秋山駿とは、TVゲーム「龍が如く」シリーズの登場人物であり4以降の主人公の一人である。
新宿・神室町で消費者金融会社「スカイファイナンス」を営む社長であり、キャバクラ「エリーゼ」のオーナーでもある。
消費者金融でありながら金利を取らないどころか、彼の課す「テスト」さえ乗り越えられれば無利子・無担保・保証人なしで金を借りられることから噂に尾ひれがつき、「神室町の駆け込み寺」とも呼ばれている。それ故に同業者からは敵視されている。
家族、親戚に関する詳細は不明だが、2010年の「4」時点では32歳。
東都大学法学部卒業後、東都銀行に就職したエリートだったが、身に覚えの無い横領の罪を着せられ、退職に追い込まれる。身の潔白の証明のために財産を切り崩すも失敗が続き、ついにはホームレスとなってしまう。
2005年12月のミレニアムタワー爆破で飛び散った100億のうち100万円ほどを拾い集め(「1」のエンディングでは当時の彼らしきホームレスの姿が見れる)、銀行員時代に培った知識と経験でデイトレードや先物取引などで増額し、莫大な富を得た。
一度は金絡みですべてを失ったものの、使い切れないほどの金を掴みとった秋山は、自身の経験から「金で人の人生が変わる瞬間を見たい」と考え、スカイファイナンスを開業する。起業、現在に至る。
2010年3月1日。夜の集金業務中にキャバクラで暴れていた上野誠和会の男を自身の恩人である新井弘明が殺害したところを目撃したことから、事件に巻き込まれていく。リリ(冴島靖子)に1億を渡し、自身が経営するキャバクラで働かせたが、リリがいなくなった後で真島吾朗と邂逅し、リリの詳細を知る。城戸武に裏切られて1000億を奪われたことで谷村正義と行動を共にし、靖子を守る。靖子を逃がした上で谷村と共に桐生一馬と戦うことで憧れていた桐生と初めて出会うことになるが、桐生を靖子を襲いに来た者と勘違いし、結果的に靖子は葛城の手に渡ってしまう。
靖子は葛城と相打ちで帰らぬ人となってショックを受けていたが、後に桐生、冴島大河、谷村と共にミレニアムタワーに乗り込み、新井にタイマンを挑む。
「龍が如く5」では34歳。スカイファイナンスの支店を開業させるため、大阪・蒼天堀に行き来している。2年以上もかけてのんびりと支店を開こうとしていたところ、親交のあった朴美麗の悲報と、澤村遥との運命的な再会から、彼の戦いが始まっていく。
「龍が如く6」では37歳。中国マフィアの祭汪会に目を付けられたことでスカイファイナンスを襲わせないために店を休業にしホームレスとなる。桐生と再会したが、澤村遥が入院した病院で桐生と意見が対立し拳を交えることになってしまう。後に桐生、南雲剛、宇佐美勇太と共にエドの中華料理屋に殴り込みをかけた。物語の終盤では桐生と広瀬一家と共にミレニアムタワーに殴り込みするが、負傷した勇太を避難させるために戦線離脱する。事件が解決した後はスカイファイナンスを再開させる。桐生の情報に関しては疑っており、伊達真に問い合わせた。
「龍が如く8」では45歳。「7」において神室町3K作戦が発生した際に、これまで得ていた金を方々に分散させていた。さらに東城会と近江連合の同時解散で死んだはずの桐生が現れたと聞かされた際は情報を得られず、真相を教えない伊達に愛想を尽かして神室町を後にしたが、神室町の友人には伊達に怪しい動きがあったら連絡するようにと伝え、海外で行方を暗ませた。
そして伊達が伊勢佐木異人町に何度か通っているという情報を聞いて帰国。横浜流氓の白面を金で雇って桐生を襲わせて、白面を倒した腕っぷしから桐生の生存を確認し再会。ようやく伊達と桐生から死を偽装しなければならなかった真相を聞き出せた。桐生を恨むどころか、桐生と再会できて胸につかえていたものが取れたと感謝した。その後は遥とハルトをニューセレナに呼んで桐生と再会させようとしたが、遥の真意を知って何も言えず、桐生がニューセレナに現れることはなかった。以降桐生と会うことはなかった。
「龍が如く4」後のifストーリーである「龍が如く OF THE END」では、花ちゃんとの集金中に暴力団事務所のゾンビ襲撃現場に出くわし、困惑しながらも花を逃がすため拾った拳銃でゾンビを射殺した。その後スカイファイナンスに戻り、花ちゃんと一夜を過ごす(襲わないよ…)が、一夜にして隔離され変わり果てた神室町、高熱を出した花ちゃん、襲い掛かるゾンビという三重苦に立ち向かっていく事となる。
「龍が如く 維新!」では長州藩士の桂小五郎として登場。新選組から標的にされているが、足が速いことから「逃げの小五郎」と呼ばれている。
「龍が如く ONLINE」では40歳。東城会は近江連合と警察によって壊滅され、スカイファイナンスを再び畳む。かつての神室町を取り戻すために、近江連合と倒そうとしている春日一番と知り合い、彼らと手を組んで近江連合を倒そうとする。
「クロヒョウ」では飲食店の客として背景にいるが、話しかけることはできない。
身長178cm、体重78kg。
ワインレッドのジャケットに黒のシャツ・スラックスをだらしなく着用し、金のネックレスと腕時計(『5』ではガガミラノの5011.1S)のきらびやかさが際立つ格好をしている。
普段は冗談を交えて陽気に振舞うが、過去の経験から金銭を軽蔑したり、ふざけた扱いをする者には厳しい態度をとる。
彼は融資の際に独特な「条件」を提示する。「条件」は例として「エリーゼで働いてもらう」、「別れた子供と話す」といったものから「煙草1本をどれだけ価値のあるものに交換していけるか」などの内容で、融資金額に比例して困難なものとなる。
上記のような条件を課す理由は「限界まで追い詰められた人間が見せる力」を確かめているから。ゆえにテストに合格できない=人生を変えようとする必死さを感じられない相手に対しては、どんな苦境に立たされていようが金を貸さないという独自のポリシーを持つ。
社長ではあるのだが、よく集金をサボっており、その事で唯一の女性従業員兼秘書の花ちゃんに叱られている。
花ちゃんの方が秋山よりも経営者らしく、彼女なしでは経営どころか身の回りの掃除も立ち行かないほど。事務所の鍵も彼女が持っている。
女性とカラオケに行った際にはラジオDJさながらの軽快な合いの手を入れるほか、『5』ではMPの下がりそうな不思議な踊りを踊るようになった。
高速の連打から、一撃必殺まで豊富な種類の蹴りを持っており、脚力を活かした機動力も高く公式サイトでは「スピードスター」と紹介されている。
挑発も独特で、全主人公の中で唯一、掴み、敵ダウン時、自身ダウン時に挑発が行えるので、ヒートゲージをためるタイミングが豊富。
ホームレス時代に窮地を救ってくれた新井の足技を見様見真似で覚え、アレンジした我流でありながら、本人はまともなトレーニングを受けておらず、それでいて並みのチンピラ、ヤクザ連中では相手にならないレベルの強さを誇るので、その強さはまさに天性の物といえる。
しかし「4」では、誤解とはいえ谷村と共に桐生を相手に激突したときは担ぎ上げられては投げられ、右ストレートでノックアウトされている。
最新作「5」では敵を空中に打ち上げて連続蹴りを放つ……というか重力を無視して数秒間滞空しながら蹴る超能力絶技「エアストライク」を身につけた。ついにニュートンに喧嘩を売りはじめた秋山さんマジ男前。
スピンオフ作品である『OF THE END』では二挺拳銃を巧みに操りゾンビをなぎ倒す。他の主人公の専用武器と比べて初期は威力に劣るが、最強武器の「ELISE」は威力・速射性・装弾数のすべてに優れ、適当に連射しているだけで驚異的な殲滅力を誇る。
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最終更新:2024/12/22(日) 14:00
最終更新:2024/12/22(日) 13:00
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