【DR】とは、遊戯王ADSでYGO【EMEm】VS【征竜】において登場したオリカデッキ。ペンデュラムモンスター化した征竜によって構築されたデッキテーマである。当初は【ペンデュラム征竜】と呼ばれていた。
8期に登場し、【魔導の神判】と環境を二分したのが【征竜】である。
この【征竜】と、9期に登場した【EMEm(エンタメイトエンタメイジ、エムエムとも)】とをADSを用いて全盛期の状態で決闘させるという趣旨の動画であった。
マッチに勝利したのは【EMEm】。デッキ・墓地・除外ゾーン全てを“手札”と豪語した【征竜】も、新しい時代の召喚法であるペンデュラム召喚には敵わなかった。
しかし……
「時代が違うとは一体………」
ペンデュラム・効果モンスター
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2800/守1800
【Pスケール:青6/赤6】
「DR-ブラスター」の(1)(2)(3)のP効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1): 自分のエクストラデッキの表側表示のドラゴン族または炎属性のモンスターを
合計2体除外して発動できる。Pゾーンのこのカードを特殊召喚する。
(2): もう片方の自分のPゾーンに炎属性Pモンスターが存在する場合、フィールドのカード1枚を対象として
発動できる。自分のPゾーンのカードを全て破壊し、そのカードを破壊する。
(3): 自分メインフェイズに発動できる。このカードを手札に戻す。
【モンスター効果】
「DR-ブラスター」の(1)(2)(3)(4)のモンスター効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1): 自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族または炎属性のモンスターを
合計2体除外して発動できる。このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
(2): 手札の炎属性モンスター1体とこのカードを墓地へ捨て、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(3): このカードが特殊召喚されている場合、相手エンドフェイズに発動する。このカードを手札に戻す。
(4); このカードが除外された場合に発動できる。
デッキからドラゴン族・炎属性モンスター1体を手札に加える。
ペンデュラム・効果モンスター
星3/炎属性/ドラゴン族/攻1000/守200
【Pスケール:青8/赤8】
「DR-バーナー」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1): もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。
デッキからドラゴン族・炎属性Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。
【モンスター効果】
「DR-バーナー」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1): ドラゴン族または炎属性のモンスター1体とこのカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「DR-ブラスター」1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
(2): フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「DR-ブラスター」1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
力を求めた「征竜」はペンデュラムモンスター化し、「DR(Dragon Ruler: “征竜”の海外表記)」となった。ペンデュラムモンスターとなったことでペンデュラム効果が親子征竜に追加され、より大量展開が加速したのだ。
具体的には、子征竜をペンデュラムゾーンにセットすると親征竜がデッキからもう一方のペンデュラムゾーンに置かれ、その親征竜は元々モンスター効果として持っていた効果を自身と子征竜を破壊することで発動する。さらには破壊された子征竜の効果によって親征竜がデッキから湧いてくるうえ、別の子征竜でペンデュラムスケールを張れば親征竜のペンデュラム召喚も可能というアドバンテージの概念を根こそぎ無視した挙動を繰り返す。
元々【征竜】は手痛い禁止・制限を受けても他のカードを取り込むことで環境に残り続けてきたデッキであった。《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》のコストでエクストラデッキの征竜がデッキに戻ることや《揺れる眼差し》によって破壊されることすら圧倒的メリットと変えた【DR】は、「ついにエクストラデッキにすら寄生した」と評された。
しかし、【DR】の誕生は始まりでしかなかった。
続く遊戯王ADSで世紀末【DR】VS【多元魔導】にて、ただでさえ【征竜】と互角の戦いを繰り広げていた【神判魔導】がMTGのインスタント効果を得た(全ての「魔導」モンスターが手札誘発と化し、全ての「魔導書」カードがスペルスピード2となった)【多元魔導】との戦い。
なんと、ブラスターがペンデュラムエクシーズモンスター化しているではないか。
それだけではない。全ての「DR」モンスターが融合・シンクロ・エクシーズ・儀式モンスター化し、エクストラデッキの中身にまで寄生を始めたのだ。
ペンデュラム・儀式・効果モンスター
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2800/守1800
【Pスケール:青6/赤6】
「RDR-ブラスター」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1): 自分メインフェイズに発動できる。儀式召喚するモンスターと同じレベルになるように、
自分の手札・フィールドのPモンスターをリリースし、デッキからドラゴン族または炎属性の
儀式Pモンスター1体を儀式召喚する。もう片方の自分のPゾーンにドラゴン族・炎属性Pモンスターが
存在する場合、デッキ・墓地・除外ゾーンからもそれぞれ1体ずつ儀式召喚できる。
(2): もう片方の自分のPゾーンに炎属性Pモンスターが存在する場合、
いかなる場合にも以下の効果を適用する。
●このカードがPゾーンに存在する限り、自分メインフェイズ1の間、ドラゴン族モンスター及び
炎属性モンスター以外のフィールドの表側表示のカードの効果は無効化される。
【モンスター効果】
「RDR」カードにより降臨。
「RDR-ブラスター」の(1)(2)(3)のモンスター効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1): 手札のこのカードを墓地に送って発動できる。デッキ・エクストラデッキから
儀式モンスター以外のドラゴン族・炎属性Pモンスター1体を手札に加える。
(2): 墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキ・エクストラデッキから
儀式モンスター以外のドラゴン族または炎属性Pモンスター1体を墓地に送る。
(3): 除外されているこのカードをデッキに戻して発動できる。デッキ・エクストラデッキから
儀式モンスター以外のPモンスター1体を除外する。
(4): 儀式召喚されたこのカードが戦闘・効果でフィールドを離れる場合、
代わりにこのカードをデッキに戻し、エクストラデッキから
儀式モンスター以外のドラゴン族・炎属性Pモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
ペンデュラム・エクシーズ・効果モンスター
ランク7/炎属性/ドラゴン族/攻2800/守1800
【Pスケール:青6/赤6】
「XDR-ブラスター」の(1)(2)のP効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1): もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。自分のエクストラデッキの
表側表示のドラゴン族・炎属性Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。
(2): もう片方の自分のPゾーンに炎属性Pモンスターが存在する場合、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
Pゾーンのこのカードをエクストラデッキに戻し、そのカードを破壊する。
【モンスター効果】
ドラゴン族または炎属性レベル7モンスター×2
レベル7がP召喚可能な場合にエクストラデッキの表側表示のこのカードはP召喚できる。
「XDR-ブラスター」の(1)(2)(3)のモンスター効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1): このカードのX素材を2つ取り除き、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2): このカードがエクストラデッキからの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
除外されている自分のドラゴン族または炎属性のモンスター2体を選び、
このカードの下に重ねてX素材とする。
(3): 自分メインフェイズに発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、このカードを自分のPゾーンに置く。
ペンデュラム・シンクロ・効果モンスター
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2800/守1800
【Pスケール:青6/赤6】
「SDR-ブラスター」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1): 自分・相手のメインフェイズに、フィールドのドラゴン族・炎属性モンスター1体を
対象として発動できる。Pゾーンのこのカードをモンスターカード扱いとして、
対象のモンスターとこのカードのみを素材としてXモンスター1体をX召喚する。
(2): このカードがPゾーンに存在する限り、フィールドの全ての表側表示モンスターは、
レベル・ランクが7になり、ドラゴン族・炎属性になる。
【モンスター効果】
チューナー+チューナー以外のドラゴン族または炎属性モンスター1体以上
「SDR-ブラスター」の(1)(2)(3)のモンスター効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1): このカードがエクストラデッキからの特殊召喚に成功した時、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2): X素材のこのカードがXモンスターの効果を発動するために取り除かれ墓地に送られた場合に
発動できる。自分のエクストラデッキの表側表示のドラゴン族・炎属性Pモンスター1体を
選んで特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、レベルは7になる。
(3): このカードが墓地に存在する場合に発動できる。墓地のこのカードをエクストラデッキに戻し、
除外されている自分のドラゴン族または炎属性のPモンスター1体を選んで自分のPゾーンに置く。
ペンデュラム・融合・チューナー・効果モンスター
星7/炎属性/ドラゴン族/攻1400/守900
【Pスケール:青6/赤6】
「FDR-ブラスター」の(1)(2)のP効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1): 自分フィールドのドラゴン族または炎属性モンスター1体を対象として発動できる。
Pゾーンのこのカードを装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。
(2): もう片方の自分のPゾーンに炎属性のPモンスターが存在する場合に発動できる。
そのカードを破壊し、デッキからドラゴン族・炎属性Pモンスター1体を選んで自分のPゾーンに置く。
【モンスター効果】
融合モンスター以外のドラゴン族または炎属性モンスター×2
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●自分の手札・フィールドの上記カードを除外した場合に
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
また、このカードをS素材とする場合、ドラゴン族または炎属性モンスターのS召喚にしか使用できず、
S召喚に使用されたこのカードはPゾーンに置かれる。
「FDR-ブラスター」の(1)(2)(3)のモンスター効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1): このカードがエクストラデッキからの特殊召喚に成功した場合、
除外されている自分のドラゴン族または炎属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベル分だけ、このカードのレベルを下げる。
その後、そのモンスターを特殊召喚する。
(2): このカードが墓地に存在する場合、自分のドラゴン族または炎属性モンスターが戦闘を行う
ダメージステップ開始時からダメージ計算時までに、自分のエクストラデッキの
表側表示のドラゴン族または炎属性モンスター1体を除外して発動できる。
墓地のこのカードを装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。
この効果で装備されたこのカードはダメージステップ終了時に破壊される。
(3): このカードが装備されている場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
このカードをエクストラデッキに戻し、そのカードを破壊する。
(4): このカードが装備されている場合、装備モンスターの攻撃力・守備力は
このカードのそれぞれの数値分アップする。
前回はデッキからペンデュラムスケールをセッティングする様を見せたが、今回は各種「DR」達がデッキ・手札・墓地・モンスターゾーン・魔法&罠ゾーン・ペンデュラムゾーン・エクストラデッキを縦横無尽に動き回る光景が繰り広げられた。
しかも「DR」群(「親DR」「子DR」「RDR」「XDR」「SDR」「FDR」)は四属性ごとに存在する。全ての「DR」が投入されているとすれば、その総数は6種×3枚×4属性=72枚。全てのカードがシナジーを得てデュエル(と視聴者の精神)を蹂躙する様は動画で確認いただきたい。
元来の【征竜】あるいは【DR】も大量展開後にシンクロ・エクシーズなどに繋げてアドバンテージを得ていたが、今回「RDR」「XDR」「SDR」「FDR」が導入されたことにより【DR】はまさにゲーム破壊級のアドバンテージを得る強力・凶悪・悪辣・意味不明なデッキとなった。
「世紀末」と呼ばれた魔導・征竜環境を遥かに超えた惨状を前に、視聴者たちは遊☆戯☆王ARC-Vにおいて赤馬零児が用いる「DDD(Differnt Dimension Demon: 異次元の悪魔)」デッキを思い出した。遊☆戯☆王ARC-Vではスタンダード・シンクロ・エクシーズ・融合の各次元ごとにエクストラデッキを経由する召喚法が独立しており、赤馬零児はアニメの序盤からペンデュラム・シンクロ・エクシーズ・融合の召喚法を使いこなす(エクストラデッキを使わない儀式召喚は除く)デッキを構築していた。
視聴者達はその【DDD】をもじって、今回強化された【DR】を【DDDR】(Different Dimension Dragon Ruler: 異次元の竜の支配者)と呼んだのだった(この呼称が認知され始めたのは次回作の遊戯王ADSで魔改造 デッキから影依融合からであり、それまでは【DDDDR】とも表記されていた)。
ペンデュラム召喚という召喚法に寄生したを身につけた征竜はあらゆる異次元の召喚法を吸収し、「もうARC-Vのラスボスこれで良くね?」と言われるほどに恐れられた。
【DDDR】の誕生から4ヶ月ほど経った頃、次回作である遊戯王ADSで魔改造 デッキから影依融合が投稿された。
単に強いカードを作るだけでは、決闘はつまらなくなってしまう。インフレが嫌われる原因がソコにある。インフレすることによって、他のデッキの多様性がなくなってしまうため、環境が上位のデッキだけの寡占になってしまうのだ。多様性を残しつつインフレを起こす方法はないものか、それこそ群雄割拠し混沌とした世紀末決闘を続けるために。動画の趣旨は、そんな前置きから始まった。
投稿者は続けて言う。「新しいインフレの形を模索することにした」「まずはルールを適度に破ってみてあとは野となれ山となれ」。お前は何を言っているんだ
そこで、投稿者は最初に【シャドール】に1枚のオリカ《影依の廻転(シャドーループ)》を搭載。元々条件付きでデッキから融合召喚を行える【シャドール】だが、それに加えてコスト(?)として墓地の「シャドール」モンスターを戻してデッキから「シャドール」魔法・罠を発動できるというぶっ壊れ強力無比なカードである。
【廻転シャドール】と戦うのはオリカではなく、海外環境からやってきたスターウォーズ(と、その元ネタである『オズの魔法使い』)をテーマに扱った【Kozmo】であった。
だが、何をトチ狂ったのか投稿者は【シャドール】の切り札である《エルシャドール・ネフィリム》をKozmo化させた《Kozmoll Construct》と共にそれを呼ぶためのぶっ壊れ融合魔法《Kozmorphose》を実装するというガイキチ発想から、新たな壊れデッキが生まれた。
オリカ無しの状態で【廻転シャドール】と互角に渡り合った【Kozmo】であったが、これらの新カードによって新たなる世界へインフレの可能性を得て生まれ変わった。前動画においてカウンター罠3枚をもってしても止めることのできなかった【DR】を封殺するという展開は視聴者に衝撃をもたらした。
続く【DDDR】戦。【Kozmo】側は先攻を取り、【DR】戦同様にメインデッキが1桁になるまでアドバンテージを稼いで場を整えた。そして【DDDR】のターン……
そ の と き 不 思 議 な こ と が 起 こ っ た … …
メインフェイズ1開始時。ガラ開きだったフィールドのペンデュラムゾーンに、何よりも早く、そしてさりげなく、さらにどこからともなく『モノクロに禍々しく輝くカード』がセッティングされた。あまりのことに、ぶっ壊れカードに慣れきった視聴者も「待て待て待て!」「今、どこからスケール張った!?」という困惑のコメントの嵐が吹き荒れた。この謎のスケールを張ったカードこそ【DDDR】の新たな力、《DDR-ルーツ》であった。
ペンデュラム・融合・シンクロ・エクシーズ・効果モンスター
ランク7/星7/光属性/ドラゴン族/攻?/守?
【Pスケール:青?/赤?】
ルール上、このカードのPスケールは6及び8としても扱う。
(1): Pゾーンのこのカードは他のカードの効果を受けない。
(2): このカードがPゾーンに存在する限り、このカードの属性は「地」「水」「炎」「風」としても扱う。
(3): このカードがPゾーンに存在する限り、自分は「DR」カードをいかなる場合にもプレイできる。
【モンスター効果】
ドラゴン族・地属性レベル7儀式Pモンスター+ドラゴン族・水属性レベル7儀式Pモンスター+
ドラゴン族・炎属性レベル7儀式Pモンスター+ドラゴン族・風属性レベル7儀式Pモンスター
このカードは融合・S・X召喚できず、以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●自分フィールド上の上記カードを除外した場合にPゾーンから特殊召喚できる。
その後、その除外したモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(1): このカードはこの方法で装備したモンスター及びこのカードのX素材の
攻撃力・守備力・属性・効果・攻撃回数を得る。
(2): 自分メインフェイズ1の開始時にこのカードがPゾーンに存在しない場合、
このカードをPゾーンに置く。
(3): このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
他の発動及び適用される効果は以下の効果となる。
●このカードを「DDR-ルーツ」1体の下に重ねてX素材とする。
なんと、テキスト欄を見ると【ドラゴン族/融合/S/X/ペンデュラム/効果】とあり、現在OCGに存在しない「まったく新しいカード群」を創造してしまった(「RDR」や「FDR」の各種も現在OCGには存在しないが)。ルールによっていずれかの召喚法での召喚はできず、召喚する方法が他にあるいわば特殊召喚モンスターである。召喚条件は全ての儀式「DR」モンスターをフィールドに並べて、それらを除外することでのみPゾーンから特殊召喚できるというもの。
ペンデュラムスケールは「?」であり、各種【DR】と互換性の高い「6」と「8」の両方として扱えるというものになっている。光属性ではあるが、ペンデュラムゾーンにある限り他の「DR」と共通する属性である「地」「水」「炎」「風」としても扱える。風変わりな効果テキストとして、「このカードがPゾーンに存在する限り、自分は「DR」カードをいかなる場合にもプレイできる。」と言うものがある。「いかなる場合にもプレイできる」とは、《スキルドレイン》で効果を無効にされていても、《虚無空間》で特殊召喚ができなくても、《禁止令》でカードの使用自体が封じられていてもそれを踏み倒して「DR」を使えるということである。
モンスター効果は自分・相手を問わず効果を発動したカードをX素材として吸収し、吸収したX素材と装備されている儀式「DR」モンスターの攻撃力・守備力・属性・効果・攻撃回数を得るというもの。フィールドだろうが、手札だろうが、デッキからだろうが、墓地からだろうが、除外ゾーンからだろうが、「効果を使った」瞬間に効果を書き換えて吸収する超凶悪効果である。永続効果であるためチェーンも組まず、特殊召喚に成功した時点であらゆる抵抗は無意味。
イラストは《混沌帝龍 -終焉の使者-》のコントラストを調整したものであるが、「終焉の使者じゃなくて終焉そのものが来た」とコメントに書かれるほど。
突破方法もないわけではない。強制的に効果が吸収されることを利用してデメリットモンスターを吸収させて自壊させる・ライフを失わせる、ひたすら耐えてデッキ切れを待つ、「壊獣」の召喚のためにリリースすることでフィールドから除去する等の策が考えられる。ただし、フィールドから除去する以前に膨大な攻撃力で連続攻撃されるうえ、除去しても後続の「DR」が大挙して押し寄せてくるため大体の場合は絶望的。特殊召喚される前に《スキルドレイン》を使って先に無効にしようにも、Pゾーンの「RDR」の無効が適応されていた場合、先に③の効果が適応されるため効果の書き換えが優先され無効にできず、《神の宣告》などで特殊召喚自体を潰すのは「特殊召喚する。その後~」のテキストにより、装備処理が挟まるため、あらゆる召喚無効系のカードは発動タイミングを逃しこのカードの召喚を無効にするのは事実上不可能。製作者曰く、「彼岸」モンスターカードをコストで落として処理するのが一番手っ取り早いとのことである。
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最終更新:2024/05/11(土) 01:00
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