ウェザー・リポートとは、
CV:大川透(ASB・EoH) / 梅原裕一郎(テレビアニメ)
ジョジョの奇妙な冒険・第6部「ストーンオーシャン」の登場人物。1972年6月5日生まれの39歳。
殺人未遂の罪でG.D.st刑務所に服役している男囚であるが、投獄された経緯を含め刑務所へ入るまでに至る過去の記憶が欠落している。その為基本的に全編を通して無口で、会話の際には口をあまり開かずに顔を近づけて話す。なので鼻息がちょっと生暖かい。TVガイドマニアだけどTVは見ない。つま先立ちで歩くのが癖。主な口癖は「蹴り殺すぞ」。プッチ神父が自らの記憶についてを知っている事を知り、エンポリオや徐倫と行動を共にしていた。
やがて、徐倫達と共にプッチを追うため刑務所を脱獄し、ストーリー終盤にDIOの息子・ヴェルサスの策略によってウェザーはついに自身の記憶を取り戻すのだが、取り戻した記憶によれば彼は本名を「ウェス・ブルーマリン」といいプッチ神父の双子の弟「ドメニコ・プッチ」である事、そればかりかウェザー・リポートの天気を操る力すらも凌ぐさらなる能力がある事が判明したのみならず、その本性はかなり危険な性格であった事がわかる。
その生い立ちは、双子の兄・プッチと共に生まれ出でた時から既に始まっており、生まれた日の同日に子供に死なれた同じ病院の母親によって死んだ赤ん坊とすり替えられ、その母親の子供として育てられる事になる(プッチもまた、双子の弟を生まれたと同時に失ったものとして育っていった)。
時が過ぎ、彼らが16歳の時にプッチは神父という職務を果たしていた折にその母親の懺悔話を偶然聞いてしまった事からウェザーが自らの双子の弟である事を知ってしまうのだが、その時ウェザーはプッチ神父の妹・ペルラと交際していた。神父の職業上の掟につき懺悔で聞いた話を当人たちに話す事ができないため、お互いが実の兄妹同士である事を知らないまま付き合っている状態を打開するべく考えあぐねたプッチは何でも屋の男に2人を別れさせる事を依頼するが、しかしこの男達はKKK(白人至上主義団体)のメンバーであり、ウェザーが肌は白いものの黒人の息子である事を知ると彼らは仲間達を引き連れウェザーをリンチにかけた挙句に木に吊るしてしまった。そしてそれを見たペルラはウェザーが死んだものと思い込んで、ウェザーを木から下ろした後にウェザーの後を追う形で自殺をはかってしまう。ちなみにこの時ウェザーは辛うじて生きており、プッチ神父が矢の力でスタンド能力を覚醒させた事がきっかけとなってウェザーにもスタンドが発現し、ウェザーは息を吹き返した。
復活したウェザーはその後ペルラが死んだ事を知ると深い絶望に支配され、ペルラの後を追って自殺しようとするが天候を操る自身のスタンドが無意識にウェザーを守るために悉く失敗に終わってしまう(ピストル自殺を図ろうとする→弾倉が何故か水浸しになって弾が発射できない、崖から身を投げる→突風が吹きクッションとなって助かる、入水する→波が起きてすぐさま岸へ打ち上げられる、など)。
どうやっても自らの意志で死ぬ事ができないと悟ったウェザーはますます怒りを募らせ、それはペルラの命を奪った町の人達や社会そのものに対する底知れない憎悪・復讐心へと変わっていき、それが引き金となった結果ウェザーはウェザー・リポートすらも凌ぐ極悪スタンド能力「ヘビー・ウェザー」を覚醒させてしまう。この力でウェザーは自らを暴行しペルラを死へ追いやった男達をスタンド能力で皆殺しにした後、街の人々を無差別にカタツムリへと変化させていく。
そしてウェザーはプッチ神父を殺そうとするが、プッチの「私はお前の兄である」という言葉に油断した隙を突かれ、ホワイトスネイクの能力で記憶をDISC化され奪われてしまった。記憶が無くなった事で悪魔の虹が停止した以後は、ヘビー・ウェザーの力を恐れたプッチ神父によって記憶と共に能力を封印され、G.D.st刑務所に収監されると20年以上に渡る時を少年時代の記憶が欠落した状態のまま過ごしていった。
ヘビー・ウェザーの力と共に記憶を取り戻したウェザーは、無意識に虹やカタツムリを発生させる能力を行使し街をパニックへと陥れながらプッチ神父と壮絶な戦いを繰り広げ、プッチがウェザーの能力に対応するため視力を絶った事を利用して血の槍の罠を張り巡らせる事で一時はプッチを追い詰めたように見えたが、その力でコントロールを失ったヴェルサスの運転する車がウェザーめがけて突っ込んできた事で形勢は逆転、ホワイトスネイクに胸部を貫かれて力尽きてしまう。
死の間際、プッチのスタンド能力を逆利用してみせたウェザーによってスタンド能力のDISCは徐倫に託され、やがてエンポリオに渡った事でプッチを倒す決め手となり、その後宇宙が一巡して誕生したパラレルワールドではラストでウェザーらしき人物の後ろ姿が確認されている。
名前の由来は冒頭の通りだが、出生時の名前の「ドメニコ・プッチ」は、イタリアのファッションデザイナー「Domenico Dolce(ドメニコ・ドルチェ)」。本名の「ウェス・ブルーマリン」はファッションブランド「Miss Bluemarine(ミス・ブルーマリン)」からと思われる。
名前の由来はいずれも、記事冒頭で紹介したジャズバンドに関連。「Heavy Weather(ヘビー・ウェザー)」は冒頭のバンドの楽曲である。
掲示板
181 ななしのよっしん
2024/06/03(月) 23:37:36 ID: 5vq44uM/UW
ウェザーって本人的には貧乏な母子家庭に生まれて一生懸命働きながら学校通ってて可愛い彼女と出会えてささやかな幸せが訪れるかと思ったら、ある日いきなり集団リンチされて吊るされて母親と彼女が死んじゃってるとかもう無茶苦茶なんだよな
ジョジョ界屈指の最悪な心理状況でスタンドに目覚めたキャラじゃないだろうか
182 ななしのよっしん
2024/08/16(金) 02:40:22 ID: VtKyZ2nAVb
何の非もないのに酷い目に会いまくった挙句酷いラッキーでプッチに負けたウェザー
恋をしただけなのに自○という最大級のタブーを犯して死ぬほど追い詰められたペルラ
全ての元凶ではあるもののここまでの事態を引き起こすつもりはなかったし家に放火されて死ぬウェスの母
きちんと埋葬してもらえずドメニコ・プッチという自分とは違う人間の墓の下で眠る本物のウェス
知らないうちに次男を誘拐された上に長女には自○され、長男は救いようがない外道に堕ちるプッチ夫妻
プッチ本人を含めて本当に軒並み悲惨すぎるんだよなこのエピソード
183 ななしのよっしん
2025/03/05(水) 09:08:35 ID: vqihNAwuR9
例の過去回想はプッチの願望による脚色が入ってて実は本物のウェス・ブルーマリンがプッチ神父でウェザーが本物のエンリコ・プッチであり、ドメニコは普通に死産だった説を推す。
自分ところの赤子が死んだから代わりに白人の子と取り違えする様に仕向けたってよりは魔が差して実の子供が差別されない様に白人の子と取り違える様にしたって言われた方がしっくり来る。
何せ日焼けと言うにはプッチ神父は常に褐色肌だったし、無意識的に自分が黒人だと思いたくないプッチによって過去の記憶を一部捏造してる可能性はある。
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最終更新:2025/04/22(火) 00:00
最終更新:2025/04/22(火) 00:00
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