加西市とは (カサイシとは) [単語記事]

加西市とは、兵庫県南部にある市である。

概要

基本情報
加西市かさいし
国	日本
地方	近畿地方
市役所所在地	兵庫県加西市北条町横尾 1000 番地
市町村コード	28220-1
面積	150.98km²（境界未定部分あり）
総人口	40,703人（推計人口、2024 年9月1日）
人口密度	270人/km²
隣接自治体	兵庫県姫路市、加古川市、小野市、西脇市、加東市、多可郡多可町、神崎郡市川町、福崎町
市の木	カシ
市の花	サルビア

兵庫県の南部、播州平野のほぼ中央に位置する市。

1967年（昭和42年）4月1日に加西郡北条町・加西町・泉町が合併して発足した。

地域的には東播磨か北播磨なのだが、兵庫県北播磨県民局に区分されている。

市の中心部を万願寺川が流れ、その東側には広大な青野ケ原台地が、西側には鶉野台地が広がり、播磨内陸地域最大の平坦地を形成している。

市の西側にはため池が点在している。池の水があふれると周辺地域が浸水する可能性があるため、ハザードマップが作成されるなどの対策がなされている。

江戸時代には山陰と山陽を結ぶ商人の宿場町として栄えた。

玉丘史跡公園には、国の史跡に指定されている根日女の物語の舞台となった5世紀前半造立の玉丘古墳をはじめ、合計7基の古墳が残されているほか、芝生広場、古代農園、湿地観察園、野鳥観察デッキ、自然観察園なども整備され、不定期で「手づくり庵」や「古代体験田」などの体験活動イベントも実施されている。

一乗寺は飛鳥時代にインドからやってきた仙人・法道がひらいたという天台宗の寺。法道が来日して最初に発見した「霊地」が一乗寺背後にそびえる法華山であり、寺伝では孝徳天皇の勅願により、650年に開基されたと記されている。聖観世音菩薩を本尊とし、平安時代に造られた三重塔と、寺に伝わる『絹本著色聖徳太子及び天台高僧像』という絵画は国宝に指定されている極めて貴重な文化財。