マジック・メイカー異世界魔法の作り方とは (マジックメイカーイセカイマホウノツクリカタとは) [単語記事]

マジック・メイカー異世界魔法の作り方とは、小説家になろうに2017年 10月から投稿されている鏑木カヅキの小説である。書籍版はMFブックス (KADOKAWA) にて刊行。異世界転生モノで、魔法を使いたい主人公が魔法がないと思われた世界で奮闘する様を描く。

概要

リスティア国の片田舎の領地を治める下級貴族、オーンスタイン家。そこには、二人の姉弟がいた。姉のマリーは、父から剣術の稽古を受けるのが大好きな活発な女の子。弟のシオンは、部屋に籠もって本を読むのが大好きな内気な男の子。性格は正反対の二人だが、優しい両親に見守られながら、仲睦まじく暮らしていた。
しかし、三歳になったシオンの様子が少し変で……。

『まほう』というものがこの世界に存在するか、父に尋ねるシオン。しかし、貴族としてそれなりの教養がある父でも、『まほう』という言葉自体を知らなかった。ましてや、シオンが言う「火とか水とか風とか光とか、何もないところからいろんなものを出したりする」現象など、この世には存在するはずもなく……。

その日から、シオンは目に見えて落ち込んでしまう。シオンを励ましたいと、幼馴染みで農家の娘のローズに話すマリー。すると、湖で不思議な現象を目の当たりにして――

この異世界、魔法がない!? そんな世界に転生した主人公の少年シオンが紡いでいく、ロマン求める魔法開発ファンタジースタート。

テレビアニメ公式サイトイントロダクション

用語

魔物: 人を襲う危険な存在。子供は危険なので外に出てはいけないし、見かけれたら直ぐに逃げて大人に助けを求めるべきである。
妖精: 希少な存在だが確かにいる。専門の調達業者もおり、近くの中規模都市イストリアには妖精屋の看板を掲げる店がある。子供には知らなくてよい場所という扱い。
魔法: 「ないな。聞いたことがない。」

登場人物

シオン: CV: 潘めぐみ
 魔法への憧れを抱きつつ、異世界へ転生。; 転生前は30歳の男性 (CV: 逢坂良太) で誕生日を迎えると同時に魔法を唱えようとした。; 勉強が得意で、ひとりが好きな内気な性格。無我夢中で『まほう』の研究を始める。
マリー: CV: 加隈亜衣
 シオンを溺愛している姉。; わがままな一面もあるが天真爛漫な性格。身体を動かすことが得意で、シオンを守るためにと剣術を学ぶ。
ローズ: CV: 雨宮天; シオンとマリーの幼馴染。; 心穏やかで芯が強く、思慮深い性格。彼女の立ち振る舞いはお嬢様のような品を感じさせる。; 格好つけているだけで家は農民。
ラフィーナ: CV: 芹澤優
いつも能天気で猪突猛進な性格。騎士隊所属と言われれば聞こえが良いが実のところ役立たずと名高い下っ端騎士隊の所属。
ブリジット: CV: 古賀葵
 魔物学者。; 普段は引っ込み思案で大人しい性格。魔物の話題となると途端に目を輝かせ、饒舌に喋りだす。
コール: CV: 宮瀬尚也
医師見習い。; その立場が故に科学的根拠がない魔法を疑っているが、普段は真面目で落ち着いた性格。
ガウェイン: CV: 宮本充
 シオンとマリーの父親。
下級貴族オーンスタイン家の当主。村の人々から信頼されているばかりか、剣の腕も確かな人格者。
エマ: CV: 豊口めぐみ
 シオンとマリーの母親でとても愛情深い性格。; 子どもたちに危機が訪れた際には身を挺して守るほど、ふたりの子どもがなにより大事。
グラスト: CV: 赤坂柾之
イストリアという都市で鍛冶屋を営んでいる。; シオンの父親ガウェインと古くからの友人で、少しお調子者な性格。