進化(デジモン) 単語

シンカ

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進化(デジモン)とは、「デジモンシリーズにおいて、デジモンが次の形態に成長することである。

概要

進化そのものについては進化の記事も参照のこと。その記事でも触れられているのだが、本来の生物学的には進化というよりは「成長」「変態」「パワーアップ」に近い。
設定上は「自らの構成データを大きく書き換えて成長している」とされているため、デジモン恐竜サイボーグになる等の劇的な変化を起こすこともある。

ほぼ全てのデジモンレベルが幼年期(前期/後期)→成長期→成熟期→全体→究極体の順に進化していく。デジモンによってはここにアーマー体、ハイブリッド体といった様々なレベルが存在する。
一部のデジモンに存在するモードチェンジデジクロス進化とは異なる変身合体として扱われる。

アニメにおいては、進化する時の○○モン、進化!」という台詞が非常に有名。
進化方法によってバンク映像もそれぞれ異なっていることが多く、作品によっては短縮版も存在する。
ポケモンのような進化とは異なりアニメでは進化したあと退化することが多く、グレイモンからアグモンに戻る、ウォーグレイモンからコロモンに戻るなど、一時的なパワーアップであるかのように描かれている。
また、作中の描写からデジモンの存在を隠すようにしていることも多く、進化すると大になるデジモンも多いことから、基本は連れ歩きやすく、存在が気づかれにくい成長期のまま行動することが多い。
ただし、進化で膨大なエネルギーを消費してしまった時や、現実世界ではより連れ歩きやすい幼年期のまま行動している場合もある。

進化バンク以外にも、進化時には必ずと言っていいほど挿入歌が流される。
状況によっては挿入歌なしで進化することもあるが、挿入歌が流れる=勝利フラグという非常に分かりやすく燃えやすい展開作りを担っている。
その挿入歌もデジモンアドベンチャーで使われた「Brave heart」を中心に高い人気を誇り、後の作品では進化方法に応じて専用の挿入歌が用意されている。

ゲームにおいては、作品によって進化と退化を行き来することが可。死んでデジタマ輪廻しない限り退化することはない、という設定が存在するゲームもある。

超進化

通常の進化と異なり、成熟期から全体に進化する時には進化に変化する。
デジモンテイマーズでは「マトリックスエボリューション」という名称になっており、デジモンセイバーズでは「デジソウルフルチャージ」とも称される。

進化演出も作品によるが、通常の進化と大きく異なり、デジモンアドベンチャーにおいては、それまで一のうちに進化していた成熟期への進化とはうって変わり、進化シーケンスがより明確に描かれる。

進化を行うための方法も媒体によって異なり、ゲーム等ではそのまま進化している事が多いが、アニメでは「各々の紋章の力を使う」「ブルーカード、またはクルモンの力を借りる」といった条件が定されることがあり、最初から進化することができないようになっている。

究極進化

全体から究極体に進化する時には究極進化に変化する。
デジモンセイバーズでは「デジソウルチャージオーバードライブ」とも称される。
名称の初出はデジモンアドベンチャー02におけるパイルドラモン→インペリアルドラモンへの究極進化

アニメでは、究極体に進化する際には後述のワープ進化を使っていることが多かったため、アニメ視聴者にとってはあまり染みの薄い。実際、インペリアルドラモンへの究極進化以外で主人公チーム全体から究極体へ進化するバンクが描かれたのはデジモンセイバーズからと較的遅い。デジモンアドベンチャー.triやデジモンアドベンチャー:といった後の作品では究極進化が行われる場面が多く存在する。

暗黒進化

パートナーとなる人間の焦りや憎しみなどのマイナスの感情による邪悪な進化
デジモンアドベンチャーに登場するゲンナイく、本来進化に良いも悪いもないのだという。
暗黒進化したデジモンは通常の進化より強大な力を持つ反面、制御不能になって暴走したり、そのまま死亡してしまうと大きなリスクを含んでいる。

アニメにおいては主人公デジモン暗黒進化してしまうのが一種の通過儀礼となっており、そのトリガーしかったデジモンの死による怒りや、より強くなろうとする焦りといったマイナスの感情によって暗黒進化させてしまっている。ただし、作品によっては一度も暗黒進化しなかった主人公もいる。

原作設定やゲーム媒体においても天使デジモンの堕や、ウィルス種に感染して変異進化といった形で暗黒進化と思わしき進化を遂げたデジモンは数多く存在する。

ワープ進化

本来ならば経なければいけない形態を飛ばして進化する。
アニメではに成長期から究極体にスキップする形で進化することが多く、究極進化ではなくこちらが使われるケースも多い。進化バンクも成熟期、全体への進化を簡略化できるおかげで短くまとまったものとなる。こういったアニメ的演出の都合か、ゲームでは採用されない事が多い。

デジモンテイマーズでは進化同様に「マトリックスエボリューション」という名称になっているが、進化プロセスが大きく異なり、テイマーとパートナーデジモン合体することでワープ進化を果たす。

アーマー進化

古代種に分類されるデジモンが「デジメンタル」と呼ばれる特殊なアイテムを使って進化する。
進化そのものはデジメンタルデジモン融合(デジメンタルアップ)する形で行われる。

アーマー進化したデジモンはアーマー体となり、その強さは成熟期と同等とされることが多いが、一部には全体、究極体に匹敵するパワーを出せるデジモンも存在する。
なお、アーマー進化せずともアーマー体になれるデジモンも存在しているため、必ずしもアーマー進化しなければアーマー体になれるというわけではない。

アニメではデジモンアドベンチャー02でのみ登場。
進化後の台詞名前を名乗るだけでなく、使用したデジメンタル進化先の特徴を表す台詞が挿入される。なお、デジモンアドベンチャー:では、パタモンがアーマー進化でなければなれないはずのペガスモンに、パルモンがポンチョモンに進化している。

ジョグレス進化

ジョグレスジョイントとプログレスからの造語。二体のデジモン合体して強力なデジモン進化する。
例えば、成熟期+成熟期完全体といったように主に1ランク上のデジモン進化を果たす。

ジョグレス進化の際には2体のデジモンのデジコア全に融合して新たなデジモンに生まれ変わるが、2つのデジコアを保有したまま誕生したカオスモンといった例外も存在する。
進化後のレベルは、初期はジョグレス体とされていたが現在全体、究極体と通常と変わらない。

ジョグレス進化の条件は媒体によって異なり、アニメではデジモン同士とテイマー同士の信頼度が関わってくるのに対し、ゲームではに「双方が何らかの条件を満たした上でジョグレスさせる」といった条件が存在しており、その条件を満たしていないとジョグレスがただの強化になってしまう作品も存在する。

デジモン同士の合体デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!におけるオメガモン(こちらはジョグレス進化ではなくただの合体)で描かれていたが、合体進化(ジョグレス進化)として進化の一種として扱われるようになったのはデジモンアドベンチャー02からである。

スピリットエボリューション

デジモンフロンティアにて登場した進化方法。
パートナーデジモンが存在せず、主人公たちが変身する形で進化が行われる。
進化後のレベルは「ハイブリッド体」で、同作に登場する十闘士の力を受け継いだデジモン進化する。

進化するにはヒューマンビーストの2種が存在する「スピリット」を使う。
通常の進化ではどちらか1つを使うのに対し、2つ同時に使うブルスピリットエボリューション、10個使うハイパースリピットエボリューション、20個使うエンシェンスピリットエボリューションが存在し、使うスピリットの数が多いほど、より強力なデジモン進化する。

現時点ではその性質上、デジモンフロンティア以外で描かれたことはなく、後の作品では既にハイブリッド体に進化を果たしたデジモンが登場する形に留まっている。

スライドエボリューション

アグニモンブリトラモンのようにビーストスピリットを使ったデジモンヒューマンスピリットを使ったデジモンに行き来する進化である。全体と究極体のように上下関係にないため、横に進化する、ということなのだろう。厳密には進化というよりはフォルムチェンジと言った感じである。

バイオエボリューション

デジモンセイバーズいて登場した進化方法。前作のフロンティアのように、倉田が作った特殊なデジヴァイスで、ナナミ達敵が人工的にデジモン進化する。進化後はナナミであればバイオクアトルモンなど元になったデジモンに「バイオ」がつく、バイオイブリット体という特殊な形態のデジモン進化する。

X-進化

デジモンクロニクルにて登場した進化方法。X-evolution(ゼボリューション)とも称される。
ポケモンで言うところのメガシンカに該当する。

デジモンのデジコアに、Xプログラムからの侵食に耐えられる「X抗体」が生まれることで進化する。
X抗体を手に入れX-進化を果たしたデジモンはより高い潜在力を発揮することができるが、その代償としてX抗体を摂取し続けなければ消滅する。

X-進化を果たしたデジモンは1ランク上の存在に進化するわけではない。
その代わりに見たが変化し、機械系なら鋭利なパーツパーツを多く含んだ人工的なもの、動物系なら野生的なものと、より攻撃的な見たになる。
名前は通常種と区別を付けるため「○○モン(X抗体)」または「○○モンX」と表記される。

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