ニコニコ大百科

とある小説の中で「鉄面皮」が変な使われ方してたなぁ。
文脈から「感情が表に出ない」の意味で使っているのだと推測できたけど
正しい意味は「厚かましい、厚顔、恥知らず」

あと以前クイズ番組で「姥桜」を取り上げてたな。
「盛りを過ぎてもなお美しい女性」という良い意味なのに
「若作りをしているオバサン」みたいな悪い意味で使われるようになったとか。

交通弱者
本来の意味：自動車社会において自動車を保有しておらず、移動が制限される人
追加の意味：交通事故の被害に遭いやすい人

情報弱者
本来の意味：情報化社会において情報取得手段を持たない人
追加の意味：情報を活用できない人、間違った情報を信じる人

いずれも現在では意味として認められているが、当初定義された時点では本来の意味しか持っていなかった

情報弱者という言葉の定義の拡張は、情報弱者（新しい意味での）によって行われたという
なんとも皮肉な話

しばらく見ないうちに表が整理されていますね。ありがとうございます。

個人的にはこういうのも加えてはどうかな？と思っていますがいかがでしょうか。

妙齢
本来の意味：若い年頃（概ね20代）の女性　追加の意味：30代後半～50代の女性

初老
本来の意味：40歳を表す言葉　追加の意味：60歳代を表す言葉

おまけ・夭折
本来の意味である「若くして死ぬこと」という意味。明確な基準はないものの、
一般的には30歳前後までに亡くなること、という共通認識が持たれています。
しかし一部のメディアなどでは40歳を過ぎて亡くなった人に対しても使われることもあるようです。

Wikipediaで63歳で亡くなった古今亭志ん朝師匠のことを「夭折した」と書かれていたのを見た際に
「さすがにそれは無いだろ」と思い、「円熟期に差し掛かった頃に亡くなった」と書き換えたことも。

いずれの事例も、人間の寿命が長くなったことと関連してそうで興味深いです。

可能性と蓋然性を混同して使われてることを嘆いてる教授の評論を読んだりすると、確かに言葉の誤用って拙いよな、と思ってしまうんだよな
ただまあ、あまりにも拙い場合とそんなに気にする必要がない場合があるのも感覚としては判るので、あまり正しい使い方を強制もできない心の弱い拙であった。

>>34
なるほど、「可能性」はあくまで「あるかないか」であって、それが起こりうる確率がどれくらいあるのか、を言う場合は「蓋然性」となる訳ね。

でも蓋然性って言葉は下世話な会話では絶対出てこない単語だよね。
と言って勘違いする読者が出てこないか試してみるw

あと「無学」も表に入れたいんだけど、誤用か転用どっち？

無学（正）→煩悩を断ち尽くし、もう学ぶことが何も無い境地に達すること。
無学（誤）→学問や教養に乏しいこと、無知。

だが断るとマジキチは？

ネットスラングとか流行語みたいなアンフォーマルな言葉はここに入れる必要はないと思う。

ああ間違えた、インフォーマルっすわ

そういう意味のない選民思想は止めた方がいいと思うよ
ネットスラングや流行語も入れるべきだし、そうでないなら一覧自体をなくすべき
マジキチはともかくだが断るは入れるべきだね

そんなとこまで入れるとその言葉の定義は誰がしてんの？ってことになりそうだが
マジキチをマジモンのキチガイとするのやツンデレを好きなのに素直になれない様とするのはもはや転じたと言っていいと思うし

>>40
ていうかそれ逆じゃねｗ
マジキチは単語だけどだが断るはキャラクターの台詞じゃん
それは日本語の誤用とは言わない

>>36
の件ですが、ネットの国語辞典には両方の意味が書かれているので
転用の方で書かせていただきます。

「無学」は意味が二つあるだけで転用じゃないでしょ。
漢籍でも学問がないことの意味で使われている。

人不可無學，但要不為博士耳
http://zh.wikisource.org/wiki/%E5%8C%97%E5%8F%B2/%E5%8D%B7051

>43
おお、そっちもその時代からその意味があったか。無学ですまん。

あと、言葉だけでなく意味の混同にも興味を持ってるんだが。
平均値と中央値の混同とか、平等と公平の混同とか…

そこまで取り扱うとキリがないかな。

半分くらいは本来の意味で使うことの方が多いね

つぶらな瞳を小さい目の事だと思ってる人が多い気がする
漢字で書くと「円ら」つまり丸い目の事なんだけど
「粒」と間違えてしまっているのかな

アダルトチルドレンって本気で誤用の方の意味かと思ってた。
そっちのが分かりやすいじゃんか（逆切れ

用例を追加する前に…あるテレビ番組がソースなんでちょっと不安だから、本文に書き込む前にみんなに意見を聞いておこうと思う。

内向的
正)物事の価値基準や判断基準が自分の中にあること
誤)内気

>>47
アダルトチルドレンは元々アダルトチルドレン・オブ・アルコホリックの略語なんだよね。
訳すと「アルコール依存症の親のもとで産まれて成人した子」のこと。
実際はアルコール依存症だけではない様々な機能不全家族に当てはまる症例だったからアダルトチルドレンという言葉だけになったんだけど、そのせいでかえって誤解を招く結果になったんじゃないかと思ってる。

記事内の「弱冠」を「転用により意味が変化した言葉」のほうに移して
「20歳」→「男子の20歳」に変えてもらえませんか？
提案したものですがすみません。確認不足でした。

誤用とは違うけど
「○×するべきだ」と言うべき所で
「○×した方がいい」って言うのがなんか鼻に付く。
もっと具体的に言えば「どうしてもと言うなら…」と続けたら
明らかに不自然になる場合な
（例えば電車の中で「もう少し静かに…」と注意する場合）

ネットスラングも入るなら「嫁」のところに「好きな女性キャラ」も入るな。

それから、
男の娘
旧：the man's daughter
新：the boy like a girl

産廃
旧：生産活動によって生じるゴミ（販売されない）
新：（既に販売された商品に対し）役に立たないもの

釈放
旧：司法機関による拘束から解き放つ
新：使用を解禁する

牢獄、ブタ箱、刑務所、終身刑…など
旧：刑罰、あるいはそれを受ける場所
新：使用が禁止された状態

スラングとか流行語の類について一般的な日本語と一緒に取り上げるのは違うとは思うがね。こういうものは初めから厳密的な正しい日本語というには疑問のあるケースが少なくないし(例えば頭痛が痛いと同じ理屈でチョベリバ(超ベリーバッド)はおかしい、とか)
積み木を積み上げるにしても最初から曲がってるなら途中からまっすぐにしても意味ないよねっていう

カレーの汁をルーと呼ぶのも厳密に言えば誤用
正確に言うなら「（カレー）ソース」

妙齢もよく誤用されてるな
本来は年頃の女の意味

自閉症が入ってないな。
本来は自分と他人の間に境界がないか、あいまいで
自分の思考と他人の思考が違うということが全く分からない状態だったり
それが元でコミュニケートがうまく取れない症状を含む
また、自分をとりかこむ意識の壁が薄くて外部の情報が一気に流れ込み
適切に処理できずパニックを起こす
なので症状からすると自開症のほうがあってると言う説もある
にもかかわらず、何故かひきこもりぎみや内気な人を自閉症と呼ぶ人が多い

あと、「ほっこり」も加えるべき
語感から誤用されてるんだろうけど、本来は「くたびれきった」って意味
なぜほんわかしたとか、あたたかい気持ちになった＝ほっこりって使われ方が広まったのかいみわからん

>>47

アルコホリックな親の元に暮らす子供は
親が本来果たすべき役割を果たせないので
自分自身が親のかわりとして大人になろうとしてしまう
すると同世代の子ともうまく接することができず、
子供が子供の時代に当然通過する経験を経験できなくなってしまう上に
青年期を経てもそれを引きずってしまう

日本ならただの家庭の問題で蓋をされ、見逃されガチな問題だけど
海の向こうではちゃんと研究がされてきた

>>50
「するべきだ」だと「当然だから」言ってる感じになるのに、「した方がいい」は「不快だから」言ってる感じがする。
けどそれだけっちゃそれだけなんだよね。別にどっち使うかは性格次第なんだろう。

>>55
ほっこりは個別記事の方でちょっと話題が出てるぜ。
そもそも京都弁とは語源が違うって話もあるし、方言については複雑怪奇だからねえ。

競馬などレースの用語で一つ
・重賞
正:（一定の間隔で）回を重ねて行われる賞（レース）
誤:重要な賞（レース）

そういえば「誤用」という言葉もたまに「御用」って書かれたりするね。
日本語の御用。
…これはどちらかというと誤用というより変換ミスの類か。

>>55
自閉症は、確かにかつては誤用の方が多かった。
だが、高機能自閉症のように「一般の人々の中に混じって暮らしている人が実は自閉症だった」
のような事実が知られていくに従って、誤った認識の方を持つ人の方が減ってきているように思う。

大多数の人と関わりがあるかないかで言葉の認知度が違ってくるっつうのも、
何か少し悲しい気がするけどね。

「悪運が強い」とかどうよ
悪い「ことをして」も報いを受けない、が正しい意味だけど
悪い「目に遭って」も被害を受けない(被害が小さい)って意味で使うのを見る方が多い