こういうのでいいんだよこういうのでとは、漫画「孤独のグルメ」第12話に登場する台詞である。
概要
洋食店のランチタイムギリギリに入ってきた主人公の井之頭五郎。一旦は店の険悪な雰囲気を感じ取り帰ろうとするものの、その場の流れでハンバーグ・ランチを頼むことにした。だが、相変わらず店主が中国人留学生の店員に怒鳴り続けるのを見て、五郎は残念そうな表情をしていた。
ほー いいじゃないか
こういうのでいいんだよ
こういうので
と心の中で思った。
しかしその後も店主の怒鳴りが続き、五郎以外の客が全員帰った後に、五郎が店主に怒りを表し、
のシーンへと繋がる。
スラング
インターネット上でもよく「こういうのでいいんだよ」が使われる。孤独のグルメを知っている人が使うこともあるが、「こういうのでいいんだよ」自体が普通の日本語であるため、孤独のグルメと関係なく使う人も多い。
派生のフレーズとして、
とだけ書き込まれるパターンも少なくない。
一方で、「こういうのでいいんだよ」という言い方が「上から目線に感じる」「何かを比較対象にしている」と苦手に感じる人の声もある。
井之頭五郎の「こういうのでいいんだよ」の背後の意味
少なくとも孤独のグルメに限っての話であれば、「こういうのでいいんだよ」は心の中の声であり、実際に声に出して失礼な態度をとっているわけではない。また、「こういうのがいい」ではなく「こういうのでいい」という、何かと比べるような表現になった理由は主に2通り考えられる。
実際、五郎は子供の頃の記憶を呼び起こさせるようなシンプルな料理を楽しむことも多い。11話のカレー丼、16話のデパートの屋上のうどん、17話のカツサンドなどがこれにあたる。
ただし、「こういうのでいい」の内容の説明は作中に特にないため、この発言の真意は井之頭五郎のみが知るところである(下手したら、本人もよくわかっていないのかもしれない)。
インターネット上でも、「原点回帰」「シンプル」なものを称賛する意図で「こういうのでいいんだよ」が使われる傾向がある。
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関連項目
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