これが本当の阪神タイガースシリーズとは (コレガホントウノハンシンタイガースシリーズとは) [単語記事]

これが本当の阪神タイガースシリーズとは、阪神タイガースファンにとって忌まわしき暗黒時代（1987年～2002年）の思い出であり、また語り継がなければならないかけがえのない思い出のことである。

暗黒時代の阪神伝説

午後7時、テレビでの野球中継が開始。既に阪神の先発投手は降板していた。
- 前日、炎上して3回で降板した先発投手が、今日は敗戦処理。
- 1985年の優勝懐古特番の後、阪神戦の中継という放送日程が組まれたが、中継開始時には先発だけでなく敗戦処理の中継ぎも2人KOされていた。
3連戦で1つは勝つと思って観戦に行ったら、3試合とも全て完封負け。
4番打者の打率が.25。
新庄と桧山が、巨人の清原と三振数争い。
たけし軍団と2軍が試合をし、敗北。
- 翌日の新聞報道は「阪神13位」。
開幕戦は相手チームに対するご褒美。
- 開幕戦、1番打者の和田豊がヒットを打ってファンを期待させるが、2番の桧山進次郎が併殺打。あとは9回までパーフェクトで試合終了。
- 巨人相手の開幕戦で17失点。
9回表で5-0のリード。裏に6失点でサヨナラ負け。
- 一方、延長12回まで行って「14-3」で勝ったこともある。
ストーブリーグは周囲の人々が半袖を着始めた頃から。
- 藤田監督甲子園籠城事件。
佐川急便、吉本興業、サントリーに身売りの噂。
智辯和歌山やPL学園より弱いと噂される。
薮が一発病。今岡が走塁で怠慢。桧山はゴロ連発。
梅雨明けには翌年の構想。4番とエースピッチャーは期待の新外国人。
4番ファースト藪。
- ピッチャー新庄。
死のロード?とっくに阪神は死んでますがな。
オールスターのファン投票、阪神への票は9割が新庄。
マイク・グリーンウェル、3億8千万円の年俸に対し7出場。「神のお告げ」で帰国。
- 「ダメディアー」、「ハイ・アウト」、「打ってクレイグ、頼んマース」・・・・・・
- ダレル・メイが中傷ビラと「To him」。
- 4番打った外人が4年連続途中帰国。
- 「バースの再来」はいつも「バースの再来の再来」。
- オープン戦でだけ打つ外人が多かった。
野田と松永をトレードするも、翌年に松永はFAでホークス移籍。
球団60周年でサンテレビが今年の阪神の60勝はいつになるかと視聴者クイズ。その年の成績は46勝84敗。
- 「出来ない」と書いた正解者がたくさんいた。
- 50周年と70周年を優勝で飾った阪神だが、60周年の年は阪神・淡路大震災もあって散々な結果。
- 一方で神戸のオリックス・ブルーウェーブは優勝。
エイプリルフールに阪神監督が優勝記者会見。前年の成績は5位、その年は最下位。
ノムさんの黄金人形。阪神の人生ゲーム。
- その年、2209日ぶりに1日だけ首位に。しかし夏に巨大連敗で、結果は定位置。
デイリースポーツ、「破竹の2連勝」と報道。
プロ野球イレコミ情報は、いつも負けソング（ハイハイ敗）。
- 「負ける気せんね」が流れる時しか見ないファン。
川藤幸三が2年間守備走塁コーチを務める。
開き直ると強い。
- 6位が確定すると、1イニング2満塁本塁打。
- シーズンの終わりがけに大豊が26試合連続安打。
伝説のトリプルエラー。
- エラーは芸術的だと、バラエティ番組で評される。
オマリー・関川・野田が移籍先で大活躍。
- 「阪神を出る喜び」。
- 中村「負広」が5年半監督。
1.5軍の選手ばかり。
- 2軍は連覇や日本一を記録。
「伝統の一戦」が「巨人・中日戦」になるという噂。
- 夏には大連敗をやらかし、伝統の一戦でも大恥を晒す。
- 新庄が「明日も勝つ」と言ったら翌日から12連敗。

暗黒時代の阪神ファン

阪神甲子園球場で寝そべりながら観戦。
- アルプススタンドでは立って応援。
この頃、阪神の応援に来ていた人は阪神の現状を憂いて観戦に来ない。
負け試合は「甲子園の芝生観戦」。
- 西宮市民なら「小・中連体の下見」。
トラッキーのパフォーマンス目当てに甲子園に来る。
5位になることを「五本の指に入る」という。
1985年の栄光の映像が、「六甲颪」をカラオケで歌うといつも流れる。
ペナントレースに入っても「まだオープン戦」という。
- オープン戦はいつも快進撃。
3日に1回は、阪神ファンをやめようかという衝動がくる。
- でもどれだけズタボロな試合を見せさせられても、翌日も球場に来るか、テレビの前に足を運ぶ。
自分が応援するから阪神が負けるという考えが染み付いている。
- 今でも球団に申し訳なくて応援できない。
巨人が阪神戦に「斎藤・桑田・槙原」・・・血も涙もないと思う。
試合で一番楽しかったのは、1回の表の攻撃、和田豊の応援歌を歌っていた頃。
- 和田の打率がシーズン中唯一の楽しみ。
ファミスタやパワプロに現実逃避しようとするも、現実逃避にならない。
- パワプロ3のシナリオモードにおける阪神シナリオの「裏天王山」が象徴する。
- 新庄以外の野手が不調か絶不調。相手の投手は絶好調の中日のエース今中。
- 投手には絶好調の郭李と古溝がいるが、郭李は3分の1の確率で失投する仕様になっている。
試合のない月曜日はほっとできる貴重な日だった。
- オフシーズンは気分転換に持ってこいだった。
大阪なのに、周囲は巨人ファンばかり。
- 1990年代はオリックス、2001年には近鉄のにわかファンに転じる人がたくさん居た。
- 神戸や藤井寺で虎の法被来て応援する。
2003年もずっと「阪神半疑」。
- 連勝するとかならず大連敗が来ると思う。
- 大連敗が来ると、心のドコかでほっとする。
不甲斐ない成績に、応援団が抗議で応援を中止。
- 甲子園球場も人がまばらの状況に。
阪神が弱い理由を父親に尋ねたら、「阪神だから」と一蹴。
「草野球」対「プロ野球」と評する伯父。
甲子園でみるのは、コントのような失策。
- 凡フライもキャッチできるか不安。
試合で一番盛り上がるのは、途中経過で読売が負けているのを知ること。
- 盛り上がる事自体は今も変わらない。
巨人戦3タテは、半年間の話題のタネ。
関西出身者や元阪神ファンでも、みんな巨人などへ行ってしまうのを見せつけられる（虎の恋人→怒りの撤退）。
- 松井秀喜や古田敦也をとれなかったフロントを恨む。
ロッテ・オリオンズ、横浜大洋ホエールズに親近感がある。
野球観戦は負けること前提で行くものなので、勝ったときは甲子園の前で大騒ぎ。
大量の得点差がついた時は、明日にとっておいてくれと願う。
神社の絵馬や短冊には、阪神最下位脱出を願うものが数知れず。