「彼女があの日見ていた光景をこの目に……でもまさかあんたと一緒になんて思ってもみなかったわ。ひどいわよねぇ、"ドクター"。」
W(アークナイツ)とは、タワーディフェンスゲーム『アークナイツ』の登場人物である。
コードネーム | |
---|---|
W | |
基本情報 | |
所属 | バベル |
タイプ | 狙撃 |
レアリティ | ☆☆☆☆☆☆ |
CV | 竹達彩奈 |
イラスト | Liduke |
プロファイル | |
性別 | 女 |
戦闘経験 | 11年 |
出身地 | カズデル |
誕生日 | 忘れたと本人は主張 |
種族 | サルカズ |
身長 | 165cm |
鉱石病 感染状況 |
感染者に認定。 |
サルカズ傭兵団を率いる女性。一時的にロドスと戦略協定を結んでいる。 自分勝手な言動や過去の行いで艦内で反感を買うことは多いが、彼女なりの信念を持っているようだ。
「お互いどうにか生き残りましょ。」
コードネームのWはアルファベットの読み通り「ダブリュー」と読む。しかし、「W」だけだとわかりにくいことやネットスラングで笑いと勘違いされることがある為か、ネット上では「単芝」「だぶち(おそらくたぶりゅーちゃんの略)」で表記されることもある。
レユニオンに協力するサルカズの傭兵。
序章のドクター救出から間もなく彼らの前に現れ、ドクターの身柄を渡すように要求してくる。
以前からドクターについて知っているような素振りで、アーミヤの能力についても何か知っている様子だった。当初はドクターの元カノと想像したプレイヤーも多かったが、実際には真逆だった模様。
その後も不気味な笑みを浮かべながらレユニオンの一員としてロドスに妨害してくるが、一方でレユニオンのリーダーであるタルラを気に入らないと言って言っており、時折彼らの意にそぐわないような行動をすることもある。
アサルトライフルを携行しているが、アークナイツ世界ではサンクタ人でもない限り自動小銃クラスの火器は扱えない為、主に爆発物を使用して戦う。
彼女の過去や行動理念については期間限定イベント(現在はエピソードでいつでも閲覧可能)『闇夜に生きる』で明かされている。
Wの過去だけでなく、メインストーリー七章以降に関わる重要人物にも触れているため以降のメインストーリーを理解するためにもぜひ一度プレイしておきたい。また、現在ならではの楽しみ方だが『闇夜に生きる』はオムニバスストーリーイベント『戦地の逸話』と共にメインストーリー序章の前日譚及び同じタイミングで起きていた事象を追う内容になるため、時系列順に視聴してみると面白いかもしれない。
傭兵式の指揮は実戦向きのものよ
W「 三つ数える間に、投降のチャンスをあげる。 さぁ~ん!(即座に爆発)」
敵の方々「2と1は!?」
メインストーリー一章の終盤に最初のボスとして登場。
これまでは少し育成した近距離オペレーターで敵の進路を防ぎながら、医療オペレーターと術オペレーターで回復と遠距離支援をするだけでも十分守りきれたが、ここからは味方を撤退させたり、ダメージを受けるリスクを減らしながら対処する敵の順番を考えたりしなければならなくなるなど難易度が一気に跳ね上がる。
特に1-11は育成したオペレーターではなく固定で用意されたロドスの行動予備隊メンバー(ハイビスカスやメランサなど。レベルも固定)が中心となった編成で戦わなければならず、アークナイツというゲームをどれだけ理解したかが試される。
気を付けなければならないのは彼女の攻撃範囲に入った時に表示されるカウントダウン。オペレーターの頭上に表示されたこのカウントが3になると、即死クラスの爆発攻撃が発動する。重装オペレーターでなければまず耐えられないし、敵のラッシュ中に食らうと戦線が崩壊しかねない。発動前に撤退させて別のメンバーに入れ替えたり、他の敵をブロックする場所をずらしてダメージを分散させて対応しよう。Wの撃破にはメランサが有効。
続く1-12では自分の編成が使えるようになるが、入り組んだマップで出たり消えたりを繰り返すため、味方の配置が忙しくなる。幸いIMP発生装置というサポートギミックが存在し、タイミングよく使えばWをしばらく行動不能にできる。
そんな敵として厄介なWだが、なんと仲間として使用することができる。何故一緒に戦ってくれるかはメインストーリーを追っていくとわかる。イラストも刷新されており、実装後はストーリーでもこちらの姿で登場している。
ただし、気まぐれな彼女らしく、リミテッドスカウトという年に数回限定の期間限定ガチャでしか入手できない。そのためかガチャを回すと一人につき1枚もらえる限定契約証を300個と交換できる天井システムが設けられており、どうしても欲しいドクターは普段から合成玉やスカウトチケットを貯めておくか、クロージャに大金を貢ごう。ちなみにリミテッドスカウトにはいくつが種類があり、彼女の場合は『祭』シリーズに分類される。
スキル1:ハートのK (自動回復 手動発動)
榴弾を発射し、爆破範囲内の敵全員に攻撃力の350%の物理ダメージを与え、3秒間スタンさせるスキル2:びっくり箱 (自動回復 自動発動)
次の通常攻撃時、攻撃範囲内の配置可能マスに存続時間120秒の地雷を設置。敵が地雷の付近にいる時、地雷が爆発し、周囲一定範囲内の敵全員に攻撃力の280%の物理ダメージを与え、2.2秒間スタンさせるスキル3:D12 (自動回復 手動発動)
攻撃範囲内のHPが最も高い敵4体に爆弾を付着する。爆弾は一定時間後爆発し、周囲一定範囲内の敵全員に攻撃力の310%の物理ダメージを与え、5秒間スタンさせる
基地スキル1:狙撃エキスパートα → 最後の仕上げ
訓練室で協力者として配置時、狙撃の訓練速度+30%。特化ランク3への訓練をサポートする場合、訓練速度がさらに+65%
そんなわけでめったにお目にかかれないWだが、その強さはクセは強いものの遠距離系アタッカーとしては最強クラス。
主な役割は遠距離からの牽制と複数の敵の殲滅。
通常攻撃が範囲攻撃となっているため、ラッシュでも火力不足になりにくく、昇進させると射程がクルースやエクシアと比べて1マス伸びる(メテオリーテと同じ)ので、敵の進行ルートが一直線だと敵は長い間Wの範囲攻撃で焼き払われることになる。
また、Wには『潜伏』という素質があり、配置から10秒経つと敵に狙われにくくなり倒れにくくなる。下準備した彼女を倒すことは、敵にとっても困難なのがよくわかる。
そして彼女の強さを支えるもう一つの武器がスキルによるスタン効果とスタン状態の敵に大ダメージを与える素質。
全てのスキルにスタン効果が付いており、純粋な強攻撃スキル『ハートのK』でも特化させると2~3秒複数の敵をスタンさせられるため非常に強力。発動SPが少ないため扱いやすく、瞬間的な火力勝負なら他の2スキルには負けていない。
第二スキル『びっくり箱』は少々癖のある設置系スキル。
SPが溜まると範囲内の敵に地雷を設置し、敵が踏めばそのまますぐ爆発してくれる。
他の設置系スキルに比べると自動設置・自動発動なので実質オートのスタン強攻撃スキルなのだが、設置する敵が選べなかったり(Wが攻撃する敵のマスに設置)、発動に少しタイムラグがあることが欠点。発動しなかった場合はしばらく地雷が残るため、後で通った敵に被害が出ることもある。
第三スキル『D12』はWの代名詞といえるカウント爆破攻撃である。
発動すると攻撃範囲内の敵の頭上に数字が表示され、これが3になると爆発する。
爆発したときの範囲攻撃は重複してダメージを与える仕様になっているため、爆破される犠牲者が密集しているとより強力な攻撃になる。スタン時間も長く、足止め技としても価値が高い。ただし、単体への爆破だと威力は『ハートのK』に劣るため、敵を密集させたり、使うタイミングを十分見極めよう。
ところで、このスキル発動時にWは「三つ数える間に、投降のチャンスをあげる。」と言うが、彼女がその後「さぁ~ん!」とハイテンションに言っている頃にはすでに爆発した後だったりする。投降のチャンスなんてなかった
弱点は狙撃でありながら対空迎撃が難しいことと、攻撃速度が遅いこと。
手数の少なさから素早い敵にはあまり攻撃を入れられないこともある。一応そのためにスタン攻撃と広範囲の射程があるわけだが、それでもSPチャージ中はさすがに誤魔化せない。うまく味方でブロックして、範囲攻撃を最大限に活用しよう。
どれもサプライズ付きだから、好きに選んでね~
関連項目はこの名前だけでいいわ。「テレジア」、そう、テレジアよ。
- テレジア(アークナイツ) W、そしてロドス・アイランドの成り立ちに深く関係する謎の人物。
以下はその関係者である。
- ドクター(アークナイツ)
- アーミヤ(アークナイツ)
- ケルシー(アークナイツ)
- アークナイツ
- アークナイツのキャラクター一覧
- エンカク(アークナイツ) 同じく記憶喪失前のドクターと因縁がある。
本当にお久しぶりね……って言っても、あんたが思う「久しぶり」とは意味が違うかもね。
彼女はアークナイツという作品以外に、実はもう一つ関係している作品がある。
それはかつてアークナイツのディレクターである海猫络合物氏が開発に携わっていたゲーム『ドールズフロントライン』。
このゲームの開発中に描かれたと思われるイラストには現行のAR小隊5名に加えてWとよく似たキャラクターが描かれている。Wは本来、この作品で主人公的役割を持つ部隊「AR小隊」の一員「Mk18」として登場する予定だったという。
特にM4SOPMODⅡ(下の画像)とはデザインや狂気的な性格、更にはスキルで敵を爆殺する等共通点が多く、彼女のバディ的存在だったと考えられている。
しかし、ドルフロが5人編成になるとMk18は最終的に外され、幻のキャラクターとなった。
W=Mk18であったという資料はほとんど出回っていないが、思われる名残はいくつか残っており、例えば服に「AR小隊」の隊章(長方形に切り込みを入れたようなデザイン)らしきプリントがあったり、そもそも彼女が下げているアサルトライフルがMk18らしきものだったりする。
ちなみに、AR小隊と同じ色紙に描かれていたプレイヤーの分身「指揮官」もアークナイツのドクターとよく似たデザインだった。
ただし、海猫氏がドルフロの開発スタッフを離れた後にアークナイツを発表したという経緯もあって、Wをドルフロの没キャラとして扱うことは非常にデリケートな問題となっている。
「そんな裏話があった」程度に留めておこう。
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