ウワサとは、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』に登場する、同作品オリジナルの怪物である。
以下、『マギアレコード』のネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
物語の舞台となる神浜市に出現する、魔女とは異なる怪物。「ウワサ」という名称自体は市内で広まる噂を調査している七海やちよによるもの。市内で流れている噂や都市伝説が現実化したもので、その外見を始め、結界のような空間にいる、使い魔のようなものを引き連れているなど魔女には似通った要素はあるものの、魔力の波動も魔女と異なるほか、倒してもグリーフシードを落とさない。
特定の噂に固執しており、それが現実になるよう行動しようとし、噂の内容から外れようとすると排除しようと攻撃を行う。自身の噂に関する感情に対しては耐性はあるものの、それと対をなすものには弱いという性質も持ち合わせている。
噂の伝達についてはやはり口コミが基本になるのだが、広め伝達する存在としてウワサさん(CV:キュゥべえ加藤英美里)がいる。魔法少女は異形のものだと認識できるのだが、一般人からは普通の人間として認識されており、ウワサさんから口づてで話を聞くことでその噂を知ることになるが、ウワサさんが立ち去ってしまえばその存在を忘れてしまい、誰から聞いたのか分からない状態になる。
ちなみに基本のデザインや設定はゲーム開発・運営元のf4samuraiが劇団イヌカレーの泥犬の監修を受ける形で手がけている。またアニメ版第1期においては劇作家のJ・A・シーザーがウワサ空間設計としてデザインをし直しており、その関係でウワサ空間内部の声については彼が主宰する劇団「演劇実験室◎万有引力」の所属俳優が務めている。またアニメ版にあわせてウワサの名称や性質が変更されているものもある。
ウワサの正体は、マギウスの一人である柊ねむが自陣の固有能力である「物事の具現化」を用いて生み出した存在である。そしてウワサは半魔女エンブリオ・イブを孵化させるために必要な感情エネルギーを集めることを目的としていた。従えるマギウスの翼の羽根達はそれを円滑に実行するべくウワサを守っていた、というわけである。
そして元ネタとなる噂自体は既に神浜市内に広まっていたものだけでなく、物語が始まる前、ともに入院していたねむと里見灯花、環うい、そしてその姉の環いろはの4人が新たに思いついた噂も含まれている。これを元にねむが元々持つ想像力と魔法少女としての力によって具現化したと言うわけである。
ちなみにねむの本人記事にもあるように、ウワサを生み出すには命という対価が必要となり、ねむはその魂を削りながら作り出している。その結果第1部終了後には下半身不随で車椅子生活を余儀なくされている(アニメ版第2期では変身前の時点で既に車椅子に乗っている)。一方ウワサは役目を終えれば姿を消すが、ねむ自身が本として記録しているため、物語として留まっている限り完全には消滅しない。
ここではゲーム第1部(=アニメ版)で登場する主だったウワサと、第2部以降も重要な関わりがあるウワサについてまとめる。
第2章に登場。「誰かと喧嘩して「絶交」と言った後、謝った者は嘘つきと見なされて連れ去られる」という「絶交ルールのうわさ」が元。水波レナと秋野かえでの喧嘩が話の発端となる。手下として絶交南京錠のウワサを引き連れている。
アニメ版では第1期第2・3話で登場、絶交階段の噂として「神浜市立大学付属学校の中等部校舎にある階段の6段目に自分と相手の名前を書く」ことで絶交証明書と見なされ、それを破ることで発動条件となる。外見も舞台装置のようなスケールアップを見せている。
第3章に登場。「水名神社にお参りをすると会いたい人に会えるが、そのまま帰って来られなくなる」という「口寄せ神社のうわさ」が元。環いろはは妹のうい、やちよは親友の梓みふゆとの再会を願うのがだが……手下として口寄せ絵馬のウワサをひきつれている。
アニメ版では第1期第4・5話で登場。名称が口寄せ神社のウワサになっている他、外見も大幅に変更されている。
第4章に登場。「参京区内で配られている謎の水を飲むと24時間後に不幸に見舞われる」という「ミザリーウォーターのうわさ」が元。飲んだ者は元気になるがその後カウントダウンの紙が降ってくる。これを飲んだいろはと深月フェリシア、佐倉杏子(ゲーム版のみ)が巻き込まれ、そしてマギウスの翼と関わり始めることになる。手下としてミザリーオウルのウワサを引き連れている。
アニメ版では第1期第6・7話で登場。「フクロウ幸運水のウワサ」に名称変更されているだけでなく、売り場も工匠区内の馬券売り場内に変更、さらに内容も「24回幸運が起きた後に不幸が訪れるため、それを回避するために飲み続ける必要」がある、と変えられている。カウントダウン演出にいたってはあらゆる物や背景によって行われ、中にはマギレコのガチャの☆4確定演出とマギアストーンが減るというものまであったりした。
第5章に登場。「寂しい子をあらゆる手段で誘い、中央区にある電波塔から飛び降りさせることで、「ひとりぼっちの最果て」という異空間に幽閉する」という「名無しさんのうわさ」が元。手下として名無しメールのウワサと引き連れている。
アニメ版では第1期第8~10話で登場し、「ひとりぼっちの最果てのウワサ」に名称変更。外見も変更が加えられ、後にゲームにも逆輸入されている。
二葉さなに大きく関わるウワサで、アニメ第2期の回想シーンや後のイベントにも登場する。→詳細は名無し人工知能のウワサの記事を参照
第6章に登場。栄区にあった神浜記録博物館を元にした「記憶ミュージアムのうわさ」となっており、「様々な人の記憶が保管され、記憶を見た人の記憶にも影響を及ぼす」という内容。手下として記憶スタッフのウワサと引き連れている。
アニメ版では第1期第11~13話で登場し、「記憶ミュージアムのウワサ」に名称変更。
ここでいろは達は灯花の講義を聴くとともに、過去にやちよ達に何が起きたのか、そして「魔法少女の真実」を知ることになり、鶴乃・フェリシア・さなはマギウスの翼へと入ることになる。
第7章で登場。大東区にかつてあった廃遊園地、通称観覧車広場を元にした「キレーションランドのうわさ」が元で、「観覧車に入った人を幸せな気分にし、二度と出る気を無くす」というもの。手下としてキレートマスコットのウワサがおり、洗脳を受けた鶴乃に取り憑き「ウワサの鶴乃」と化していた。
アニメ版では第2期第5話で登場するも、後述のホテル・フェントホープと早々に合体する。
第8章で登場。名前の通り花形のスピーカーが取り付けられたウワサで、「受信ペンダントのうわさ」という名称が示すように「マギウスのシンボルであるペンダントを身につけた者をマギウスの手駒として洗脳する」というもの。
ゲーム上ではこれによって羽根達を洗脳・凶暴化させ、中央区のビル屋上にあるウワサ本体を巡って激闘を繰り広げることになる。
アニメ版では第2期において、ホテル・フェントホープ内部の各所にスピーカーとして設けられている。
取り憑いた者を聖女として変えるという特殊なウワサ。洗脳を受けた巴マミに取り憑き、彼女をホーリーマミとして姿を変えている。
ホーリーマミ自体はゲーム第6章・アニメ第1期第13話で登場。その後ゲーム第8章でのやちよとの一騎打ちを経てマミから剥がされ、ウワサ単体で戦いを繰り広げる。
マギウスの本拠地である「ホテル・フェントホープ」の正体であるウワサ。手下として兵隊グマのウワサと働きグマのウワサを引き連れている。
ゲームにおいては北養区に所在し、第9章以降の激戦地として扱われる。一方アニメ版では第2期より本格的に登場。各地を転々する性質を持つ「ホテル・フェントホープのウワサ」として扱われており、入館するにはマギウスの翼の手引きが必要となる。そして第5話においてキレーションランドに移動し合体、「迎撃遊園要塞キレーションフェントホープのウワサ」と化す。
第1部終盤で物語の鍵を握る重要なウワサ。アニメ第2期でもねむが黒江に探すよう依頼している。
詳細は万年桜のウワサの記事を参照。
2018年のクリスマスイベントで登場したウワサで、アリナ・グレイが用いてホーリーアリナと化す。第10章の最終決戦でアリナが再び用いる。
その最終決戦においてねむが最後の力を振り絞って作り出したウワサ。世間に魔法少女の事を広範に伝える性質を持ち、第2部のキーパーソンである佐鳥かごめに取り憑く。
かごめは「リィちゃん」と呼んでおり、当所はかごめの中にいたが、その後ねむと灯花の手によってチューンナップを受けて完全体と化す。魔法少女の会話を聞き取る他、かごめを守護する役目を持つ。
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最終更新:2025/01/21(火) 01:00
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