パパ……
キャロル・マールス・ディーンハイムとは、テレビアニメ・戦姫絶唱シンフォギアGXの登場人物である。
一部には、暗黒大陸とも称される
欧州の深淵より来たりて立ちはだかる新たな脅威。
その幼い肢体には、強大な戦闘能力が秘められており、
四大元素をはじめとする様々なエネルギーを自在に使いこなす。
――「戦姫絶唱シンフォギアGX」公式サイトより
魔法少女事変の中心人物。一人称は「オレ」。
外見こそ幼い少女のようだが、その言動は粗暴であり、言い知れぬ威圧感を放っている。
オリジナルのキャロルは数百年前の欧州に生誕しており、父親から託された命題の解明を目指し、ホムンクルスの躯体に記憶を転送複写し続ける事で現代まで生き永らえてきた。
世界を壊し万象黙示録を完成させるため、小さな匣を持ち逃走するエルフナインを自動人形(オートスコアラー)らと共に追跡する。
なお、オートスコアラーのAIは彼女の精神構造の一部をベースに組まれたものである。
第1話では、燃え上がる炎の中に父の最期を想い出す様子が描かれているが…?
キャロル役のオーディションにあたっては 「70億の絶唱を凌駕するフォニックゲイン」が求められたため、大変だったとのこと。
余談だが、中の人は第1期1話で研究員Bというモブ役で出演していた。
数百年前、キャロルは父イザークと共に平和な生活を送っていた。
錬金術師であるイザークは、流行り病の薬を作り多くの村人の命を救うなど温厚で善良な人物であり、人と人とがわかり合うことを理想としていた。
しかし彼はある日、錬金術の力を恐れた民衆によって火刑に処されてしまう。
死の間際、彼はキャロルに「生きて世界を識るんだ」と言葉を残す。
これを自身に課された命題と捉えたキャロルは、世界を分解し万象黙示録を完成させることこそが命題の解答であると信じ、数百年に渡る計画を始動させるのであった。
その戦闘力はシンフォギア装者たちを大幅に上回っており、四大元素(アリストテレス)をはじめとする様々なエネルギーを操り攻防隙のない戦いをする。
さらに竪琴の聖遺物「ダウルダブラ」をファウストローブとして纏うことで、自ら行使する錬金術の増幅や、弦による切断・拘束・防御など多彩な応用技を扱うことをも可能としている(なお、ダウルダブラを纏う際には下記関連静画のように成人体型へと変貌する)。
ただし、力の行使には「想い出」と称される脳内の電気信号の焼却を必要としている。想い出を失うことはすなわち、それまでの自分を喪失するということにほかならず、大きなエネルギーを消費すれば記憶障害のリスクを抱えることになる。
裏を返せば、彼女はそれだけの危険を背負ってでも命題を解明しなければならないという使命感に突き動かれているのである。
圧倒的な力を以て装者を追い詰めていくキャロルであったが、エルフナインがシンフォギアに搭載した決戦機能「イグナイトモジュール」の前に敗れ、自ら躯体を捨て消滅する。
だが、これは全てキャロルの計略の内であった。
キャロルの真の目的は、「世界を壊す歌」を完成させること。
イグナイトモジュールが奏でる呪われた旋律をその身に受ける事で「譜面」を作成し、さらにオートスコアラーが壊される刹那の悦びをその譜面に刻むことで「歌」が完成。これをキャロル自身が口にすることで、かつて装者が奏でた「70億の絶唱」をも凌駕するフォニックゲインの行使を可能としたのである。
新たな躯体に記憶を移し蘇ったキャロルは、自身の居城であるチフォージュ・シャトーを起動するため、深淵の竜宮に保管されている聖遺物ヤントラ・サルヴァスパを狙う。
装者との交戦の余波でヤントラ・サルヴァスパは破壊されてしまうが、偶然にも竜宮に幽閉されていたウェル博士を味方に付けることに成功し、聖遺物を侵食するネフィリムの腕の力でついにチフォージュ・シャトーは起動する。
その後価値観の相違からウェル博士とは決裂。彼を用済みと判断し排除したキャロルは、シャトーを東京都心に顕現させ世界の解剖へと動き出すのであった。
ここから先は、シンフォギアGX終盤のネタバレ成分を含んでいます。 未見の方はご注意ください。 |
再び装者の前に立ちはだかったキャロルは、世界を壊す歌「殲琴・ダウルダブラ」を口にし、チフォージュ・シャトーを音叉のように共振・共鳴させることで世界の分解を開始する。
だが、しぶとくも生き永らえていたウェル博士がシャトー内部に侵入したマリア・調・切歌と結託したことにより、シャトーの機能は反転され世界の再構築へと書き換えられる。
野望が潰える様に耐えかねたキャロルは、自らの手でシャトーを破壊してしまう。
崩れ落ちるシャトーを目にし、打ちひしがれるキャロル。
そんな彼女に、エルフナインは父親の命題の答えが「赦し」であることを告げる。
そして世界の分解を止めるよう進言するが、世界への復讐心からもはや引くことも敵わぬキャロルは、自身の全てを燃やし尽くす覚悟で再び装者と相対する。
キャロルの放ったフォニックゲインを逆利用し、エクスドライブモードを起動する装者たち。
対するキャロルは、想い出のほぼ全てを戦闘力へと変換し、ダウルダブラを最終決戦形態「碧の獅子機」へと錬成する。
壮絶な決戦の末、装者6人の力を束ねた響のアームドギアの前にキャロルは敗れる。
小型の太陽ほどのエネルギーを蓄えた碧の獅子機はエネルギーの行き場を失い暴走。その爆発から救おうと響が差し伸べた手をキャロルは最後まで拒もうとするが、彼女を止めようとするエルフナイン、そしてイザークの想いが届き、ついにキャロルは響に向けて手を伸ばすのであった。
爆発から逃れるも、直後に行方を眩ませていたキャロル。
その後、病室で瀕死の状態にあったエルフナインの目の前に姿を現すが、想い出を焼却した反動で彼女は記憶障害に陥っていた。
それでも、半身であるエルフナインが同じように消えゆく命であることを悟ったキャロルは、エルフナインの記憶を自らの身体に転写することで彼女を生き永らえさせる。
こうしてキャロル自身の人格は消滅するが、身体を受け継いだエルフナインはいつか再びキャロルと出会えることを夢見て、脳領域の解明に勤しむこととなるのであった。
――「戦姫絶唱シンフォギアXV」第7話より
ノーブルレッドに追い詰められ絶体絶命のピンチに立ったエルフナインがみんなのためにできることをしようという決意したことに応える形で復活。エルフナインと人格が入れ替わると、ダウルダブラのファウストローブを身に纏い(ただし、依然と違って肉体は成長しない)、相変わらずの圧倒的な実力でノーブルレッドを圧倒。ダイダロス・エンドも70億の絶唱を凌駕する歌により打ち破る。
復活の理由は、エルフナインが自身の脳領域を観測、断片として残された「想い出」の収集を繰り返していたことから、やがて自らそれらをコピペして元を模した擬似人格の再構築に至ったから。ちなみに、状況に応じてのエルフナインとの人格の入れ替わりは可能。
エルフナインの意思に同調し、小日向未来の奪還、そしてシェム・ハ撃退のためにS.O.N.G.と共闘する。
掲示板
368 ななしのよっしん
2020/05/23(土) 20:19:24 ID: W5GexBupoa
369 ななしのよっしん
2020/10/07(水) 23:27:23 ID: eEpI7rYFL7
閃のアルティナって設定的に凄いキャロルと被るの多いよね、クーちゃんと合体してファウストローブっぽく変身したりホムンクルスだったり(キャロルの躯体はホムンクルス以上の逸品だが)
370 ななしのよっしん
2021/09/05(日) 20:48:52 ID: 3E5N6fwxyZ
まえの爆転シュートベイブレードのGレボリューションのミンミンを思い出すな。二人は小さくなったり、大きくなったり、声変わりも胸も大きくなっるキャラだしな。ただしキャロルは錬金術師でミンミンはアイドルキャラだしな。
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最終更新:2024/12/13(金) 15:00
最終更新:2024/12/13(金) 15:00
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