宇都宮競馬場(うつのみやけいばじょう)とは、栃木県宇都宮市に存在していた地方競馬場である。
1933年に宇都宮市にて12月開場。開場当初は年2回開催で最大8日間の開催と非常に短期開催であった。
だが売上のピークは1950年代初め頃であり、1993年以降長期に渡って経営難にあえぐ。
2000年代に入り、ともに「北関東競馬」を形成していた足利競馬場、高崎競馬場がともに経営難により閉場、元々経営が厳しかったところに負担が重くのしかかり立ち行かなくなる。
その後、「競馬の赤字を税金で補填することはできない」と廃止が決定。2006年3月14日のとちぎ大賞典開催日を最後に閉場。
廃止後、跡地の場外馬券場としての活用はなく栃木県での馬券販売は終了、馬券販売が無い県となっている。
跡地はJリーグ栃木SCのホームスタジアムとしても使用される「栃木県総合運動公園陸上競技場(カンセキスタジアムとちぎ)」が建設された。
内馬場には野球場やバラ園、テニスコート、小型の観覧車など遊具付きの公園などの施設が豊富。パドックにはカラービジョンの電光掲示板が設置されていた。
名物は焼きそば。定価は300円だが、レースが進むと100円まで値引きされ安くて美味いと人気があった。
最寄り駅は東武西川田駅で徒歩10分ほど。また競馬開催日にはJR宇都宮駅と小山駅から無料のシャトルバスが運行されていた。
通算48勝を挙げ「栃木の怪物」の異名を持つブライアンズロマンやNAR年度代表馬にも選出されたベラミロード、栃木三冠を達成するも交通事故により急逝し、重賞レースの名称にもなったカネユタカオーなどが有名。
出身騎手には「ミスターピンク」、「ピンクの勝負師」の異名を持つ内田利雄が廃止まで所属していた。
ダートコース右回り1周1200メートルのコース。ゴール前直線は200メートル。幅員20~25メートル。
施行距離は900メートル、1300メートル、1400メートル、1500メートル、1900メートル、2000メートル。
1月~12月まで長期の休止期間はなく年間通じて開催されていた。重賞競走はダートグレード競走(GⅢ)に設定されていた「とちぎマロニエカップ」や、北関東三冠競走である「北関東ダービー・オークス」などが開催されていた。
廃止された日本の競馬場 | |
中央競馬 | 目黒 - 横浜 - 鳴尾 - 宮崎 |
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最終更新:2024/12/12(木) 04:00
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