - おまけ
上記のコーナーで尺が足りない場合などはおまけと称して様々なことをして尺を稼いでいる。
たいていの場合は最後に「お付き合いいただきまして、ありがとうございました」の一言で締めている。
店内対戦コーナーの変遷
第16話で動画を一区切りさせた後、新シリーズとして「積み重ねキングが倒せない」を立ち上げた。
MINGはAnswer×Answerのクイズ形式の中で「多答積み重ねクイズ」を苦手としており、その状況の中COMの「積み重ねキング」に立ち向かう、という内容だった。
一説によると「1000再生取れるような動画を作る」というのが新シリーズ開始の真相らしい。とんだお笑い草だ
しかし、コメの反応が良くなかったのと、MING自身のモチベーションの低下により、積み重ねキングを倒せないまま、わずか3回で終了となった。そして、再び全国対戦の実況に戻ることを決意したが、キングに負けたままでいるのも後味が悪い、という理由で全国対戦の後にミニコーナーとして存続させることにした。
これをきっかけに、店内対戦のコーナーが定着。今までに内容を変えながら4シリーズ作成している。
- (積み重ねキング)が倒せない(17~18、20~22話)
MINGが引き続き積み重ねキングと戦う内容だったが、目論見に反して2回で積み重ねキングを倒してしまう。
その後はタイトルを変えながら虫食いキング、クイズエンペラー、クイズゴッドと対戦し勝利を収めた。
タイトル名は「エアーマンが倒せない」をもじったもので、テーマ曲も「エアーマンが倒せない」を使用した。 - A.S.協会は空気が読めないのか?最終鬼畜COM早押し.K(19話、24話)
「私は早押しキングが倒せません。どうすれば倒せますか?」というコメントを受けて実践。
メインカードのMINGは上記コーナーの途中だったため、サブカード「地上波初公開」(略してハツコ)を使用。
このサブカードはAnswer×Answer2のロケテで使用したカードで19話が初登場となる。
その19話ではキングがダイバー顔負けの電光石火の押しでハツコを翻弄。ハツコは完敗を喫した。
しかし、リベンジすべく臨んだ24話では一変、拍子抜けするほどの弱さであっさり勝利してしまった。
この文字通り「空気の読めない」キングの存在が、その後のハツコの運命を変える。
タイトル名は東方紅魔郷より「U.N.オーエンは彼女なのか?最終鬼畜妹フランドール.S」をもじったもの。 - ハツコの挑戦(27~46話)
もうちょっと気のきいたタイトルを思いつかなかったもんかね…
早押しキングの豹変に納得がいかず、 早押しキングとの再戦を決意するハツコ。
しかしそのためには10人のCOMを倒さねばならず、その様子を店内対戦コーナーとして採用した。
普通に戦っても芸がないので、クイズ形式に応じた特別ルールを設けた縛りプレイで戦うという内容である。
「ハツコの縛りプレイ」ってなんかエロくね?
以下のルールでCOMとの死闘を繰り広げている。
連想…ストップウオッチを操作し、100分の1秒の数字の枚数までボタンを押してはいけない
フィニッシュ…問題文を封筒で隠す
積み重ね…どんな問題でも、必ず5個以上積まないといけない
虫食い…開く箇所はランダム、かつ必ず1ターン目で解答する(のちに試合中2度までパスが認められる)
エンペラー…相手がリーチをかけるまで解答してはいけない - 新ハツコの挑戦(47話~)
何回やっても何回やってもクイズエンペラーが倒せないため、マンネリ化を防ぐために仕切り直しをした。
これ以降は「同じルールで戦うのは3週まで」と決める(最初は2週でしたが変更しました)
縛りルールで行うという基本は変わっておらず、以下のルールでこれまで戦っている。
エンペラー、ゴッド…画面の一部を隠す(問題分の1行目だけオープン、左半分だけオープン)
奪取…一度正解した枚数目のカードはそのラウンド中は取ることができない(ワイルドカードあり)
なお、3週やっても勝てなかった場合は何らかの罰ゲームも考えているが、現時点では未定。
ちなみに後輩にこのことを相談したら「あんまり奇をてらわないほうがいいですよ…」と優しく諭された。
その他おまけ、ミニコーナー
本編、店内対戦のほか、これまで動画の中で様々なおまけやミニコーナーが生まれては消えていった。
手当たり次第に新しいことをやっては没にする様を、MING自身は「迷走癖」と表現している。
- 「簡単に言うと…」(1,3,7,10話)
第1話で「リーグマスター、簡単に言うとすごく強い人です」と言ったところ、思いのほか好評。
調子に乗ってシリーズ化して連発するが、あっという間に飽きられて終了となった。 - Answer×Answer2以外の実況(5,26話)
第5話で「東方紅魔郷」、第26話で「アメリカ横断ウルトラクイズ(PS2版)」の実況をしている。
東方については、「東方を入れたら再生数伸びるかな~」というしょっぱい理由で試験導入。
しかし、MINGはSTGがド下手なため散々な結果となり「二度とやらない」と動画内で宣言した。
ウルトラクイズは「家庭用ゲームの実況を見たい」というリクエストを受けて実現。
その後独立してシリーズ化する計画だったのだが、ゆっくり実況に先を越され、お蔵入りとなった。 - 問題の流し、今週の問題(17話~不定期)
「流し」とはクイズ研究会用語?でひたすらクイズを出題し、他の人がそれに応える形式を言う。
動画時間を20分に固定しているため、本編と店内対戦で時間が余ったときに、クイズを読み上げている。
クイズの内容は普通の問題からニコニコ動画に関連した問題まで様々である。
また、33話では動画冒頭で「今週の問題」としてニコニコ関連の問題を出題したが、2回目が始まる気配はない。
そもそも問題の流し自体、本編のプレイ時間が延長傾向にあるため頻度が減ってきている。 - お願い!やってMING(26話~36話)
我ながらサムいタイトルをつけたもんだ
コメントなどで寄せられたリクエストにお答えするコーナー。
前述のウルトラクイズ実況もこのコーナーで行われたものである。
それ以外には、オープニングテーマ変更の検証、お勧めクイズ本・ゲームの紹介等を行った。
30話では「プレイしながら実況してほしい」という声に応え、録音機をゲーセンに持ち込んで収録した。
36話では特別編として別動画に分割して様々な試みを行った。
方言での実況、効果音等もすべて声でやる、ボーカロイドの歌を「歌ってみた」など、かなり冒険的な内容だった。
とりあえず、この特別編動画で「初音MING」というタグを付けた人は正直に名乗り出てください(笑)
裏話などなど
- 最初は疑似的にプレイしながらしゃべっている感覚でやろうとしましたがうまくいかず悩んでました。
そんな時、所属してるチームのメンバーと会話していて「実況動画やろうと思ってるんですよ」と話したところ、「そしたら、『あーっと、ここで誤答だーっ!』みたいな感じでやるんですか?」と言われ、「ああ、それ面白そう!」
そんなことがきっかけで現在のスタイルが出来上がりました。 - アップが週1回ということで、使用する動画は選別をしています。
基準は「実況のしやすさ(面白ハプニングがあるか)」「時間」「最終順位」です。
特に、決勝進出の回と予選落ちの回はバランスを取っているつもりです。
試しに49話まで数えてみたところ、1位11回、2位12回、3位15回、4位8回でした。
4位が少ないのは、背伸びをしたいお年頃だということでご勘弁ください… - 10月6日の生放送大失敗は本当にご迷惑をおかけいたしました。
あれからいろいろ試行錯誤してるのですが、どうしてもうまくいきません。
ブラウザを3つくらい変えました。ファイアーウォールもはずしました。FlashPlayerも最新にしました。
あと何をすれば生放送ができるのでしょうか………?・・・できました。関連コミュニティ詳細。
最後に
予想以上に長い文章になってしまいました…。ここまで読んでいただきありがとうございます!
半分以上自己満足の大百科になってしまったかもしれませんが、楽しんでいただいたなら幸いです。
長いような短いような1年でしたが、この動画はもうしばらく続けていきたいと思います。
皆さんに少しでも楽しんでいただけるよう精進いたしますので、これからもよろしくお願いいたします!
MING
関連コミュニティ
関連項目
- 2
- 0pt

