「花のように、散ってください」
紅葉(もみじ)とは、『あやかしランブル!』に登場するキャラクター(式神)。
ゲーム内でのキャラ名の正式表記は「淡心の鬼女 紅葉」。2021年6月のジューンブライドイベントで実装された花嫁衣装バージョン「不毀なる絆 紅葉」についても本項で記述する。
概要
イズナが式神として陰陽寮にスカウトしてきたアヤカシの少女。一人称は「私」。主人公のことは「主(あるじ)」と呼ぶ。アスカからは「紅葉ちゃん」と呼ばれる。R-18版ではどう見てもはいてない。
感情が希薄で表情に乏しく、物事の機微や常識に疎いため融通が利かないという、(プレイヤーから見ると)アンドロイドのような少女。最初の出会いからして、陰陽寮の近くの茶店でイズナに「少し待っておれ」と言われて、そのまま指示通りにその店で3日間待っていた。式神となってからも、アスカの教える変な言葉を覚えて無表情・無感情に使ったり、街中で起きた喧嘩を止めるために両方とも斬り捨てようとしたり、何かとズレた言動が目立つ。
その一方、戦闘面では手にした刀の持つ「相手の霊力を吸収する」能力を活かして活躍する。アスカとは意気投合(?)し、友人同士として息の合ったコンビとなった。
そんな彼女は、憎悪に囚われてマガツヒになりかけた「紅葉」という女性から祓われた、負の感情から生まれたアヤカシ。感情に乏しい理由はその特殊な出自にあり、負の感情から生まれた自分には楽しみや喜びといった明るい感情が生じなくても仕方が無いと彼女は言うのだが……。
ちなみに見た目はすさまじいが味はマトモな料理を作るという妙な才能がある。
2019年12月に同属性☆5の白澤、☆3のフーリとともに実装されたキャラだが、2020年7月追加の物語第8章では、アスカが主役を務めることから、アスカの友人としてメインキャラに抜擢される。8章はアスカがある種のパラレルワールドに迷い込む話なので、8章に登場する「紅葉」は主人公の式神である紅葉とは厳密には別人なのだが、同じ世界のイズナほどには性格まで別人化しておらず、本来の紅葉とほぼ同じ性格。相変わらずどこかズレているが、アスカの良き友人として、アスカが元の世界に戻るために協力を惜しまず、驚くほどの大活躍を見せる。前述の紅葉の交流エピソードを踏まえた展開も数多いので、できれば8章をプレイする前に入手して交流を見ておきたい。
【9章ネタバレ】そして9章では、並行世界での縁に導かれてアスカの危機に駆けつける。8章ラストのアレと合わせて熱い展開である。末永くアスカと仲良くしていただきたいところ。なお9章の描写からすると、初登場時にお世話になった茶店を、式神となってからも非番のときに手伝っているらしい。
ちなみにマイページに設定してつつくと、他の式神はおしなべて普通の他愛ない会話をするのに、紅葉は「主、どうかいたしましたか? 私の身体を執拗につつく行為に、何か意味があるのでしょうか。……精神の高揚? なるほど、ならばご自由にどうぞ」と明らかに陰陽師君がセクハラ行為に及んでいるし、何をされてるのかよくわかっていない。おかげでプレイヤーの精神も高揚します。でも寝室が無知シチュじゃないのはなぜだ。
元ネタは長野県に伝わる鬼女紅葉伝説。平維茂に退治された戸隠山の「紅葉」という女性の鬼の伝説である。
ゲーム内での性能
式神データ (霊格上昇・最大限界突破前) |
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キャラ名 | 淡心の鬼女 紅葉 |
レアリティ | ☆☆☆☆ |
属性 | 風 |
武器 | 斬撃 |
隊列 | 前衛 |
タイプ | 攻勢 |
実装 | 2019/12/04 |
奥義 | 旋風一陣、呉葉舞う 赤枠(攻撃) / 消費霊力21 敵4体に4倍風属性ダメージ |
特性 | 攻撃UP(4%) |
風属性☆4の範囲型前衛アタッカー。奥義は敵4体攻撃、特殊攻撃1も敵4体攻撃、特殊攻撃2は1回だけ奥義威力250%UP+自己回復という、範囲攻撃に特化した性能である。ストーリーで見せる「相手の霊力吸収」はおそらく特殊攻撃2に該当するのだろう。
タイプとしては光☆4の鈴鹿御前に近いが、鈴鹿御前のように奥義に自己バフがつかないためか霊力消費が21と軽く、修練場や夢幻の塔ではざっくざくと雑魚を片っ端から切り刻んでくれる。
対ボスでは、火力を出すのは同属性のヤマタノオロチやイソタケルに任せて、取り巻きの雑魚処理にピッタリの性能。同属性☆5のマゴイチも同じ範囲型の奥義を持ち、あちらは防御デバフもついてくるが、そのぶん霊力消費が33と重いので、火力やデバフが足りているなら紅葉の方が取り回しが良い。特殊攻撃2の自己バフがかかっているときに奥義を使えば、連発が利かないとはいえボスに対してもそこそこの火力を出してくれる。
ただマゴイチやイソタケルもそうだが、前衛なのでタンクで攻撃を散らすなど防御面の対策をとってあげないと、強敵相手ではあっさり死んでしまいがちなので注意。
霊格上昇では霊格1で奥義の威力が5倍にアップし、「ボスがいない場合倍率UP(+2.5倍)」という効果が付与される。また霊格2では特殊攻撃1の威力が大幅アップして効果は小ながら防御デバフがつき、霊格3では特性に「敵の数が多いほど味方前衛の奥義霊力消費DOWN(最大25%)」が追加される。開発チーム的にはやはりボス戦より修練場や夢幻の塔で使うことを想定しているようだが、水ボスは総じてオロチ様対策で取り巻きの数が多いので、防御デバフと合わせてやはりボス戦にも連れて行ける性能と言えよう。
総じてスタンダードな前衛範囲アタッカーで、飛び抜けて優秀な部分もないが目立った欠点もなく、役割がはっきりしており奥義霊力コストが軽いため、誰でも非常に扱いやすい性能。サブアタッカーとして渋い活躍をしてくれること請け合いである。
不毀なる絆 紅葉
式神データ (霊格上昇・最大限界突破前) |
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---|---|
キャラ名 | 不毀なる絆 紅葉 |
レアリティ | ☆☆☆☆☆ |
属性 | 闇 |
武器 | 打撃 |
隊列 | 中衛 |
タイプ | 均衡 |
実装 | 2021/06/09 |
奥義 | 鐘音祝いし永遠の愛 黄枠(バフ) / 消費霊力32 30秒間味方全体の攻撃・攻撃速度UP(中) 闇属性式神の通常攻撃ダメージ倍率UP(中) 通常攻撃会心威力UP(小) |
特性 | 闇属性式神の会心率UP(X%) ※闇属性式神1体につき20%増加 闇属性式神編成の時、 自分が最初に発動する奥義の消費霊力0 |
2021年6月のジューンブライドイベント「祝福の鐘よ響け!~花嫁たちの5つの愛~」にて、花嫁ククルと一緒に実装された限定花嫁衣装バージョン。
イベントシナリオでは主役を務める。この花嫁衣装は婚剛石なる謎アイテムのもつ「嫁力」(?)で変身した姿。紅葉は婚剛石を手に入れたものの、「愛」というものがよく理解できず、他の面々と違ってその力を使うことができずにいた。自分はなぜ婚剛石に選ばれたのか? ヒトリミたちの巻き起こす騒ぎの中、カグツチやヨミ、ツバキ、ククノチらの愛の力を見ながら、紅葉は……。
事件の後は婚剛石の力を使いこなすため、アスカを巻き込んで修行に励んだり、主人公にやたらとくっついたりと、相変わらずズレた方向性で奮闘する。アスカとの間には8章と9章を前提としたやりとりがあるので、イベントシナリオは9章のあとの話のようだ。紅葉曰くアスカは嫁。アスもみてぇてぇ……。
またリコからは「モミッペ」と呼ばれてギャル語を教わっていることも判明した。紅葉よどこへ行く……。
性能面では、闇属性☆5の通常攻撃火力サポーター。奥義だけでなく、特殊攻撃2種もガッツリ通常攻撃バフが山盛り(ただし対象は同属性のみ)という極めてシンプルに強力な性能。
奥義は素で消費霊力32(霊格上昇と限界突破で24)と重めだが、特性に闇属性式神の数に応じた会心率バフがあるのに加えて「闇属性式神編成の時、自分が最初に発動する奥義の消費霊力0」があるため、闇染めPTならとりあえず開幕で紅葉の奥義ぶっぱしておいて、あとはオートで回しても置物にしてもOK。
というわけで、闇染めPTでの運用が前提になる。1発目の霊力消費を気にしないのであれば他属性を1人2人混ぜてもいいが、本領を発揮させるなら闇染めPTを組みたい。
基本は同属性の☆5通常攻撃アタッカーであるミヤマと組み合わせるのが前提の性能だが、闇染めPTであれば、会心バフも持っているので、ほとんど誰と組み合わせても強い。唯一、通常攻撃をしないのが売りの毘沙門天とだけは全く噛み合わないので注意。同時実装された嫁ククルよりも酒呑童子と相性がいいのは内緒だ。
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https://twitter.com/ayarabu_staff/status/1404743919930286085
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