ニコニコ大百科

>>1432
月の場合はそこまで考えた末に「こいつは死んだ方がいい」と殺したんじゃなくて、実験的に殺しちゃった後に無理やり後付けしただけだから

結果的に女性は救われたかもしれないけれど、それはあくまでも結果論であって、やってることは通り魔が特に理由なく適当に殺した奴がたまたま悪人だったようなもん

>>1437
別にフェア精神を持ってた訳ではないだろうし多分ニアだけだったらさっさと暗殺路線やってたと思う(実際にデスノートでミカミを操ってただろうし)けどLからの引き継ぎだから出来なかったんだろうね

Lが命をかけて「夜神月はキラかどうか?」の答えを探し求めててその意思を引き継いだのに『夜神月を殺したらなんか裁きが終わった。けれど本当に彼がキラだったかどうかは分からない』
なんて答えは敗北と変わらないから流石に出せなかったんだと思う

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だからこそシリアスな笑いっていうのが確立出来たんだろうな

実写映画ラストのトリックは綺麗よな
なんなら原作があのオチでキラ対Lで締めてくれたら超弩級の名作として語り継がれてたんじゃなかろうか。今ももちろん名作だけど

意外と松田って超重要なキャラクターだったりするのかな
あいつって抜けてるバカみたいな扱いされてたけど、キラに共感してるようなセリフがあったりかと言ってLとニアを否定してるわけではなかったりと感性が一般人に近くて
意図的かはわからないけど揺れ動く一般市民の代表みたいな存在になってたと思う
そんな月が「少なくとも建前上は守ろうとしてる善良な一市民の一人」から拒絶されて撃たれて、自称神のメッキが剥がれて松田をバカ野郎呼ばわりして内心見下してたことが露呈するっていう
月が松田に撃たれる場面ってよくネタにされるけど作劇上ものすごく重要な場面なのかも？
松田はエピローグで月が悪人とわかった後でも善悪関係ないところで未だ純粋に月を慕っているのがわかってなんか好き

月は悪人だし本当だったら少年漫画のラスボスに使われるべき存在だけど、それを主人公にする…って発想が本当に見事だなと思った

ライトアップニューワールドの時点だとデスノート使用者を殺人の罪で裁けるよう法整備が進められてるんだっけ

ライトも頭はいいけど新主人公みたいに勉強はあんまり得意じゃないタイプならああいうやり方で世間を騒がせたのかな？

月は今まで間違えたことのない人生を送ってたけど、そのせいで「間違えた時にどうすべきか?」を学ばずに育ったんだなと思う
本当だったら親に相談するとか、間違いを認め反省するとかあったのに

大学受験のときにやたらギリギリで試験会場に着きつつ全然焦ってなくてそれが余裕の表れみたいに描かれてたけど、あれ電車の遅延とかの不測の事態があったら間に合ってないんだよね
そんで物語のクライマックスに至るまで、他人の直情的な行動とか自分の思考回路の埒外にある行動原理を持ったキャラとかに策略を破綻させられることを繰り返してて、「世の中には自分の能力だけではコントロールできないこともある」っていうのを最後まで学んでないという

記憶を失った月が「僕は嘘をついてない!!この目をみてくれ!!」って言い出して、そんなんで分かる訳もないのにLがズームして確認してるシーンめっちゃ面白くて好き。

実は内部にキラの協力者がいて、何かのサインを送ってると思ったのかもしれない

記憶を失った月が「目を見てくれ!」って何度か目で潔白を証明するという滑稽なことを訴えてたけど、自分がデスノート使いだしてから目が濁ってきたなと思ってたんかな
それでデスノートの記憶を失った結果目への意識だけが残ってあぁ言ったのか…

なんだか僕の(物になる死神)の目を見てほしい(こちらの眼球に映ったお前の名前をデスノートに書いて殺す)願望意識がでかいんでは

デスノートって基本的にシリアスだけどちょいちょいギャグかはさまれてて面白くて好きだわ

両親は至って善良な人々なのにあぁなっちゃうの悲しいな…

>>1451
デスノートや死神なんて特殊すぎる例ではあるが、結局は速くに自首してればなぁ（獄中生活とか当事者のメンタルが持たないだろうが）

死神という神がいて、死神界っていう異世界が存在するファンタジーなのに
最後のオチが「天国や地獄などない。死後に行くところは無である」っていう最大限の皮肉なのがいいよね

今更ながら通読したんだが、めちゃくちゃ展開早いし密度が濃いな
これでジャンプコミックスの12巻分しかないのが驚き、倍ぐらいあるような感覚に陥った

原作もよかったけど、実写映画のほうも好きだった

そういやデスノとバクマンってコンビ一緒なんだよな
デスノのシリアスな絵も元はラッキーマンみたいなギャグ漫画の線でネーム描かれてたと思うとちょっと笑う

キン肉マンやドラゴンボール、ぬ～べ～のように昔の名作の続編が書かれることも増えたわけだしこれも本格的に続編出ないかな

いや、これの続編は蛇足だろ
ただでさえL死亡後は蛇足って言われてるのに、さらなる蛇足を作ってどうする
もう月もいないんだぞ

>>1464
「本編の戦いが終結した後の時代、死神達が退屈しのぎに新たなデスノートと共に人間界に……」な後日譚読み切りが何作か描かれてるけど、もっとも新しい作品ではノートの所有権を譲られた少年が、リュークからかつてのキラについて聞いた後
「キラは道徳の授業で極悪人として教わった」
「今時監視に使えるような技術の発達が著しいし、キラがやったようなデスノートを使って犯罪者を処刑し続けバレないなんて無理だよ」
なんて反応を受けてたね（彼はリュークと出会って数年後に再びノートの所有権を得るようにして監視カメラなどによる特定の恐れがなくなってから「キラの力を売る」計画を立てた）

……「続編」はムリじゃない？
デスノートを手に入れたらキラの後継者をやるくらいのキラ信徒は残ってそうだけど、これだけ未だにデスノート絡みの騒動が起こる世界かつ未だにニア達が現役でバリバリデスノート絡みなら出張ってくるなら全く対策がないなんてさすがにないだろうし

本編の頃なら「ノートに名前を書かれた人間が死ぬ」なんて超常現象を殺人罪として立証するのは困難だけど、キラが猛威をふるってから十年以上も経ったら法整備が進んでるだろうな

デスノートが法で認知されると、冤罪事件とか出そう
偽のノート作って誰かに擦り付ける
そのノートが本物かどうかは人で試すしかないから確かめようがない

「ジェバンニが一晩で～」が近年の検証で意外とできそうなのがわかってきたので、あんまり超スピード作業のたとえとして使われなくなった
あの魅上ノート（旧ミサノート）本体に名前が書き込まれたのはさくらＴＶのときと魅上が配達されたデスノートを使って半月ほど裁きをして高田にバトンタッチ、その後高田処理後に書いた二日分なので筆跡偽造しなきゃいけないのは8～10枚、15～20ページ前後
デスノートは「ごく平凡なA4サイズの大学ノート」とそっくりなので総枚数は30枚60ページ前後（デスノートは余白ページが無くなるとページが増える裏設定があるが、ミサノートは切れ端だけで本体は全然使われてないのでこの現象は起きてない）

いや、だいぶ無理やぞ
18ページを1日ちょっとで貸金庫を開け「バレないレベル」で捏造を(年代的におそらく)手作業で行い貸金庫に戻すとか人間じゃないですね
アニメ版だとわかりやすいけど表紙も染みもウェザリング処理も全てを「バレないレベル」で捏造してるのは神業としか…