オーディオオカルトとは、至高の音を追求する余りに、疑似科学やオカルトの領域にはまりこんでしまったものを差す。「ピュアオーディオ」とも言うが、この場合は「純粋に音質を追求する行為」も差すので、注意が必要である。
概要
例えば、一口に萌え絵といっても、下手な絵師と神絵師の作品との差は一目瞭然であり、pixivなどでユーザーが1万人も得られていないにも関わらず、「○○10000user」というタグを自分で貼り付けたとしても、自演として単純に信用を失うだけである。ところが、下手絵師の神絵師の区別をつけることが難しく、下手絵師でも手間暇をかければ神絵師級に見える、あるいは神絵師だと思われてくれる一方で、神絵師級の作品であっても神絵師級の作品だと感知することができないのが音の世界である。
なぜ、このような事が起きるかといえば、単純に音というものが見えないからである。
聴覚は視覚に比べると得られる情報が乏しいため、脳内補完に頼らざるおえない。そのため、思い込みの効果が視覚よりも強くなってしまうというわけである。
オーディオ機器を購入するにあって参考になるのがクチコミと金額である。
コストをかければかけるだけ音質が良くなると考えるのは自然の摂理であり、実際に間違ってはいないが、その一方で鉄道模型でレイアウトを作るように、単純に金をかけるだけでいい音が得られるというのも間違いである。なぜなら、どんなにいい音を出すスピーカーやアンプ、プレーヤーなどを手に入れても感知することが出来なければ全くの無意味だからである。つまり、いい音を聞きたいのであれば、機材に金をかけると同時に自身の聴覚も鍛えなければならないという事実が見過ごされているか、忘れ去られている。このため、個人差が非常に大きく、絶対音感を持たないのであれば、いい音を聞きまくって自分なりの基準点を見つけるしかない。要は「マツタケ」と「エリンギにマツタケのお吸い物の素をまぶしたもの」の差を舌だけで感じ取れということである。
更にいえば歳をとれば認識できる聴覚の範囲が狭まっていくので、一流の機材を揃えられる環境が整えられた頃には、耳が聞こえなくなっていたというも充分にありえる現実である。
さて、何も知らない状態でいい音を探すためにはメディアやレビューサイト、SNSなどのクチコミに頼るしかないのであるが、それでも100%信頼できるものではない。聴力のレベルが自身と五十歩百歩な者、あるいは儲けるために嘘をついている者などもいて、正確性に信用がもてないからである。更に問題なのは嘘が積み重なっていくと、思い込みの効果によって「間違えているもの」を「正しい」と認識してしまう。オーディオ界にオカルトや疑似科学がはびこるのもここにあり、単純に金を掛けるだけでは「いい音」にはたどり着けないのもここにある。目指す場所を間違えていたらたどりつけるはずがない、永遠に。
オカルトとの境界線にあるもの
- エージングとバーンイン
スピーカーやイヤホンなどを、数時間最大音量で流し続けることによって、音質を良くする行為のこと。
お茶をいれる時、注いだ最初のお湯で飲むのではなく、まず蒸らしを入れてからと考えるとするならば、一応の効果はある。しかし、あくまでも慣らし運転が必要なだけであって、数百時間もかければ100均で買った物が1万円以上の商品に化けるということはない。エージングというのが一般的であるが、胡散臭さを嫌って慣らしを意味する「バーンイン」という言葉を使う人もいる。 - ハイレゾ
サンプリング周波数と粒子化ビット数のどちらがCD(44.1Khz、16bit) を超えている音源のこと。サンプリング周波数というのは1秒間に何回集計しているかの密度のことで、この場合は一秒間に44100回も取っているとことを意味している。粒子化ビット数というのは、音の大きさを表す表示レベルのことで大きければ大きいほど、表現できる範囲が大きくなる。ちなみに人間の耳で感知できるのは20Khzまでと言われているが。
ハイレゾについては何ともいえないところが、CD版とハイレゾの音源が余りにも差がありすぎるので波形を調べてみたところ、わざとCD版の音源を悪くしていたことが判明したことがあるので注意が必要である。
出典元:http://jobless-fish.com/135
オカルトとしか思えないもの
私は発電所から専用線で我が家まで電力を引っ張り込んでいます。
おかげで、ウチはミニコンですが、ハイエンドよりいい音がしますよ。
ちなみに電力会社の違いでも味付けにサがでるよ。
東京電力:バランス:モッサリ:遅い:C
中部電力:低域量感:低域強すぎ:A+
関西電力:高域ヌケ:特徴薄い:B
中国電力:透明感:低域薄い:B+
北陸電力:ウェットな艶:低域薄い:A-
東北電力:密度とSN:低域薄い:A+
四国電力:色彩感と温度:低域薄い:A
九州電力:バランス:距離感:C
北海道電力:低域品質:音場狭い:B-
沖縄電力:中高域:モッサリ遅い:A
で、上は発電所から5km地点での特徴。
それより自宅〜発電所間の距離が長いと上記特徴+マイルドの味付け
短いと上記特徴+刺激的な味付けが加わるよ。
関連項目
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