AL-3アリスとは、スーパーロボット大戦Lのキャラクターである。
概要
本作のメインヒロイン、或いは副主人公的なキャラクター。
クラール・グライフ博士の製作した家政婦アンドロイドであり、外見、仕草、言動共に本物の人間と見紛うほど精巧に作られている。
しかし、AIその他大半が有機物で構成されており、処理能力を高める為にパーツ自体が変質すると言う離れ業を見せることもある。
形式番号「AL-3」は「Angel系列・Lady型の3号機」と言う意味。
元々は博士のお世話係として暮らしていたが、冒頭で何者かに研究所を襲撃された際、成り行きで主人公の南雲一鷹のパートナーとしてラッシュバードのサブパイロットとなり、以降今作の自軍であるLOTUSに参加、戦いに身を投じることとなる。
一鷹と同年代の少女のような外見で、少し癖毛の柔らかそうな水色の短髪と同色の瞳に、透明感のある水色と白を基調としたへそ出し衣装が特徴だが、後にラッシュバードに修得される必殺技『ディメンションストーム』発動時には、髪の色がピンク色へと変わる。
スタイルは控えめに見えて出ている所はそれなりに出ているようで、カットインが入ると慎ましくも揺れる。
基本的に明るく前向きな性格で、与えられた役割には形振り構わず全力で取り組む頑張り屋。
しかし、やや天然気味であり時々とんでもないボケをかます事もある。お蔭で迷台詞に事欠かない。
一鷹とのやり取りは見ていて非常に微笑ましくあり、時として気後れする一鷹にハッパを掛ける気丈な一面を見せることもある。
上述の「まったく問題ありません!」は彼女を象徴する台詞だが、実際には問題ありまくりな場面が多い。
介護の心得があり、戦闘が無い時は部隊のヘルスケア等も担当している。
家政婦アンドロイドとしては非常に高性能なのだが、人間らしさを重視しているのか、機械的な機能は基本的に省かれている。
ヘルスケア時に心音を測定したりするが、そういった機能を持つ専用の機構を持っていたりする訳ではなく、自分の聴覚で心音そのものを直接聴いて測定している。これを指して「ハイテクによるローテクの実現」と作中で言われている。
若干ながら飲食も可能らしいが、あまり意味は無いとの事。人とのコミュニケーションツールの一つだろうか。
戦闘時はラッシュバードの出力、制御等を担当するが、元々家政婦アンドロイドだった為にAIが戦闘用に調整されていない。
その為、序盤は慣れない戦闘行動でAIに過負荷が掛かって熱暴走を起こす等、家政婦の仕事と戦闘の板挟みに苦労する事も多かった。
ただ、元々ラッシュバードはアリスが搭乗しなければ起動しないプロテクトが掛けられていたらしく、アリスがラッシュバードに搭乗する事自体は想定されていた模様。
中盤で自分がお荷物になっているのではないかと悩んだアリスは戦闘用AIへの換装を求めるが、既にその時点で標準的な戦闘用AIを超えるレベルまで成長しており、アップデートすると逆に弱体化する恐れすらあったため、家政婦用AIのまま戦うことを選んだ。家事の処理を戦闘に置き換えたりと試行錯誤を重ねつつ、徐々に一鷹とラッシュバードにとって無くてはならない存在へと成長していく。
また彼女が家政婦用AIを基礎にしているが故の成果もあり、ディメンションストームはその最たるものである。酔っ払ったグライフ博士に一鷹と2人で肩を貸した際の経験を元にしたというこの技は、ハルノをして「戦闘に特化された私には出来ない芸当」と言わしめる。
戦闘経験を積む事で熱暴走を起こすことはなくなったが、ディメンションストーム使用の際の亜空間エネルギー入出力機構の調整と、モード・アーキオーニスの際のDコンバータ2基同時稼動の制御だけはスペックの限界に迫っているのか、毎回ピンク髪へ変化する。
名台詞
- まったく問題ありません!
アリスを象徴するセリフ。様々な場面で使われており、派生も豊富。リンク先も参照。 - 効果は抜群です!
ラッシュバードの武器の1つ、ライトニングフィストを命中させた時の戦闘セリフの1つ。見るからにタイプ相性でダメージが2倍になってそうな言い方だが、ライトニングフィスト自体は陸A空A海B宇Aと平均的で、効果が抜群な相手がいる訳ではない。 - チリも積もればゴミ屋敷です!気にしてください!
被弾した際、ダメージが軽微であった時の戦闘セリフの1つ。楽観視する一鷹に注意を促すのだが言い回しが変である。 - あの症状はバッテリー切れによるフェイズシフト切れですね!
カイキンクの塗装が炎によって剥げ、下地の金属色がむき出しになってしまった際のセリフ。その後普通にマジレスされている。 - 恋ですね!
心拍数が上がり緊張した様子の人を見ると何かと「恋」と解釈する。歴戦の英雄を前にして緊張・興奮しているだけだったりするので大抵は一鷹に「んな訳あるか」とツッコまれるのだが、山下クンが森次さんに褒められて満面の笑みを浮かべていた時だけは一鷹もツッコめず、発言そのものの自粛を求められた。
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関連項目
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