QMA協力プレーとは、コナミのアーケードゲーム『クイズマジックアカデミー』に登場していたゲームモードである。
概要
QMA7で初登場。最大4人でクイズに答え、協力してダンジョンを進んでいくモード。
基本的に自分以外は全員ライバルである全国トーナメントモードと異なり協力する必要がある事、回答を助けるアイテムの存在など、全国トーナメントとはまた違いのあるプレーを楽しむことができた。
動画のタグは主に『QMA天の学舎協力プレー』『QMA賢者の扉協力プレー』『QMA8協力プレー』『QMA7協力プレー』が使われる。
この記事では、最後の収録作である『クイズマジックアカデミー 天の学舎』シリーズの協力モードについて説明する。
協力プレーの流れ
- ゲームスタート
- コナミの電子マネー『PASELI』を使うか現金でプレーするかを選択する。協力プレーではPASELIを使わないと2フロアで強制終了してしまう他、お助けアイテムを購入する事もできないため実質的にはPASELI必須。
PASELIが使用できないゲーセンで協力プレーを遊ぶ事は、現状では残念ながら難しい。 - ゲームモード選択
- ほとんどの場合、オンライン協力でプレーすることになる。プレイヤーと空き台が揃っている場合は店内協力で遊ぶこともできる。ただし店内協力の場合でもオフライン時はPASELIが使用できない為2フロアまでとなる。サークルに所属している場合は、サークルメンバーとの協力プレーも可能。
- 難易度選択
- 難易度はEasyとNormalの二種類。最新のダンジョンに挑戦するには難易度Normalを選択する。
2012年5月より追加された難易度EASYでは、先月の難易度Normalのダンジョンに挑戦することができる。難易度は月が変わる毎に上昇していく傾向があるため、人さえ集まればNormalより楽に踏破できる。また、後述するお守りの効果がプラス効果のみ3倍になる。
難易度Easyで踏破してもプラチナメダルは貰えず、ランキング集計もされないが、アバター用アイテム・お守り・魔法石はNormalと同様に貰える。 - 予習
- 全国トーナメントと同じ。PASELIを払って予習回数を増やすこともできる。
予習回数を全国トーナメントとは別に設定できるため、店によっては予習回数が異なることもある。 - メンバー召集
- 店内対戦やサークル対戦と同じ召集画面が表示され、1~4人のメンバーが集まる。
組や階級による振り分けは無く、待機中のプレイヤー全体から無差別に召集される。
ただし、難易度やゲームモードの枠を超えて召集されることはない。 - ダンジョン突入
- 問題ジャンル、形式は全てランダム。問題レベルはフロアを進むにつれて徐々に上昇する。2フロア目終了後は、1フロア進む毎にコンティニュー料金(デフォルト料金:1フロア50P)が必要となる。累計20問正解する毎に、次の階のコンティニュー料金が50Pから30Pに割り引かれる。ノルマが達成できずに失敗した場合のコンティニューはできず、再度1フロア目から挑戦する事になる。
- 通常エリア
- エリア毎に得点のノルマが表示され、12問終了までに全員の合計点がノルマを上回ればクリア。ノルマは階が進むにつれて徐々に上昇する。
クリア後、ボーナスステージ扱いのザコモンスターが登場。協力形式の問題が3問出題され、うち1~2問正解できれば撃破できるが、撃破に失敗しても先には進める。 - ボスエリア
- エリア開始時にボスが登場、12問終了時にノルマを上回ればクリア。ただしノルマ点数は表示されない。中ボス撃破後にはお助けアイテムを補充することができる。
最終フロアに登場する大ボスを倒せばダンジョン踏破となり、プラチナメダル1枚と、大ボス毎に設定されたアバター用装備アイテム(初撃破時のみ)を入手できる。 - リザルト
- 階が終わる毎にその階の成績が表示され、『やったー!!』『ありがとう』『お疲れさま』『ドンマイ』『ごめんなさい』の5種類あるシンボルチャットを使って他メンバーと簡単なコミュニケーションを取ることができる。
電子マネー『PASELI』
コナミのゲーム専用の電子マネー。1ポイント=1円。
あらかじめチャージしておけば小銭を持たずにプレーできる他、PASELI使用時のみの特典が存在するゲームも存在する。さらに導入しているゲーセンの価格設定によっては、PASELI使用時のプレー料金が現金使用時より割安になることもある(割高になったケースも一部あり)。
PASELIを導入していないゲーセンでは使用できないので注意。
クイズマジックアカデミーにおいては以下の特典がある。
- 協力プレーで3フロア目以降に進める。(デフォルト料金:1フロア62P)
- 協力プレーで使用するお助けアイテムを購入できる。
- PASELI購買部で専用のアバター用装飾アイテムを購入できる(支払はマジカではなくPASELI)。
- e-AMUSEMENT GATEの購買部で、BGMチケットと壁紙を購入できる。
- 全国トーナメントや協力プレー時に予習回数を購入して増やすことができる(デフォルト料金:1回26P)。
- 全国トーナメントや魔龍討伐戦後に、間違えた問題を復習できる(デフォルト料金:6問26P)。
KONAMI IDとe-AMUSEMENT PASSを登録した上で、コナミのホームページ『my KONAMI』に行くか、一部ゲーセンに設置してあるPASELIチャージ機を利用することでPASELIのチャージを行うことができる。
お守り
中ボス・大ボスを倒すとお守りを落とすことがある。手に入れたお守りはマイルームで装備できる。
お守りには問題形式と数字が書かれており、装備することで対応するジャンルの得点が1.4×数字%だけ上昇(マイナスの場合は下降)する。最大10個まで所持することができるが、一度に装備できるお守りは1つまで。また、効果があるのは協力プレー時のみ。
全国大会でマイレージを一定量貯めた際にも、報酬としてお守りを貰うことができる。
こちらのお守りは問題形式の変わりに問題ジャンルが書かれており、0.7×数字%だけ点数が上昇(下降)する。
アシストポイント(AP)
天の学舎より実装。他プレイヤーと協力した時にポイントが加算される。
ポイントを貯めることでアシストレベルが上昇し、レベルに応じて魔法石やプラチナメダルを入手できる。
なお、アシストポイントはダンジョンが更新される度にリセットされる。
ポイントを獲得できるのは以下の通り。
協力形式
協力プレー専用問題形式。メンバー全員で協力して回答する。
通常エリア踏破後に登場するザコモンスター戦では最大3問出題される。
1~2問正解すれば撃破。ボーナスステージ扱いのため、撃破に失敗しても次のエリアには進める。
エリア開始時に登場する中ボス・大ボス戦では、4・8・12問目に出題される。
他の問題と同じく得点計算が行われる。全員正解か全員不正解かの二者択一となるため占めるウェイトは大きい。
- ○×多数決クイズ
- 2人以上のパーティで登場。
通常と同じ○×クイズを全員で回答し、正解者が過半数に達していれば正解となる。
4人パーティの場合、4人中3人以上正解する必要がある。 - 協力スロットクイズ
- 2人以上のパーティで登場。2~4文字のスロットクイズ。各メンバーが指定された1箇所のスロットで回答し、完成した言葉が正しければ正解となる。
他メンバーの回答状況をリアルタイムで確認できるため、回答済みのスロットを見て答えを推測する、答えが分からないメンバーを答えが分かってるメンバーが何とかして誘導しようとする、といった駆け引きが見られる。 - 協力文字パネルクイズ
- 3人以上のパーティで登場。3~4文字のパネルクイズ。各メンバーが指定された1箇所のパネルを回答し、完成した言葉が正しければ正解となる。
一人でも間違えたら不正解となる上、他メンバーの回答は全員の回答が確定するまで確認できないため、協力スロットより難易度は高め。 - 多答リレークイズ
- 3人以上のパーティで登場。問題に対し8つの選択肢が表示され、その中にある4つ(3人のときは3~4つ)の正解を一人一つずつ順番に選択、全員が正しい選択肢を選べば正解となる。一人でも間違えたら不正解となるため、確実な選択肢から選んでいきたいものの、簡単に分かる選択肢を先に選んでしまうと後に選ぶプレイヤーに負担がかかってしまうというジレンマが存在する。
お助けアイテム
協力モードではお助けアイテムを使って有利に進めることができる。
アイテムは5種類×各3個、計15個持ち込むことができる。アイテム無しの踏破は難易度的にかなり厳しいため、全部持ち込んでいるプレイヤーが多いと思われる。ダンジョンの途中で登場する中ボスモンスターを倒すと、アイテムの補充を行うことができるが、購入したアイテムが尽きてしまった場合は補充できない。出発前のアイテム確認はお忘れなく。
お助けアイテムは協力形式を除くどの問題でも使えるが、残り時間が3秒を切ると使えなくなる。
お助けアイテムの購入はPASELI購買部で行える。どのアイテムも1セットにつき51Pだが、1セット毎の個数はアイテムによって異なる。
叡智の書 (1セット:6個) |
クイズのヒントを得ることができる。
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解析の天秤 (1セット:15個) |
クイズの正解率を知ることができる。 |
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刻戻しの砂時計 (1セット:10個) |
自分とメンバーの回答時間を5秒間延ばすことができる。 |
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絆のルーペ (1セット:6個) |
他メンバーの回答を見ることができる。分からない問題はこれで覗いてしまおう。 |
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想伝のメガホン (1セット:10個) |
自分の回答を他のメンバーに伝えることができる。正解率の低い難問で使えば、大幅に得点を稼げるチャンスを得られる強力なアイテム。 |
協力プレー用語集
- ○×職人
- ○×クイズで、叡智の書・天秤・メガホンを同時に使うこと。
○×クイズの回答率を表示する叡智の書と、正解率を表示する解析の天秤を両方使えば、正解を確定させることができる。確定した回答をメガホンで他メンバーに伝えれば確実に全員正解できる。
問題の答えを知らなくても確実に点数を稼げるため、特にメガホンが余りがちなプレイヤーから人気がある。
欠点はアイテムの消費が激しいこと、○×クイズの配点が低いこと、そして正解率50%(または-%)の問題は答えを確定できないこと。職人するときは必ず最初に天秤から使おう。 - 拡散
- ルーペで覗いた他メンバーの答えをメガホンで残りのメンバーに伝えること。
回答率が突出しているメンバーのメガホンが切れたとき等に便利。最初の回答→ルーペとメガホン使用→他のメンバー写すという手順を踏むため時間がかかりがちなので、砂時計も併用すると回答が楽になる。
ただし、ルーペで写した回答が正解とは限らない。とはいえ、問題を即答した時はその回答に自信があることが多いと思われる。 - ダイバー
- 答えが分からない問題をヤマカンで即答(ダイブ)する人のこと。
回答速度が速いほど得点も上がるため、全国トーナメント等ではヤマカンでの回答もしばしば見られるが、協力プレーでこれを行ってしまうと『他メンバーからのメガホンに対応できない』『他メンバーのルーペを無駄遣いさせてしまう』等の弊害がある。問題の答えが分からない時は、ある程度待ってから回答するとトラブルを避けやすい。 - 回線魔神
- ダンジョンに潜むと言われている魔神。
主にリザルト画面で登場し、パーティメンバーを連れ去りはぐれさせてしまう。
その実力は計り知れず、熟練の賢者からも恐れられているが、真の姿を見たものは未だにいない… - …
- 要するに回線落ちの俗称である。兄弟分に満席魔神・トイレ魔神がいる。
協力プレーでは人数が減る毎に一人頭の得点ノルマが上がり踏破が格段に難しくなるため、回線落ちの有無は難易度に大きく影響してしまう。
得点表
表はQMAwikiより転載。得点配分は検定試験と同じ。
表に載っているのは即答時の最高点。時間が経つ毎に点数が落ち、時間切れギリギリでは得点が半分になる。
基本的に難しい問題ほど出題レベルは高いが、ゲーム中では問題の出題レベルを直に確認する事ができず、正解時に貰えた得点から逆算していく以外に調べる方法は無い。
問題形式 | 出題レベル | ||||
---|---|---|---|---|---|
★1 | ★2 | ★3 | ★4 | ★5 | |
○× | 40 | 80 | 120 | 176 | 224 |
四択・連想 | 45 | 90 | 135 | 198 | 252 |
並べ替え | 50 | 100 | 150 | 220 | 280 |
画像タッチ・文字パネル・エフェクト・キューブ | 55 | 110 | 165 | 242 | 308 |
スロット・線結び | 60 | 120 | 180 | 264 | 336 |
順番当て・一問多答・グループ分け | 65 | 130 | 195 | 286 | 364 |
タイピング | 70 | 140 | 210 | 308 | 392 |
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関連項目
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