オブ・ニクシリス 単語


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オブニクシリス

4.4千文字の記事

オブ・ニクシリスとは、トレーディングカードゲームMagic: The Gathering』の登場人物である。

プロファイル

数世紀の昔、オブ・ニクシリスと呼ばれる男は、終わりのない戦乱が続く地獄のような次元の残無慈悲暴君でした。
その権勢を確保するためならば、いかなる非戦略も闇の魔術もためらわず利用しました。40歳になるころには、すでに全世界をその手中に収めていました。
これ以上征するものもなく、彼は的を失っていました…プレインズウォーカーが点るまでは。オブ・ニクシリスの前に無限世界が広がり、でさえ見たことがないような色が、この新たな強大な力に支配されるのを待っていたのです。
しかし、彼は次第に自分と同じ力を持つ者たち、他のプレインズウォーカーが存在することを知ることとなります。そしてそれらの者のなかには、自分と同等の力と野望を持っている者がいることも。
これらの新たなライバルたちに打ち勝つために、オブ・ニクシリスは彼がそれまでやってきたこと、つまり信頼を裏切り、冒涜的な行為を行い、力を得るためのいかなる代償をも払うことを再び繰り返そうとしています。
彼は自身を無敵だと考えていましたが、悲惨な敗北を経験することになります。伝説の鎖のヴェールの力を手にするべく戦いましたが、逆に彼はその呪いに苛まれることになります。
呪いは彼から人間性を奪い、怪物的な悪魔へと変貌させてしまいました。ついには、彼は支払いたくもない対価を知ることになってしまったのです。
この呪いを癒やす方法をめ、彼は強力かつ予測不能マナを持つ世界、ゼンディカーへと赴きました。しかしその力を引き出し始める前に、彼はゼンディカーの守護者を自ら務めるプレインズウォーカー、石術師ナヒリに出会うことになります。
次元を覆いエルドラージを停滞の中に封じる面晶体の創造者として、ナヒリ怪物覚めさせかねないプレインズウォーカーの干渉がないように、ゼンディカーを見り続けていたのです。
そして彼女は同じ魔法でオブ・ニクシリスを拘束し、その頭蓋の中に面晶体を埋め込み、プレインズウォーカーを抑制したのです。
ゼンディカーに囚われ、力なまま、オブ・ニクシリスは自身のを取り戻し、監禁から逃れることだけを考えるようになりました。彼はかつて手にしていた力のほんの一部を解放するために必要な秘宝を得ることを画策し、辛うじて成し遂げました。
数世紀にもわたって増大したゼンディカーへの憤怒を抱きながら。ついに、ニクシリスは他の悪魔さえ恐れる闇の魔法との交感を始めました。数年の計画の後、彼は自身を次元拘束していた面晶体を取り除くことに、とうとう成功しました。
今やオブ・ニクシリスは解き放たれ、彼は次なる標、彼のを再び点すことへと精力を向けています。

WotC公式サイトexitより抜

最初はゼンディカーブロック伝説クリーチャーとして登場。を失った彼は、彼のを砕いたこの次元の堕落したマナへの復讐を計画している。」という壮大な設定を持っていたがゼンディカーブロックストーリーには登場せずこのまま設定だけ壮大なキャラクターとして埋もれるのかと思われていた。[1]だがPCゲームマジック2015デュエルズ オブプレインズウォーカーズにてまさかの再登場をしM15と統率者2014で新たにカード化。そしてその後新エキスパンション「戦乱のゼンディカー」が発表された。そこでの活躍が大いに期待されている。

ストーリーでの活躍

Uncharted Realms:最初の世界、最後の難関

プレインズウォーカーになる前。数世紀に渡り戦乱が続く世界ニクシリス大将軍としてブイブイ言わせる。この時の彼は「あらゆる犠牲が払われた勝利」のみが勝利であるというえらく厄介な性分であった。
ある日大勢力と裏切った味方の挟みにあう。大勢力の長を討ってその場を切り抜けるも二人以外の部下に見捨てられたニクシリスはとある廃墟逃げ込む。そこには昔滅んだ帝国の召喚の間があった。ニクシリス部下二人を生贄儀式を行う。召喚された存在は 彼の中の究極的な望みを見つけ出し、世界を滅ぼした
すべての生命が死滅した世界を数日間さまよったニクシリスは召喚された存在と会話する。そこでこの世界が上位存在の玩具として破壊されるために作られたことを知ったショックでニクシリスプレインズウォーカーになる。

デーモンになり、センディカ―に囚われる

プレインズウォーカーになった後次元を股にかける征者としてあらゆるものを手にしていたニクシリス。だがあるとき手に入れた「鎖のヴェール」の呪いによりデーモンと化してしまう。ということはリリアナも…
元に戻る方法を見つけるためマナ豊富次元、ゼンディカープレインズウォークする。しかしそこで次元の管理者ナヒリにより面晶体を埋め込まれプレインズウォーカーを失い大幅に弱体化してしまう。[2]ゼンディカーナヒリへの復讐に燃えるニクシリスは長い間面晶体の研究をしながらゼンディカーを訪れたプレインズウォーカーを手助けしつつ自らの遇、情報を教え多元宇宙拡散させていった。

PCゲーム:マジック2015 — デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズ

ついに自分の面晶体を必要とするプレインズウォーカー(プレイヤー)が現れる。彼(彼女)と戦ってわざと負けたニクシリスは面晶体から開放され力を取り戻す。
レインズウォーカーのまだ戻っていないものの今ゼンディカーで暴れているエルドラージに立ち向かうものが自分が持っている面晶体の知識を必要とすると確信しているニクシリスはそれを利用し更に力を取り戻そうと画策している。 

カードとしてのオブ・ニクシリス

オブ・ニクシリスとしてデザインされているカードは、2015年11月現在で4枚存在する。

Ob Nixilis, the Fallen / 堕ちたる者、オブ・ニクシリス (3)()()
伝説クリーチャーデーモン(Demon)
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、プレイヤー1人を象とする。あなたは「そのプレイヤーは3点のライフを失う」ことを選んでもよい。そうした場合、堕ちたる者、オブ・ニクシリスの上に+1/+1カウンターを3個置く。
3/3

MTG Wikiより引用

ゼンディカーに登場した最初のニクシリス。土地を出すことで相手にダメージを与え自分を強化する力を持つ。ダメージ量も強化量も大きいが回避力や除去耐性がなくマナコスト重いのでトーナメントでは立った実績を残せなかった。

Ob Nixilis, Unshackled / 解き放たれし者、オブ・ニクシリス (4)()()
伝説クリーチャーデーモン(Demon)
飛行、トランプ
対戦相手1人が自分のライブラリーを探すたび、そのプレイヤはクリーチャーを1体生け捧げ、10点のライフを失う。
他のクリーチャーが1体死亡するたび、解き放たれし者、オブ・ニクシリスの上に+1/+1カウンターを1個置く。
4/4

MTG wikiより引用

基本セット2015で登場した二枚目のニクシリス。面晶体がくなり力を取り戻し始めた頃のニクシリスである。
強力なアンチライブラリーサーチ力と他のクリーチャー死亡した時に強化する力を持つ。ライブラリーサーチが横行する統率者戦向きのカードで統率者として使用もできる。ライブラリーサーチを多用する相手はこれを出されると絶するであろう。自分はを受けないので思う存分サーチが出来る。まさに悪魔

余談だがこのカードはウィザーズ社以外のデザイナーが作ったカードではじめはただのデーモンだった。これがストーリーに登場するニクシリス力にふさわしいとされニクシリスの新たな姿となった。

Ob Nixilis of the Black Oath / き誓約、オブ・ニクシリス (3)()()
プレインズウォーカー — ニクシリス(Nixilis)
[+2]:各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失う。あなたはこれにより失われたライフに等しい点数のライフを得る。
[-2]:飛行を持黒の5/5のデーモ(Demon)・クリーチャートークンを1体戦場に出す。あなたは2点のライフを失う。
[-8]:あなたは「(1)(黒),クリーチャーを1体生け贄げる:あなたはX点のライフを得て、カードをX枚引く。Xは、その生け贄げられたクリーチャーパワーに等しい。」を持つ紋章を得る。
き誓約、オブ・ニクシリスは統率者として使用できる。
3

MTG wikiより引用

統率者2014で登場。デーモンになる前の姿である。
プラス力はライフレイン。多人数戦である統率者戦では回復量も馬鹿にできない量になる。
マイナスは5/5飛行デーモンライフと引き換えに戦場に出す力。5/5飛行はフィニッシャー級であり盤面に与えるは大きい。これで自分を守ることも出来る。このカードを統率者にしてトークン戦闘ダメージを与えても統率者ダメージにはならないので注意。
マイナスクリーチャーライフカードに変換する力を任意で起動できる紋章を得る力。即効性はないがクリーチャーを出して生贄げていくうちに大きなアドバンテージを得ることが出来るだろう。

Ob Nixilis Reignited / の再覚醒、オブ・ニクシリス (3)()()
プレインズウォーカー — ニクシリス(Nixilis)
[+1]:あなたはカードを1枚引き、1点のライフを失う。 
[-3]:クリーチャー1体を象とし、それを破壊する。 
[-8]:対戦相手1人対象とする。そのプレイヤーは「プレイヤー1人がカードを1枚引くたび、あなたは2点のライフを失う。」を持つ紋章を得る。
5

戦乱のゼンディカーで登場した、遂にプレインズウォーカーを取り戻したオブ・ニクシリス。
プラス力はライフロスと引き換えのドロー。小マイナスクリーチャー破壊。
義は「プレイヤーかがカードを引くたび2点のダメージを受ける」という紋章を相手に押し付ける。
の代名詞とも言うべき効果が一つに集約されているようなカードとなっている。
どれも中々に強力な効果なのだが、小マイナスは忠度の消費がやや大きく、義はライフを多く持つ相手には効果が薄いという欠点も有る。
状況によってプラス、小マイナス義を使い分ける事がカギとなるだろう。

関連項目

脚注

  1. *Magic: The Gatheringストーリーではそういうキャラは結構いる。
  2. *以前はゼンディカーの荒ぶるマナによりが消えたとされていた。実際の所どっちが正しいのかはまだはっきりとしていない。
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