うどんの面倒とは (ウドンノメンドウとは) [単語記事]

うどんの面倒とは、……なんだろう？

概要

「アイドルマスターミリオンライブ！」のコミカライズ作品「天色のアステリズム」は2023年 4月28日に連載を終了したが、その後もしばらくは作者・大北真潤の個人Twitter（現X）アカウント上にて、ショートコミックが公開され続けていた。

そんな中、2023年 7月14日に投稿されたショートコミックが話題になる。タイトルは「わくわく夏休み！！」、内容は夏休みの予定を語り合うアイドル達の様子となっている。

ポストを読み込み中です
 https://twitter.com/ohkita_mahiro/status/1679777757985685507

周防桃子「可奈さんは？」

矢吹可奈「けるちゃん（インコ）の面倒見なきゃですからカラオケくらいかな〜♪」

中谷育「静香さんはうどんの面倒を見ないといけないんだよね？」

最上静香「うどんの面倒を見ますね」

元よりうどん好きとして知られる最上静香だが、背景に輝くうどんの麺を、瞳にはどんぶりを浮かべながら笑顔で語る姿は狂気すら感じさせる。

直前の可奈のセリフの流れがあったとはいえ、料理に対して用いることはあまり一般的ではない「面倒を見る」という言葉が自然に用いられている。しかしそれがうどんを作ることなのか食べることなのかそれ以外の何かなのか、具体的に何を示しているのかは明らかにされていない。静香のみならず育も天色のアステリズム本編にてうどんと向き合うシーンがあり、そんな2人の間では何を示すのか通じ合っているのかもしれない。

反響

読者たちにとってあまりにも謎多きパワーワード「うどんの面倒（を見る）」はたちまち話題となり、ほどなくしてTwitterのトレンドにも上がった。それを確認したいくつかのうどんメーカー・うどん料理店などの公式アカウントが反応を示している。トレンドワードとしては「うどんの面倒」で止まっているため、「面倒を見る」ではなく「面倒くさい（手間がかかる）」と解釈してしまったものも見受けられる。

この一連の出来事を経て、アイドルマスターミリオンライブ！の界隈では、うどんを食べたり作ったりした際には「#うどんの面倒」というハッシュタグと共にうどんの写真をアップする文化が定着した。

ポストを読み込み中です https://twitter.com/sukesan1976/status/1679788557328867328	ポストを読み込み中です https://twitter.com/toyosuisan_jp/status/1679794376053239808
ポストを読み込み中です https://twitter.com/Sagamihara_PR/status/1679796840991170562	ポストを読み込み中です https://twitter.com/chugokunp_u35/status/1679797232839819266
ポストを読み込み中です https://twitter.com/miyajimashoyu/status/1679797770230841344	ポストを読み込み中です https://twitter.com/UdonMarugame/status/1679824312063373314

その後

ミリラジ

ショートコミックの公開から約1週間後、2023年 7月20日に放送された「アイドルマスターミリオンラジオ！（第524回）」でもこの話題は取り上げられた。先述の通りこのショートコミックは「天色のアステリズム」ではなく作者の個人アカウントへの投稿であるため、公式ネタとして扱うかどうか微妙なところだったが、公式ラジオ番組で取り上げられたことによりめでたく公式ネタということになった……だろうか？

でらます

ショートコミックの公開から約2週間後、2023年 7月27日から開始されたアイドルマスターミリオンライブ！の名古屋市の各所での大規模コラボキャンペーン「でらます」のコラボ企業の中には、なんともタイミング良く味噌煮込みうどん店「大久手山本屋」があるのであった（コラボ担当アイドルももちろん最上静香であった）。店を訪れた人々はやはり「#うどんの面倒」のハッシュタグと共にそれを報告するのだった。

またその時期には、同年7月29日〜30日に名古屋市で開催されるミリオンライブ！の10thLIVE TOUR Act-2に来た人々が、当地でよく見られるうどんの一種「きしめん」を食べる際に「きしめんの面倒を見る」と言及したり、当地でよく見られる冷たいうどん「ころうどん」（もしくは「ころきしめん」）の面倒を見る（最上静香の中の人である「ころあず」こと田所あずさにあやかって^[1]）といった動きも見られた。

なお「でらます」は2024年 11月8日～12月22日にも11thLIVEの時期^[2]に合わせる形で開催されたのだが、こちらでは最上静香はコラボ担当には選出されず（なお、2023年と2024年の「でらます」の間では、コラボ担当アイドルは徳川まつりを除いて全員変更となっている）、大久手山本屋とのコラボを双海亜美・双海真美が担当するほか、カレーうどんを主力メニューとする店舗「若鯱家」とのコラボを望月杏奈^[3]が担当する。

相模原コラボ

神奈川県相模原市では、ミリオンライブ！とのコラボが2022年12月より開始されており、2023年2月23日〜3月12日のイベントにおいては市の特産品のうどんがよく売れて店舗によっては完売も発生した、ということも起きていた。
そんなこともあってか、相模原市の広報担当のX（Twitter）は「うどんの面倒」というキーワードを見つけた際に「相模原でもうどんの面倒見てほしいですね」と投稿していた。

その後、2023年 8月17日〜20日に相模原市の橋本駅にて、市の特産品・グッズや、ミリオンライブ！とのコラボグッズを出展・販売するイベントが実施されるのを前に、8月16日に相模原市がプレゼントキャンペーンを公開したのだが、その中には「うどんの面倒賞」という、うどん10袋セットもプレゼントに用意されていた。
さらに物販のほうでは見事にうどんが完売。相模原市の広報担当のX（Twitter）が「うどんの面倒」のハッシュタグとともに「参りました」と投稿していた^[4]

後に実装されたミリシタのメインコミュ第160話にて、作中でもこの一件に似た出来事があったと語られた。

最上静香生誕祭2023

2023年 9月14日には大北真潤が、最上静香の誕生日記念として、うどんの写真を背景に最上静香らの絵を描いたものを公開していた。その際の最上静香の台詞は「うどんの面倒見てますか？」であった。

ポストを読み込み中です
 https://twitter.com/ohkita_mahiro/status/1702239243379380571

ミリアニ第2話予告

2023年 10月8日には、ミリオンライブ(アニメ)の第1話が地上波で放送され、その最後に第2話の予告（参照：アイドルマスターチャンネル(YouTube)）が流されたのだが、その中にて最上静香の「お弁当に入れるうどんを作るため、足で踏み込んで熟成もさせていたものの、出来上がらなかった」という描写があり、当然のごとく「うどんの面倒」の話題が再燃していた。

資さんうどんコラボ

2023年 10月31日には、同年11月30日までの期間で、北九州市を本拠とするチェーン店「資さんうどん」のミリオンライブ！コラボが開始。コラボ担当アイドルは5人おり、もちろん最上静香も含まれていた。
同年11月4日〜5日に同市内にて10thLIVE TOUR Act-3が開催されることもあり、資さんうどんを訪問して「うどんの面倒」と投稿するのが急増。大北真潤は11月3日に「みんな小倉でうどんの面倒を見ているの…？ずるいぞいやずるくないいっぱい応援してきてくださいアイドルさんたちもうどんも…」と投稿していた。

このとき、10thLIVE TOUR Act-3の出演者のケータリングでも資さんうどんは提供されていたようで、出演者も存分にうどんの面倒を見られていた。

ポストを読み込み中です
 https://twitter.com/AzusaTadokoro/status/1720679869754089963

またその際に北九州市だけでなく福岡市も訪問した人たちは、ミリオンライブ！箱崎星梨花役・麻倉もも^[5]がたびたび言及している店である「牧のうどん」の面倒を見た人も多くいた。

TIntMe!のクリスマス会

2023年 12月24日に配信された「ミリシタ6.5周年記念 TIntMe!のクリスマス会（ニコニコ生放送・YouTube）」では、ニコ生のギフトとして「天色のアステリズム」のシーンの絵が贈れるようになっていたが、その1つに「うどんの面倒」のシーンもあり（冒頭で示した通り、これは漫画連載当時のシーンではない）、今度こそ名実ともに紛うことなき公式ネタとなった。

さらにその配信終了後、大北真潤は新規にショートコミックを公開^[6]、「うどんの面倒」のネタを追加投入しその攻勢を強めた。

ポストを読み込み中です
 https://twitter.com/ohkita_mahiro/status/1738914448277160019

OffTime Voice Series

ボイスドラマシリーズ「Off Time Voice Series」Vol.1購入のおまけとして、最上静香の「ちょこっとおふたいむ～うどんの面倒～」が付いてくる。

ポストを読み込み中です
 https://twitter.com/imasml_theater/status/1997985356076261873

脚注

*なお、田所あずさもうどんが好きなことで知られる。もともとうどんが好きであったが、最上静香を演じるようになってなおのこと好きになった（参照：2020年9月29日掲載のインタビュー）と話している。
*なお、11thLIVEは2024年 11月9日～11月10日の開催予定であったものの延期となった。
*望月杏奈がコラボ担当になったのは、楽曲「NO CURRY NO LIFE」が理由と思われる（店頭のイラストもそのときのものとなっていた）。
*「参りました」の由来は、ミリシタ1周年記念イベント「BRAND★NEW★PERFORM@NCE!!!」において、運営が設定した「全員の合計で達成するポイント目標」がすべて達成されたときに運営がお知らせにそう書いていたことである。当該記事を参照。
*ただし、麻倉ももは10thLIVE TOUR Act-3の出演メンバーには含まれていなかった。
*このショートコミックのタイトル「ダンス！ダンス！ダンス！」の元は、アイドルマスタースターリットシーズンの楽曲「ダンス・ダンス・ダンス」（最上静香も歌唱メンバーに含まれている）と思われる。

うどんの面倒単語

概要

反響