戦士（ドラゴンクエスト）

戦士（ドラゴンクエスト）とは、スクウェア・エニックスのRPG「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する職業である。初登場は「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」。

同作以外の戦士については、戦士の個別記事にて。

概要

DQ3 DQ4 DQ6 DQ7 DQ9 DQ10

DQ3

初登場作品。今作の戦士はルイーダの酒場で仲間にする事が出来るキャラクターとして登場。
今作の戦士はピンクを基調とした鎧に身を付けた騎士という様な姿をしている。

「戦いのプロ」を連想させる職業名から分かる通り、ただひたすら武器による攻撃に特化した職業。
素早さが低く呪文を覚えないのだが、ちからの伸びが目覚ましく、強力な武器・防具で敵を倒し攻撃を防ぐことができる。
職業柄ではあるが、装備出来るアイテムの多くは勇者と共通する物が採用されている。「型落ちした勇者のお下がりを戦士に装備させて戦う」という戦術も可能。

逆に欠点は上述の通り素早さが低い点や装備を整えるのにお金が掛かってしまう点、会心率の低さ。
素早さが低い点はどうしても戦闘中に回ってくるターンが遅くなりがちで、メタル狩りなどで大きく影響が出てしまう。また装備にお金が掛かりやすいという点は、今作ではパーティに勇者が必ず同行する関係で気になりやすい。

近年流行のなろう系小説などのパロディ作品（後述）から今作に入ったプレイヤーは間違いなく彼を使うと思われるが、今作を繰り返し遊ぶ場合は武闘家にシフトしていければ良いだろうか？

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HD-2D版では特技が実装され、かばう、しっぷう突き、つるぎのまい、メタル斬りなどの特技を覚えられるようになった。そのためMPもレベルアップで上昇するようになった。

パロディ作品での戦士

今作の戦士は初心者にも扱いやすい職業という点に加えて、DQ3はシリーズの中でも特に有名という事から、「なろう系」と呼ばれる「小説家になろう」出身作品をはじめとして様々なインスパイア・パロディ作品の元ネタとなっており、それらの作品では必ずと言ってよいほど戦士系のキャラが勇者一行に加わってたりしている。

容姿について

男性の方はまさに特徴にもあるような「屈強な騎士」という見た目をしているのだが、注目すべきは女性の方。

というのも女性はビキニアーマーを身に付けているという、非常に大胆な姿をしていて、初出が初期作ながらシリーズの中でもトップクラスの露出度を誇っている。というか、今作をプレーした少年達は女性戦士で何かに目覚めてしまったと見られる（性的な意味で）。

DQ4

ドラゴンクエストIV 導かれし者たちでは職業として登場しないが、ライアンが戦士に該当する。

DQ6

ドラゴンクエストVI 幻の大地ではダーマ神殿の職業として登場。
今作の戦士は初級職として扱われていて、ダーマ神殿到達時点で就く事が出来る。

ステータス面についてはDQ3時代を引き継いでいており、転職の際にちからとHPが10％向上し、すばやさ、かしこさ及びMPが減少する。全体的にタフになる能力の関係上、転職解禁後からも十分に主力として戦力投入しやすい。

この作品から特技が追加され、きあいため、もろばぎり、しっぷう突き、みなごろし、はやぶさぎり、まじん斬りといった基本的な剣技を覚えられる。先制攻撃が可能なしっぷう突きや使用後に攻撃が必中になるきあいため、メタル狩りに有効なまじん斬りといった様に、覚えられる特技は比較的使いやすい物が揃っている。

一方でマトモな攻撃技を多く覚え始めるまで★4まで育てる必要があるので、本格的な強さの実感までに時間が掛かりやすい事、ライバル的ポジションの武闘家の方が★2という非常に早いタイミングで攻撃技の取得が始まる事から、結局のところ武闘家と比べられやすい。

総ずると、初級職の中でも使いやすさについては上位に入るが、バランスブレイカー級の職業が初級から存在していたり、主人公が勇者ルートに進む際にも別の職業が選ばれやすい関係上、どうしてもそれらに隠れがちなのが否めない。DQ3よろしく良くも悪くも初心者向け職業という事か。

この職業のマスターを介して転職する事が出来る上級職は、同時に武闘家をマスターすることでなれるバトルマスター、同時に魔法使いをマスターすることでなれる魔法戦士の2つ。上級職自体は決して悪くないが、マスターの相手となる職業はいずれも今作の中でもバランスブレイカー級の存在感を放っている事から、やはり抱き合わせ感を漂わせている。

余談だが、物語の終盤で仲間に加わるテリーはバトルマスターに就いてるのだが、戦士を最初からマスターしている。一方で相方の武闘家については（スーパーファミコン版の時点では）マスターしておらず。加入時のステータスの低さも相まって「職歴詐欺」と呼ばれる様になってしまった。

DQ7

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たちではDQ6と大して変わらないが、特技は気合いため、しっぷう突き、ドラゴン斬り、まじん斬りの4つに減少している。プレイステーション版のみに職歴技があり、踊り子はつるぎのまい、盗賊はぬすっと斬り、吟遊詩人はたたかいの歌、船乗りはかもめ返し、羊飼いはみねうち、笑わせ師はへんてこ斬りを覚えられる。リメイク版では職歴技がなくなり、みねうちとかもめ返しを覚えられるようになった。

DQ9

ドラゴンクエストIX 星空の守り人ではルイーダの酒場で登録できる仲間として登場。剣、短剣、槍、盾を装備できる。スキルは剣、短剣、槍、盾、ゆうかん。必殺技は会心の一撃を必ず与えることができる会心必中。ゆうかんスキルはかばう、ロストアタック、やいばくだきといった補助効果を持った特技を覚える。

DQ10

ドラゴンクエストXでは職業として登場。片手剣、両手剣、斧、盾、大盾を装備できる。最初はあまり強い職業ではなかったが、複数回に渡る強化によって頼れる戦士を作れるようになった。
グレン城下町に住むオーガの老人「アガペイ」からは職業クエストを受けることができる。特定の場所で幻を見て、そこに現れる敵を倒していくという内容になっており、一つ一つクリアすると報酬として戦士の装備をもらえる。

習得技リスト

DQ3HD-2D

レベル	特技
Lv.1	うけながし
Lv.3	かばう
Lv.9	しっぷう突き
Lv.16	もろば斬り
Lv.21	きゅうしょ突き
Lv.37	つるぎのまい
Lv.39	メタル斬り
Lv.43	さみだれけん
Lv.48	渾身斬り

DQ6・DQ7

DQ6		DQ7		DQ7リメイク
★	特技	★	特技	★	特技
1		1		1
2	きあいため	2	気合いため	2	気合いため
3		3		3
4	もろばぎり	4	しっぷう突き	4	しっぷう突き
5	しっぷうづき	5		5	みねうち
6	みなごろし	6	ドラゴン斬り	6	かもめ返し
7	はやぶさぎり	7		7	ドラゴン斬り
8	まじんぎり	8	まじん斬り	8	まじん斬り

DQ9

ゆうかん
習得スキルポイント	特技
8	かばう
28	くちぶえ
48	体当たり
70	ロストアタック
100	やいばくだき
秘伝書	オートカウンター

DQ10

習得レベル	特技
Lv.4	かばう
Lv.20	ロストアタック
Lv.35	たいあたり
Lv.50	やいばくだき
Lv.65	チャージタックル
クエスト	会心必中

関連動画

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関連項目

• ドラゴンクエスト関連用語の一覧

ドラゴンクエストの職業一覧
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関連キャラクター

• ローレシアの王子
• ライアン（ドラゴンクエスト）
• アモス
• キーファ・グラン