ネルスキュラとは、モンスターハンターシリーズに登場するモンスターである。
鋏角種 | |
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ネルスキュラ |
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別名 | |
通常種 | 影蜘蛛 |
亜種 | 骸蜘蛛 |
登場作品 | |
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モンスターハンターのモンスターテンプレート |
初登場はモンスターハンター4。
巨大な蜘蛛のような姿をしたモンスターで、MH4で初登場となる鋏角種(きょうかくしゅ)に属するモンスター。
地底洞窟に巣を張り巡らせて獲物を待ち構え、ハンターに襲いかかる。糸を使ったトリッキーな動きで巣の表裏や段差を存分に利用して攻撃してくる。また状態異常をともなう多彩な攻撃も特徴。
黒い外套をまとって静かに獲物に忍び寄る。元々の甲殻の色は白く、外套を部位破壊すると本来の姿があらわになる。
外套をまとう理由としては本来の白い甲殻は闇に紛れるのに都合が悪い事や、後述のように弱点属性から身を守る意味合いもあると考えられている。
背中には毒液のしたたる棘があり、腹部先端からは粘着性の高い糸を出して自身の移動に使用する他、糸を固めたものを飛ばして獲物を絡めとる。
また、腹部に隠し持つ針で睡眠効果のある液を注射し、獲物を眠らせて攻撃する事もある。
顎部には「鋏角」と呼ばれる、毒のある大顎状の器官を隠し持っている。
攻撃動作は非常に俊敏で攻撃前の予兆もほとんどないため、攻撃を見切る事が非常に難しい。それに加えて毒、睡眠、糸などとにかく多彩な状態異常で翻弄してくるため、スキルやアイテムなどの各種対策は必須である。
大型モンスターであるゲリョスを捕食対象としており、地底洞窟の巣には捕らえられたゲリョスの骸が糸によって吊り下がっているという恐怖の光景が広がっている。
またネルスキュラがまとっている外套はこの捕食したゲリョスの皮である。過去作にも甲殻種のように飛竜や古龍の亡骸から頭骨を拝借して使用するモンスターは居たが、自らが捕食した獲物の素材を利用するモンスターはネルスキュラが初であり、合体するアルセルタスとはまた違った意味で革新的なモンスターと言える。
ネルスキュラ自身は雷属性に弱いモンスターであるため、絶縁性のゴム質であるゲリョスの皮を被る行為はおそらくそれを被ることで弱点をカバーするのも理由のひとつだろうと考えられている。
そのため、ゲリョスの皮を被っている間は雷属性の効きが悪く火属性が効果的。外套を部位破壊することに成功すると途端に雷が効果抜群になる。一方で火属性はほとんど通らなくなる。
MH4Gにて登場した砂漠に生息する亜種。「骸蜘蛛」の別名で呼ばれている。
体色はより毒々しい紫に金色の棘が特徴で、身体に纏っている皮もゲリョスからフルフルのものになっている。
通常種とは違って糸を使って巣は張らないとされ、地面に潜って砂中から奇襲する戦法を主に仕掛けてくる。とはいえ糸を用いた行動も健在で、糸を高所に伸ばしての連続アクロバティック移動でハンターを翻弄してくる。
MHRiseが発売された後はネルスキュラも翔蟲を使っていたのではとネタにされるようになる。
他にも背中から分泌する毒も通常種のような滴る猛毒ではなく、接触すると麻痺を起こすものになっている。
後にニンテンドードリームにて掲載された藤岡Dへのインタビューにて「ネルスキュラ亜種の幼生は餌を求めてバルーニングで各地に飛んでいき、地底洞窟付近に到着した個体でフルフルの皮を手に入れられたものが、産卵時期のみ砂漠に里帰りしてくる」、フルフルの皮を纏うのは砂漠での保湿に対応するため、という裏設定が明かされた。
メインシリーズではMH4G限りとなってしまった亜種だが、『ストーリーズ』では亜種も登場機会が与えられている。
しかしMHSTでは毒や麻痺で攻めてくるのは変わらないが、通常種に遭遇してから程なくといったくらいに登場時期が早めで、戦いにくさはそれ相応に無くなっている。「もしメインシリーズで亜種の下位個体が出ていたとしたら」のその通りなのかもしれないが。
MHST2では通常種より登場時期が大分後になったくらいで野生個体の立場はあまり変わらず。一方オトモンの方は、「ポイズンニードル」がモノブロスの「デスホーン」と並ぶもう1つの即死技の絆遺伝子を持っている。テクニック攻撃のアクティブスキルなので、対スピード攻撃の真っ向勝負で出て行けない「デスホーン」の代わりに出せるが、毒の追加効果がある分即死効果は出にくくなっている。
ネルスキュラの素材から作られる武器は本来の外殻と同じく白色を基調とした秀逸なデザイン。
操虫棍を除いて、優秀な会心率と高い斬れ味と、多くの武器は睡眠属性を併せ持つ(一部覚醒が必要であったり毒属性であったり、果ては何故か本来の弱点である雷属性が覚醒する例外もあるが) 。
数値上の攻撃力こそ低めではあるものの、匠も業物も外してしまえる自由度の高さと継戦能力の高さ、相手を選ばない睡眠属性持ちと、片手剣のブラッディネルソードを始め使い勝手は良い。
ネルスキュラの防具は一式揃えるとモーターヘッドやヘビーメタル騎士のような格好になる。
発動するスキルも罠師、睡眠無効、捕獲の見極めとネルスキュラを髣髴させるようなものとなっている。
スキルはやや貧相なものの、作りやすい事や罠師&捕獲の見極めによって狩猟の効率化に有効。
モンハンで蜘蛛型モンスターといえば、MHFでゴゴモアの原型が蜘蛛型モンスターだったことが有名である。
あちらは検討途中で出てきたゴゴモアのデザインがカッコイイという理由と、パッケージモンスターというシリーズの看板を背負うモンスターが蜘蛛というのは、嫌悪感を覚えるプレイヤーが出てしまうのではないかという理由で変更された経緯がある。
これ以外にもサソリをモチーフとしたアクラ・ヴァシムとアクラ・ジェビアを実装した時、「生理的に無理」という苦情が多く寄せられたという前例も存在している。
ネルスキュラは看板モンスターではないもの、初の蜘蛛型モンスターとなるので、アルセルタスやゲネル・セルタスなどと共に、虫などの節足動物が苦手なプレイヤーからの反応が気になるところであったが、MH4G発売前のファミ通の特集記事にて女性プレイヤーから「好き」と評されており、意外とその心配は杞憂だったようだ。
MH4の地底洞窟は、地底火山の火山活動が活性化していない時期という設定であるのだが、地底火山に存在するネルスキュラの糸は、溶岩が流入しても焼き切れていないので、熱に対してはかなりの強度があると思われる。
気付かずに巣に侵入した村人や家畜の被害が絶えない。そのことから前述の生態と相まって、復活したフルフルと共に薄い本要員としての活躍が期待(?)されているとかなんとか。
糸を出すモーションに尻から出るものがあるためなのか、MHSTでは「伝承の儀」でビーム系のアクティブスキルを習得させると、糸以外の何かしらが尻から出る。ババコンガの悪臭ガスもさることながら、グラビーム(熱線/溜め拡散熱線)もこれに当てはまるのだから恐ろしい。
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最終更新:2024/06/07(金) 14:00
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