PPAPとは、以下の物事を表す。
- Pen-Pineapple-Apple-Pen(ペンパイナッポーアッポーペン)の略称。本記事で説明。
- Production part approval process(和訳例:生産部品承認プロセス)の略称。
- Polycyclic polyprenylated acylphloroglucinol(和訳例:多環ポリプレニルアシルフロログルシノール)の略称。
- 1-Phenyl-2-propylaminopentane(1-フェニル-2-プロピルアミノペンタン)の略称。
- パスワード付きZIPファイルを添付したメール送信後、パスワードをメールで送信する方法。Passwordつきzip暗号化ファイルを送ります、Passwordを送ります、Aん号化、Protocolの略称であり日本でしか通じない。
概要
お笑い芸人「古坂大魔王」が演じるキャラクター「ピコ太郎」の持ちネタ(持ち歌)。ピコ太郎の公式YouTubeチャンネルが2016年8月25日に投稿した動画「PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen Official)(PPAP)ペンパイナッポーアッポーペン/PIKOTARO(ピコ太郎)」で知られる。
(※なお、この「ペンパイナッポーアッポーペン」自体はこのYouTube動画投稿よりも以前からステージやテレビ番組などで披露しており、このYouTube動画が初公開だったというわけではない。)
このYouTubeに投稿された動画は1分少々のごく短い再生時間であり、内容はテクノ風のピコピコした音楽に乗ってピコ太郎が踊ったり、ペンとリンゴとパイナップルから「ペンパイナッポーアッポーペン」を作る様子をジェスチャーで示すというもの。投稿されて以後、耳に残る音楽とフレーズにより動画は世界中のインターネットユーザーの中で流行した。
2016年9月には、世界的な有名歌手「ジャスティン・ビーバー」が自らのTwitterアカウントで「My favorite video on the internet」(お気に入りのインターネットの動画)としてこの動画を紹介(ただし、紹介した動画URLはピコ太郎公式チャンネルのものではなく、他ユーザーによる無断転載版と思われるものだった)。この影響で流行に拍車がかかった。
2016年10月7日には「ペンパイナッポーアッポーペン」を含むピコ太郎の楽曲が、日本を含めた世界134か国で配信開始された。各種音楽配信サイトから購入可能。配信サイト一覧は、ピコ太郎公式サイトのディスコグラフィーページを参照。2016年10月26日、「Billboard Hot 100にランクインした最も短い曲」でピコ太郎がギネス世界新記録を達成。流行は瞬く間に伝説を残した。
2016年11月16日に第49回『日本有線大賞』で有線話題賞を受賞。また18日には『第58回 輝く!日本レコード大賞』でPERFECT HUMANと共に特別話題賞を受賞した。
さらに、12月1日に発表された『現代用語の基礎知識』選 2016ユーキャン新語・流行語大賞では「斎藤さんだぞ」や「君の名は。」を差し置いてPPAPがトップ10に選ばれ、惜しくも年間大賞は逃したものの翌日にガジェット通信から発表されたネット流行語大賞2016では『PPAP/ペンパイナッポーアッポーペン』がなんと金賞を獲得した。その他、Yahoo!きっず流行語大賞でも1位を獲得するなど多くの快挙を成し遂げている。
この勢いから、その年の第67回NHK紅白歌合戦にも出演。
NHKホールに迫りくるゴジラに対してベートーベンの交響曲第9番の有名なフレーズをフィーチャーした聖歌隊バージョンを披露し、ゴジラを項垂らせるに至らしめ、一定のダメージを与えた。
但し、直後に武田真一アナウンサーがパクリ披露した「I have a Mic, I have a Godzilla , Godzilla Mic」というギャグに対してはゴジラもキレた。(その後X Japanの「紅」によって倒される)
2020年4月4日、PPAPの手洗いソングバージョン「PPAP-2020-」を公開した。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止に有効とされる正しい手洗いの作法を
PPAPのメロディーにあわせて紹介する内容となっている。
なお、今回のPPAPは
「Pen Pineapple Apple Pen(ペンパイナッポーアッポーペン)」の略ではなく
「Pray for Peaple And Peace(人々と平和のために祈る)」の意味であるとされ
最後に「We will win!」と締めくくっている。
同動画は2020/04/20現在、Youtubeにて800万回視聴されている
PPAPこぼれ話
- 音楽ゲームでは配信と同月にjubeatへ収録された。古坂が音楽ゲームに関わるのは、当機種と同じBEMANIシリーズのCS版pop'n music12 いろは以来2度目。配信当初は公式主催による大会も実施され、どれだけのプレイヤーが3段階の難度で満点を出せるかを競っていた。
- 古坂はかつてお笑いユニット「底ぬけAIR-LINE」のメンバーであった。PPAPの流行より十数年前にNHKで放映されたお笑いバトル番組「爆笑オンエアバトル」で「底ぬけAIR-LINE」が披露したネタ「テクノ体操」に、この「PPAP」と通じるものがあったと指摘する声もある。[1]
- 下記の関連動画以外にもYouTubeには様々なPPAPのアレンジ、カバー動画で溢れている。映画「DEATH NOTE Light up the New world」とのコラボでリュークがPPAPを披露したり、安心と信頼のインド版が開発されたり、何か社会的にヤバそうな人をペンで刺したり…と種類は様々。ぜひ一度検索してみて、お気に入りのPPAPを探してみてほしい。
⇒PPAPアレンジリンク - 2016年11月6日に投稿されたMAD『ペンタオパイパイナッパペン』が投稿から23日1時間22分という驚きの速さでミリオンを達成した(ついでにその時点では投稿から85番目に速い100万再生である)。
- またその約1ヶ月後の12月5日16時33分には、ニコニコ動画に転載されたオリジナル版が投稿から77日、2016年の900本目のミリオン動画として100万再生を達成した。ただしこの動画はピコ太郎や所属事務所からの投稿ではないようで、許諾を取った上での転載であるかは不明。
- 2021年1月21日に日立製作所で冒頭5のPPAPが全面禁止となることが報じられたことで、ピコ太郎のPPAPが禁止されるのかと勘違いされ、一時はTwitterのトレンド1位となる出来事があった。
関連動画
オリジナル
ニコニコ動画にも上記のオリジナルやロングバージョンがYoutubeから転載される形で投稿されている。転載に関する許諾の有無が明らかでないためこの記事での紹介は控える。
公式が病気
- 映画『デスノート Light up the NEW world』オフィシャルアカウントより、死神リューク版(Youtube)
- ねば~る君の【ねばねばTV】(ねばてれ)公式アカウントより、ねば~る君版(Youtube)
これらも同様に、ニコニコ動画にも公式以外のユーザーによって転載版が投稿されている。
MAD
VOCALOIDカバー
踊ってみた
MikuMikuDance
関連静画
関連項目
脚注
- 8
- 0pt
- ページ番号: 5447780
- リビジョン番号: 3286060
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