七稜アヤメ 単語


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ナナカドアヤメ

3.6千文字の記事

七稜(ななかど)アヤメとは、スマホゲームブルーアーカイブ』に登場する人物である。

概要

百鬼夜行連合学院に所属する3年生。選りすぐりエリートのみが在籍を許される百花繚乱紛争調停委員会委員長を務めていた。副委員長御稜ナグサとは幼馴染の関係。名前の由来はアヤメアヤメ属の多年アヤメ言葉は「良い便り」「希望」「友情」「信頼」など。

百花繚乱委員長だけあって力は非常に高く、数多くの実績を打ち立ててきた優秀な生徒。確認出来るだけでも、問題児の撃退(127)、木から降りられなくなった子猫の救助といった功績がある。また委員長たる」の本来の所有者。

実力義な百花繚乱において、委員長の座を守り続けた事から、折りの実力を誇り、陰陽部長地ニヤの見聞を以ってしてもアヤメに敵う人物はいなかったと言わしめるほど。それでいて人当たりが良かった。当時を知る千鳥ミチルは「どっちかっていうとキラキラした陽キャっぽい感じ」、ナグサは「の日でも、太陽のように明るい笑顔。何もかも包み込むような優しい……」「の日差しのように明るくてあたたかい子」と語る。このためナグサら委員から深く慕われていた。

アヤメ先輩がいたら何の心配もいらなそ~!」「アヤメ先輩百花繚乱にいてくれてよかったー!」「アヤメがいれば百花繚乱大丈夫」ともが認めていたものの、それは同時にアヤメ個人に対する依存に他ならなかった。その様相は「何かあるたびにアヤメを探して、アヤメに頼った」と言われ、百鬼夜行生徒や住民さえも彼女の手腕に頼るほどだったが、嫌な顔一つせず笑顔依頼を引き受け、人の如く頼み事をこなしていった。圧倒的スペック差にナグサは過度な劣等感を植え付けられ、アヤメの隣にいたいが故に理をして優等生を演じ、差し詰め偏のように名をかれ、また自身を過小評価する言い訳のように使われてしまう。

一方、アヤメは「からも理解されず、からも認められなかったら、私は何のために生きればいいの!」と語っているため、有能だから周りが勝手に持ち上げたのではなく、最初の一歩は、認められたいという承認欲求だったと推測される。

メインストーリーVol.5『百花繚乱編』が始まる10ヶ前に突如行方不明となる。物語開始時点で既にキヴォトスからいなくなった人物は連邦生徒会長梔子ユメがいるが、回想やスチルで姿が分かっていたこの2人に対し、アヤメは同じ百花繚乱メンバーからも一切容姿が言及されないので、情報が限りなく少ないしい人物。生死さえも不明である。

2025年5月17日の『ブルアカらいぶ!みに♪』にてPVアヤメとの話、聞いてくれる?』が開。タイトルに反してアヤメの事は語られなかった。そして5月21日配信の『百花繚乱』2章で遂に容姿が判明した

劇中の活躍

名前自体は『あまね奇跡の始発点編』3章「アトラ・ハシースの舟占領戦」第1話で登場。ナグサの「元はといえば委員長――アヤメがやることだけど……彼女シャーレの先生宛の言葉を残したと聞いたから」という台詞が初出である。大原にある黄昏寺院にて大預言者クズノハと交信し、彼女から聞いた言葉を古い巻物にしたためて、シャーレの先生に渡そうとしていたが、その前に行方不明となってしまう。巻物はナグサの手で忍術研究部に渡され、最終的に先生のもとへと届いた。

ところが『百花繚乱編』2章では若干設定が変更され、アヤメは交信を試みたがクズノハと出会えず、大原で遭難して死にかけたナグサがクズノハとの交信に成功、彼女から直接巻物を手渡された事になっている。

本格的な登場(?)は『百花繚乱編』。先述の通り、物語が始まる10ヶ前に行方をくらました。噂では大預言者クズノハと会ってから姿を消したと言われていた。ユカリ百花繚乱に入った頃と同時期だが、ユカリ本人はアヤメを見ていない様子なので、おそらく入部する直前の出来事と推測される。

彼女がいなくなったは大きく、アヤメの代わりに委員長を継ぐはずだったナグサも、彼女を探しに行く名行方不明となってしまい、トップ2人を一挙に失った百花繚乱は機不全に陥る。これまでのアヤメに対する依存からキキョウやレンゲを含む委員全員が「いつアヤメがいなくなってもおかしくない」と懸念を抱いていたという。

残った委員は、意欲が低下して次々に退部していき、勘解由小路ユカリ百花繚乱へ入った時には、既にキキョウ、レンゲしか残っていない有り様だった。陰陽部から「廃部は時間の問題」と言われるほど形骸化が進んでいた訳である。このような状態で色彩の襲来を迎えた。

ちなみに、イベント不忍ノ心』の時点ではきちんと百花繚乱が機していたため、この頃はまだアヤメがいたと思われる。


百花繚乱編』にて失踪の原因が明かされた。百花繚乱委員長だけが交信出来るとされる大預言者クズノハを探しに行くべく、単身、百鬼夜行北部の大原に向かったアヤメ吹雪が吹き荒ぶ黄昏寺院の跡地にて、一人クズノハに呼びかけ続けていた。かつては「花鳥風月部のコクリコと対峙した末に敗北し、物語にされて黄昏の向こう側へと連れ去られた」と語られていたものの、実際はクズノハと会う方法があるとコクリコに提案され、それについて行っただけであった。

この時のアヤメは、普段の振る舞いからは想像も出来ないほど冷淡で、呼び戻しに来たナグサを冷たく突き放したばかりか、「最初からあんた友達と思ったことなんてない」と拒絶。アヤメを助けようと伸ばした右腕は黄昏まれてしまい、今はもう動かなくなってしまった。箭吹シュロく、助けに来たのがナグサでなければ、もっとマシな人であれば悲劇を阻止出来たかもしれないとし、力なナグサに対する恨の言葉と解釈している。アヤメの前で失って、一人で戻った、なんて委員たちに言えるはずもなく、自責の念に駆られたナグサは「委員長になる資格」と密かに姿を消したのだった。

百花繚乱編』2章で更に深掘りされ、依存してくる周囲の人間に嫌気が差し、最後の希望としてクズノハに会いに行ったものの、クズノハに会えなくて絶望した末に花鳥風月部へと寝返った事が判明。すなわちナグサを拒絶した言葉は本音である。皮にも、20年前に勘解由小路を出奔して花鳥風月部を立ち上げた元委員長コクリコと同じを辿った。その後、土生アザミによって彼岸邸に誘導され、アヤメを探しに来た百花繚乱メンバーにかけて地下へと投ナグサの精神をいたぶる。

黄昏まれたアヤメヘイローは変色し、両眼はオッドアイに変わるなど、まるでシロコ*テラーのように容姿が変化していた。

彼女にとって、羨望の眼差しや過剰なまでの期待は心を潰しかねないほどの重責と化していた。失敗や後悔を恐れてかに厄介ごとを押し付け、今まで自分に依存してきた者たちに対し、今度は自分がみんなを見る番と語り、物語ヒトツとなって百鬼夜行怪異恐怖をもたらす。だが、陰陽部やお祭り運営委員会の奇策で和楽まつりが強行され、住民の間で歓喜がもたらされた事で恐怖を糧とする怪異弱体化、更にシュロや忍術研究部の活躍で付喪神は掃討され、アヤメ取る守閣に百花繚乱メンバー先生が現れる。

そしてナグサは委員長の座を巡ってアヤメに継承戦を申し込む。百鬼夜行混乱に陥れたアヤメ委員長に相応しくないと。クソザコメンタルで自分に依存していたナグサが言うようになったと感嘆しつつも、継承戦を受け入れる。実力は互。互いに一歩も譲らない。以前より腕を上げたナグサに勝つべく、アヤメ黄昏で得た異の力を使いだし、これで彼女を追い詰めるが、その力さえも打ち破ったナグサの前に敗れる。何回挑んでも勝てなかったナグサが、ついにアヤメを倒したのだ。最後はながらに謝罪するナグサと和解する。

事件が終わり、アヤメは正式に百花繚乱へ復帰する事となった。しかし精神的な問題で眠りについたままを覚まさなくなってしまう。ひとまず他のメンバー彼女覚めるまで待つ。ともに芽吹きを待ち侘びるかのように――。

余談

  • 七稜という苗字実在しないブルアカではしい架苗字である。稜の文字は山の地形を示す言葉によく使われるため、七稜は7つの山といった意味合いだろうか。ちなみにナグサの苗字・御稜も実在しなかったりする(そもそも「稜」を使った苗字自体がない)。
     
  • アヤメの生死については不明。ユーザーの間では黄昏まれた時点で死亡した説、反転してシュロになった説がよく挙げられる。しかし『百花繚乱編』2章でどちらの説も否定された。
     
  • 百花繚乱編』2章終盤にて戦闘用のSDが用意されている事が判明。実装される可性が出てきた。

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