E8系新幹線電車とは、東北・山形新幹線用の新在直通車両である。
概要
E3系新幹線電車の老朽化取替と山形新幹線「つばさ」の速達化のために開発・導入される車両。2020年に発表があり、2024年3月16日に運用を開始した。
ベースとなっているのは秋田新幹線「こまち」向けE6系であり、実際に山形新幹線でもE6系の走行試験が実施されている。
しかし、
1)E6系の定員では山形新幹線の需要を賄えない
2)東北新幹線の走行区間が「こまち」より短く停車駅も多く320km/h運転の必要性が低い
ことなどから、E6系をそのまま導入するのではなく、E6系の開発データを活かしつつ山形新幹線向けに形式が起こされた。
最高速度は300km/hに抑えられ、その分前頭部はE6系の13mより4m短い9mとされた。また、車体傾斜装置の搭載を見送り機器を減らすことで、E6系よりも余裕を持った機器配置を行っている。
なお、外装はリニューアルしたE3系に準じており、上から「おしどりパープル」「紅花イエロー」「蔵王ビアンコ」の紫・黄・白の3色で構成されている。
編成記号はGで、1編成あたり7両編成(11~17号車)で、各号車でE6系比で定員増とし計355名。構成は5M2Tで、東北新幹線は300km/h、山形新幹線では130km/hで走行する。300km/h走行のため、併結相手はE5系となる。
2023年2月にG1編成が落成し、各種走行試験を実施した。当初は17編成導入予定であったが、コロナ禍を経て需要回復見込みが立たず15編成の導入に変更された。
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関連項目
東北・北海道・上越・北陸新幹線及び山形・秋田新幹線の車両 |
200系 - 400系 - E1系 - E2系 - E3系 - E4系 - E5系/H5系 - E6系 - E7系/W7系 - E8系 |
東北・北海道・上越・北陸新幹線及び山形・秋田新幹線の列車 |
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