東方玉神楽とは (トウホウタマカグラとは) [単語記事]

東方玉神楽とは、彼方氏が制作、公開している無料ブラウザゲームである。　

2011年夏から2012年 3月まで公開されていた第一期玉神楽、2012年 9月から2014年 10月まで公開されていた第二期玉神楽、2015年 4月から再公開されている第三期玉神楽に分かれるがここでは第二期、第三期玉神楽について記述する。

概要

彼方氏がこよみ亭で公開しているポケモン東方人形劇風の東方二次創作ゲームである。

コダマと呼ばれる外見が東方キャラな小さな守り神どうしを戦わせる「コダマ遊び」を行うゲームである。

属性相性は第五世代までのポケモンだが、個体値がない、PPではなくVPを用いて技(スペル)を繰り出す、持ち物と特性(スキル)が２つずつあるなど、本家のポケモンとは違う点も多々ある。

内容

難易度

難易度はノーマル、ハード、ルナティックから選べるがオプションでいつでも変更できる。難易度が上がるほどシナリオの敵のレベルが上昇し、難易度に応じて難易度ボーナスが貰えそれが100ｐ貯まるごとに特別なアイテムが入手できるが、そのアイテムはゲーム中に(金さえあれば)入手できるので好きな難易度で良い。

ゲームの進め方

霊力と呼ばれるものを消費してシナリオを進める。霊力は毎朝 6時に30ｐ回復し、最大3000ｐまで貯めることができる。シナリオ上での戦闘、育成用施設で霊力を消費するがそれ以外では消費しない。

毎朝 6時の30ｐ回復以外に回復の手段はなく初心者には厳しい仕様だが、初心者には開始時に200ｐ支給される。

施設

店

店では各種アイテム買うことができ、美月堂と輪華堂ではアイテムを売ることもできる。

特に、換金石を売れば店ポイントが貯まり、ポイントが貯まれば品揃えも増え、5万ポイント以上貯めるとアイテムが割引される。(上限30万ポイント、30％OFF)

オウカジム

オウカチケットを消費することでコダマ使いたちと勝負をすることができる。

勝利すれば経験値、BPはもちろん、賞金、GPも入手でき、GPを貯めれば一定ポイントごとに換金石や福袋などが貰える。

いくつかの難易度があり、上の難易度ほど貰えるものが多くなる。また、オウカチケットを複数枚一気に消費することができ、消費した枚数だけ経験値、BP、賞金、GPに倍率がかかる(最小1枚最大40枚で勝とうが負けようが消費する)

オウカチケットは毎朝 6時に2枚、賽銭箱にチケットコインを入れることで5枚入手でき、300枚まで貯めることができる。

コダマ

基本事項

ポケットモンスターシリーズで言うところのポケモン。

win版全キャラはもちろん、旧作や名無しの中ボスたち、書籍キャラ、レイラなどの設定上のキャラ、れっくうざなど本家ポケモンっぽい擬人化キャラ(ぽけもん)も登場する。

ちびも含めて総勢約500種の大盤振る舞いで、ドット絵も募集しており毎月数体ずつ仮実装を経て本実装されている。

コダマの契約

このゲームはボールを投げたりするのではなく、霊夢カードなどのコダマカードを使用して契約する。雇用ではない

契約時はLv10でちび○○の形で契約されるが、阿求や霖之助などちびの形で契約しないコダマもいる。

ゲーム開始時は、ちびさなえ、ちびにとり、ちびれいせんの何れか1体と契約できる。

手持ちは最大6体だが、ボックス的なものはない。しかし、物語中盤で契約可能数が10体に拡張され、さらに霊殻というアイテムを使えば最大60体まで契約できる。(手持ち6体控え54体)

解雇も出来る

コダマの属性

コダマの属性はフェアリータイプ実装前のポケモンの相性と全く同じである。

ただし、すべての属性が漢字一字であらわされている。(ノーマル→無、かくとう→闘など)

コダマの能力

コダマの能力値

HP、攻撃、防御、特攻、特防、速度から構成されている。

これらの値はレベルアップ、進化、BP振りで変化する。

レベルは最大100(敵は144)だが後半になるとレベルアップはほぼ苦労しない。(契約から5分でレベル 100にできたりする)

コダマの種類ごとに種族値、ポケモンで言う努力値のBPがあるが個体値や性格はないので厳選する必要はない。

BP振り

戦闘終了後やビール系のアイテムを使用することでBPが得られる。

BPを数ポイント消費することでステータスが1上昇し、各ステータス最大64、合計128上昇する。

BP振りはステータス画面でいつでもでき、振り間違えた時でもリバースビールというアイテムを使用すれば能力上昇がすべてリセットされて使用したBPはすべて元に戻り、また一からBP振りができる。

コダマのスペル

ポケモンで言うところの技である。ぽけもんもスペルを使う

スペルはレベルアップ、アイテム「禁呪の書」を使用することで覚えられる。進化後コダマでは初期スペル+レベルアップで覚えられる6スペル+禁呪の書で覚えられるスペルの合計8スペルを覚える。

ただし、技マシンや覚え技はなく、コダマの種類ごとに固定である。

コダマのスキル

ポケモンで言うところの特性である。進化後コダマはレベル25と50で一つずつ覚え、合計2つ覚える。ポケモンにあるようなスキルとしては「かそく」、「たんじゅん」と同じ効果のスキルがあるが、ターン終了後に一定確率で相手のスキルを消すスキルなど、本家にないものもある。

コダマの装備

レベル、種類に関わらず2つずつ装備できる。戦闘中に奪われたり消されたりしても戦闘終了後には戻ってくる。(装備できるアイテムはすべてなくならない)

ただし、全く同じ装備や似た効果の装備は効果を重複しない。

コダマの進化

コダマに「霊珠」と呼ばれるアイテムを使用すればいつでもコダマを進化させることができる。コダマによって使用できる霊珠は異なるが、進化後コダマでも異なる霊珠を使用すればいつでも進化でき、ちびコダマに戻せる霊珠も存在する。

コダマ遊び(対人戦闘)

戦闘では先に相手の全コダマのHPを0にする、または降参された場合に勝利する。

対人戦以外ではコダマ1～6体で戦闘するが、対人戦では6体の中から3体選んで戦闘を行う。(ポケモンのレート戦と言えば分りやすいか)

また、PT内でコダマの重複や装備の重複も可能。

ただし、対人戦はシナリオ第10話クリア後にできる。

ポケモンと違い選択画面で装備変更ができ、選択に時間制限がない。(待たせたら失礼なのでなるべく早く選ぶべし)

定期イベント

桜華杯

このイベントが開催される日はまず、同日の夕方から21時頃まで予選が開催される。12戦までしか対戦できないがそれ以外は通常の対戦会と同じルールである。6戦以上する且つレートランキングが(6戦以上したプレイヤーの中で)32位以内だった場合は決勝トーナメントに進出出来る。

決勝トーナメントでは予選の上位32位までが順位の和が33になる組み合わせ(2位と31位など)で1回戦を行い、それからトーナメント形式で優勝者を決める。

琴月杯

ランダムに選出された50体のコダマから6体を選んでパーティーを作成して対戦する。コダマのBP振り、変更は何回でも行えるがイベント開催中は行えない。対戦会形式で16戦まで戦闘でき、イベント終了時に最もレートの大きいプレイヤーが優勝となる。

コダマの一例

霊珠の種類
(頭文字)

主な特徴

主なコダマ

霊珠(N)

全体的にバランスがとれている。

逆に言えば中途半端とも器用貧乏とも言える。

一部のコダマは特定の能力値が他のタイプのように伸びていたりする。

N文

Nリグル

Nマガン

力の霊珠(A)

兎に角火力が高い。

防御面については紙装甲が多く、重装甲なのは少ない。

基本的に遅い。

A依姫

A咲夜

A朱鷺子

技の霊珠(T)

装備を消したり状態異常にしたり色々できる。

火力と速度は並み程度だが、それなりに堅いコダマが多い。

変わった属性のコダマも多い。

Tキスメ

T紫

T星

疾風の霊珠(S)

兎に角速く、火力も十分に高いまたは攻撃範囲が広いことが多い。

防御面は紙だが体力はそこそこある。

使いやすいコダマが多く、PTに複数居てもおかしくない。

Sチルノ

S妖夢

Sこいし

祝福の霊珠(H)

火力は控えめだが全体的に堅い。

障壁を張ったりミスルトを撒いたりして相手をじわじわ苦しめる。

Hさとり

H大妖精

守の霊珠(D)

兎に角堅く、ＨＰも高い。

鈍足で低火力なコダマが多いが、ナイヘ(固定ダメージ)や継続ダメージを持っていることが多いので火力にはそれほど困らない。

装備によってはHP、VPを回復したりステータスを積んだりできる。

一つのPTに2,3体居てもおかしくないほど強く、耐久神楽とも呼ばれる。

一夜の霊珠(AD)

Ｎ～Ｄタイプよりも合計種族値が高く、Eよりも攻撃寄り。

高速、高火力のコダマが多いが防御は並み以下。

AD橙

ADてゐ

奇跡の霊珠(E)

Ｎ～Ｄタイプよりも合計種族値が高く、ADよりも若干防御寄り。

全体的に鈍足だが、攻撃、防御共に高い。

E魔理沙

JK 早苗

※主なコダマは対戦会でしばしば見てかつ強いと思われるコダマを選んだ。

※主な特徴は割と適当に書いたが間違ってはないと思う。

東方玉神楽単語

概要