フィンランド(APヘタリア)とは (フィンランドとは) [単語記事]

フィンランド(APヘタリア)とは、「Axis Powers ヘタリア」に登場する、「フィンランド」を擬人化したキャラクターである。

作者は仮に人間名をつけるとしたらという質問に対し、「ティノ・ヴァイナマイネン」と回答している。
※作中では人間名はほとんど使用していないため、作品内容に則り、本稿では人間名は使用しないこととする。

概要

初期は明るい金髪に碧眼か銀髪碧眼だったが、途中からは髪色が白金色・淡い色の金髪、目の色は碧眼・青緑・緑・紫と複数あり、髪と目の色のカラーリングの組み合わせが豊富なキャラクター。容姿は原作のブログで「可愛い」・「女の子に見える」と紹介されたことがある。キャラクター紹介で「少年」と紹介されたことが数回あるが、外見年齢設定は20歳で「青年」として紹介もされた不思議な部分がある（おそらく、若さと成熟さを兼ね備えているという部分を表現しているのかもしれない）。

呼ばれ方は、親戚設定のあるハンガリーからは「フィンちゃん」（メールで普段から交流しているらしい）、ほとんどの登場キャラクターからはフィンランド（さん・君）または「フィン」である。ベラルーシや謎のキャラクターからは「鬼神」、作者からは「スオミ」（フィンランドの正式名称がスオメン・タサヴァルタで通称がスオミなため）・作中のイベントでは「嫁」と呼ばれていたこともある。

本編が始まった初期から登場している（通常は北欧メンバーとして登場しているが、枢軸メンバーとして原作で紹介もされている）キャラクターなので、容姿や体格・見た目の雰囲気も数回変化している。その為、読者が初見で当記事のキャラクターを見た時期によって各々印象が大幅に異なる場合もあるようだ。本編の枢軸や連合などのメインメンバーの話にも顔を出すことが多い。

同じ枢軸メンバーである日本・イタリアとは友達関係の設定がある（クリスマスで人手が足りなくて困ったときにプレゼント配りを手伝ってくれた）。ドイツのイタリアについての苦労話を苦笑しつつ聞き手に回ることも多い。エストニアとは元兄弟現親友の間柄である。

ドイツさんがムリゲーすぎる件では、優等生らしく笑顔で協力してくれるありがたい国。

不思議なセンスの持ち主で、自国の妖精は見えて会話もできる（時々本人は無自覚に他国の妖精も見えて会話している）。

サンタがいるという噂の国。クリスマスにサンタとしてソリで空を飛びながら、プレゼント配りの最中にソリが突然のアクシデントで壊れた時は魔法で直す意外とロックでパンクでメタルな不思議君。魔法は使えるけど、ログハウス作りやハロウィ－ンの衣装などを自分の手で時間をかけて手作りする方が好きな凝り性なので、緊急時以外では普段使わないようにしている。

つつくと10回までは許してくれるけど、それ以上やると何倍にもなって返ってくる。ふんわりしてるけど敵に回すと怖いタイプ。

温和で素朴な性格で、頑張りやで力持ち。真面目だがたまにドジっ子で、よく側溝にはまるらしい。声は小さいがおしゃべりで話が長い。で、酔うと少々強気な態度で絡む。見た目に反して勇ましい面もあり、寒さに異常に強い上にサウナが大好きで火事場の馬鹿力が半端でない。
散多菩薩サンタクロース発祥の地らしく、自身もクリスマスにはトナカイの引くそりに乗って世界中を回る。普通のプレゼントならいいが、稀に悪意無くあの飴を渡してくるから要注意だ！そして、「おひゃあああああ！！」と叫んでたら彼。

アイスランドからはツッコミを入れるポジションだと思われている。地図上正面から見て右側の隣人からは「ほしいほしい」、左側の隣人からは特別な親しみを感じられているようだが、当の本人は両隣の人達の事を「怖い・逃げたい」と思いながら適度に距離を置いて接している。

スウェーデンとは一緒にデンマークの家を飛び出して以来の付き合い。今でも怖いなと思うところがあるらしい。そんな彼からは「女房」と言われ否定した。そして、スウェーデンを通じてシーランドとも仲良くなった。また、スウェーデンと共に花たまごという名前の犬を飼っている。

趣味は奇才開催。変な祭を開いてはハッスルし、上位を友人のエストニアが掻っ攫うのが様式美になりつつある。

日本人から見たら奇抜に思われるのがフィンランド関係のネーミング。それを逆手に取ったのか、彼のネーミングセンスは破壊力抜群になってしまった（なまじデザインセンスがいいだけに残念）それが顕著に現れたのが花たまごに名前を名づけるときだった。
「花たまご」もおかしいと思う人もいるかもしれないが、これはスウェーデンががんばって説得したのと彼が譲歩してくれたおかげで、まだマシな名前になっただけである。とりあえず候補に挙がった名前を見てほしい。

余談だが、スウェーデン自身は現在の名前にされて申し訳ないと思ったらしい。かくいう花たまご本人も常に「血まみれじゃない方の花たまごです」と紹介したがっていたことが2010年のクリスマスで発覚した。

付けられそうになった名前一覧

前述の通り、クリスマスにはサンタの一人として活動する彼。2009年からの作者サイトでは毎年、サンタ役でクリスマス企画の進行や読者のお願いに応えるという企画を実施している。そして、２回連続で何かしらのトラブルに巻き込まれている。
またこの企画の間は飼い犬の花たまごも人の言葉を使って彼の進行をサポートする。簡単なリクエストだけなら良いのだが中には鬼畜な読者がいらっしゃるようで、2010年のリクエストには生命の危機を覚えるものが混ざっていた。