翁長政俊

翁長政俊（おなが　まさとし、1949年7月1日～）とは、沖縄県の県議会議員である。

概要

沖縄県で生まれ（昭和24年）育った政治家。出身校は、浦添高等学校。高校卒業後は、駒沢大学法学部に進学。拓南製鐵に入社。1985年、那覇市議選に立候補し、当選。1996年に沖縄県県議会議員となる^[1]。

2018年、「私が生まれ育った大好きな沖縄県。大好きなこの島の更なる発展に向け、政策を具現化させ、具体的に取り組んでいく事が私の政治使命」と述べ、那覇市市長選挙への出馬を表明した^[2]。

実績

政府相手に粘り強く交渉し、沖縄のために、制度や予算を勝ち取って来た^[3]。

政策

翁長政俊の主な政策は以下の通り^[4][5][6]。

少子化対策

• 認可外保育園、学童保育所への支援を拡大し、待機児童ゼロを実現する。
• ひとり親に対する自立支援を実施。プログラミングや映像制作、ヘアーメイクなどの仕事を斡旋している企業、技術指導を行っている会社と連携し、親の収入を安定化させる。親の収入を安定させることで、子どもが十分な教育を受けられる環境づくりを整える。
• 教育支援型のNPOと協力し、母親の子育て相談などのサポートを拡充する。重層的な取り組みによって、教育格差の解消を目指す。
• 出産などによって退職した女性の職場復帰を支援するため、資格取得を助成し、スキルアップを支援する。
• 妊婦歯科検診、２歳児歯科検診の再開。
• 「子どもの医療費」無償化の対象を「現在の3歳児まで」から「15歳まで」に拡大する。

福祉政策

• 高齢者の公共交通の無料化。
• 介護スタッフの待遇改善。介護で働く人たちの待遇を改善し、介護サービスの更なる向上を目指す。

教育政策

• 給食費の完全無償化を目指す。給食費（那覇市は沖縄県で給食費が一番高い）値上げの流れを止める。
• 給付型奨学金を拡充していき、子どもが家庭環境に関係無く、平等に教育を受けられる様に積極的に取り組む。
• 教育クーポンを導入する。
• 子どもの居場所づくりの実現。「学生・若者チャレンジ助成金事業」の実施し、学生や若者が企画した「イベントやアイディア」に対して助成金を出し、イベントが実施できる交流スペースの確保する。
• 留学制度を新設。バイリンガルな人材育成と、多用な人材の確保する。
• 離島の児童・学生の交通費を補助する。
• 那覇市内の「耐震化されていない学校校舎」45棟全ての耐震化を実現する。
• 月90時間を越える超過勤務となっている教員の待遇見直し。少人数学級や「部活専門の指導員」を導入していくことで、教員の負担を軽減する。

振興政策

• 沖縄全島を経済特区化し、中心商店街・まちぐゎーも活性化する。
• 国際物流拠点産業集積計画を策定し、国際物流拠点を形成する。
• 那覇空港の第2滑走路、国際線ターミナルの整備し、観光客1.000万人受入れるための態勢を整える。
• 牧志公設市場、平和通りの再開発。
• 「交通渋滞」の解消に向けて、若狭港町線や上之屋道路を整備し、環状線化を図る。
• モノレールの無い真和志南部にコミュニティバスを導入。
• 空手の発祥地として、「オリンピックの空手競技」を那覇市で開催できるよう誘致する。
• Wi-Fiフリースポットを増やし、脆弱性を是正する。
• サッカー専用スタジアムを建設し、J1公式試合、国際Aマッチの誘致する。
• 円覚寺や中城御殿、御茶屋御殿の再建。
• 充足率６０％に留まっている救急隊員、消防職員の人員を増やし、充足率100％を確保し、緊急時に十分対応できる防災救急体制を構築する。

基地のない平和なまちづくり

• 「米兵による人権侵害行為」への対応見直し。アメリカ政府にも、日本政府にも粘り強く求める。
• 普天間基地の5年以内の運用停止。
• 嘉手納飛行場より南の米軍基地の早急な返還。

関連項目

• 仲井眞弘多
• 翁長雄志
• 松川正則
• 桑江朝千夫
• 國場組
• 沖縄県
• 那覇市

脚注

1. *翁長まさとしHPプロフィール
2. *琉球新報2018年7月22日　那覇市長選　翁長政俊氏が正式に出馬を表明　一騎打ちの公算
3. *宮古毎日新聞2018年7月23日　翁長政俊氏、出馬表明　那覇市長選
4. *オナガ政俊、育児支援・介護、福祉従業者の待遇改善・公共交通の無償化へ
5. *沖縄タイムス2018年10月13日　那覇市長選：給食費完全無償化に力　翁長政俊氏が政策発表　11項目実現目指す
6. *沖縄タイムス2018年10月12日