概要
秋田新幹線(盛岡駅~秋田駅)開業以来、同区間を含む経路を走るE3系及び後継のE6系の特急列車にこの名が使われている。電車でGO!スタッフに愛されてやまない、鉄道ファン感涙の名列車である。LOVE特急こまち。
使用車両はE6系の7両固定編成。2014年3月まではE3系の6両固定編成も使用されていた。全座席指定で自由席は無い。E3系の側面部には和風を強くイメージさせる、「こまち」のロゴが、E6系には小野小町をイメージしたロゴが、それぞれ描かれている。
なお、秋田新幹線は新在直通特急、いわゆるミニ新幹線であり、在来線を標準軌に改軌の上、線型を高速化に若干改良したものである。フル規格新幹線(一般の新幹線)と違い、路線そのものは在来線扱い(田沢湖線ならびに奥羽本線)となる。そのため、E3系とE6系の車両限界(車両断面が空間的に占有する境界)は、フル規格の新幹線ではなく在来線車両と同様のものとなる。フル規格と比較して、在来線規格では車両の幅が約400mm短く、盛岡駅~東京駅のフル規格区間ではホームとの隙間が約20cm空いてしまうため、駅停車時に車体ドア下部から小型のタラップがホームとのすき間を埋めるように伸展する。
定期列車は、盛岡駅~東京駅間ははやてと併結され、はやて・こまち号として運転される。臨時列車の中には、仙台駅~盛岡駅間を単独走行する列車があり、こちらは当該区間ではこまち号として運転される。
E3系は2013年3月16日より順次後継のE6系に置き換えられた。E6系で運行される列車の中には東北新幹線内を300km/hで走行するものがあり、こちらは列車名が「スーパーこまち」となっていた。スーパーこまちは盛岡駅~東京駅間ははやぶさと併結され、はやぶさ・スーパーこまち号として運転されていたが、2014年3月にE6系への置き換えが完了し全列車がE6系に統一され、320km/hでの運転を開始した。また、同時に「スーパーこまち」が消滅し「こまち」に戻った。
エピソード
- E3系の座席は座り心地が良い為、東京駅から盛岡駅までの利用客であっても、予約時に、はやて側(E2系)の座席を避け、あえてこまち側の座席を予約する人もいた。
- こまちの愛称は一般公募により決められたものだが、応募作の中には「きりたんぽ」や「なまはげ」というものもあった。
- E3系のこまちは、15・16号車はシートピッチが狭かった。これは、1997年12月7日までこれらの車両が自由席であったことに由来しており、全席指定になった後も15・16号車のシート交換等は行われなかったため、E3系で15・16号車にあたってしまったときはそれなりの覚悟が必要であった。E6系は、最初から普通車のすべての座席のシートピッチがE3系12~14号車のものと同じとなっている。
お絵カキコ
関連動画
関連商品
関連項目
東北・北海道・上越・北陸新幹線及び山形・秋田新幹線の車両 |
200系 - 400系 - E1系 - E2系 - E3系 - E4系 - E5系/H5系 - E6系 - E7系/W7系 |
東北・北海道・上越・北陸新幹線及び山形・秋田新幹線の列車 |
東北・北海道: はやぶさ - はやて - やまびこ - なすの - あおば 上越: とき - たにがわ - あさひ 北陸: かがやき - はくたか - つるぎ - あさま 山形・秋田: つばさ - こまち ※下線付きは現在不使用 |
- 4
- 0pt