227
121 ななしのよっしん
2011/12/17(土) 16:03:38 ID: wvOOUgXL/E
まだ一回見ただけだけど、翔のある種の傲慢さは
病弱なコンプレックスの裏返しの描写として受け取った。
「自分より弱い相手ができて嬉しかった(大意)」
ってセリフもあったし。
あと小人については、それを「泥棒」と捉えるかどうかの考え方が
映画の根幹テーマじゃないかって思うけどね。
人間だって「借りぐらし」してる身なんだから小人を一方的に泥棒と非難するのは傲慢だろうし、
その上で映画は「借りぐらし」という生き方を肯定してる。
テーマ的にはそう感じたけど、娯楽映画としてどうかって側面については
既に言われてることに概ね同意。
122 ななしのよっしん
2011/12/17(土) 16:08:22 ID: 2IFAtmHgNI
小人達を物語、人間を物語を見る観客や制作者だと考えると…
家政婦は宮崎駿
123 ななしのよっしん
2011/12/17(土) 17:31:37 ID: qahEoxOKt0
道具の使い方が好きなんだけどなー
小人の視点から人間の道具をどう使うか考えられてる
124 ななしのよっしん
2011/12/17(土) 18:15:20 ID: +HFUR+uhMP
ところどころ人間が手を貸してるとしか思えない場所があるな。
前半のパパとアリエッティが狩りに行った時に渡った釘の道とか
125 ななしのよっしん
2011/12/17(土) 22:09:33 ID: IUf7sFyJeV
とりあえず、なぜ少年はいきなり種族とか言い出しちゃったのか・・・
あと、セル画セル画って背景を動かさない言い訳にセル画を免罪符にしてるようにしか思えないわ
126 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 09:44:02 ID: nMyL75ARnn
J2のキャラデザをした人がかかわっていると聞いたが本当?
その通りなら洗濯ばさみを髪留めに使うのが凄く納得出来るのだが
127 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 15:04:33 ID: pxISV/dftM
大竹しのぶのくちゃくちゃした喋り方が好きになれなかったわ
128 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 15:18:13 ID: PcnO/As2h9
『人はいつからモノを所有するという感覚を身につけたのか。私たちの世界には、様々な生物が共存共栄しています。動物も虫も、そして、植物も。本来、生物が生きていく上で境界線など存在しなかったはずです。
自分のものと他者のものを分けることはできなかったはずです。人間も動物も植物も所有できるものなどこの世にありはしない。全て自然の営みを借りて生活していました。自然に寄生して生きているのは人間も小人も同じだったはずなのです。-公式サイトより引用-』
この文章すげー共感出来る。小人達を借りパク呼ばわりすのが恥ずかしくなってくるな
129 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 16:09:03 ID: IVs9bFQ5FH
アリエッティが千と千尋の世界で勝手に千尋の両親と同じくメシ食ったら豚にならないって断言できるか?w
まあアリエッティかわいいから豚になってもかわいいと思うけどな!
130 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 18:35:35 ID: +HFUR+uhMP
>>128
この文の言い分もよく分かるが、
その循環の輪から科学の力をもって逃れようとしている人類から
「借りる」場合、いつか「返す」ことは出来るか?
なぜ人間界より自然界のルールの方が良いと言えるのか?とか
疑問はついてまわるなー。
アリエッティ達が実はホムンクルスで、
「自分たちもまた一種の人間であるから、物が必要になった時は
生存権をもってあくまで「借りる」ということにしよう。」
という解釈ならまだ納得出来る。
131 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 18:48:23 ID: /l7W4Qo4Gj
色々と言いたいことはあるけど自分も>>119みたいに思ったな(翔くんが勝手にドールハウスのキッチンを置いたことと、「小人は滅びゆく種族なんだ」というようなことを言ったこと)
アリエッティと翔くんは淡い恋心を抱くような関係になったはずだが、なぜ翔くんがこのような言動をとったのかちょっとわからん
結局>>121のようなコンプレックスの裏返しなんかな
てか「自分より弱い相手ができて嬉しかった」ってどこあたりで言っていたっけ?
なんつーかジブリの男キャラはもののけ姫のアシタカやラピュタのパズーや千と千尋のハクのようまイメージが強いのでどうしても翔くんのようなキャラはイマイチだと思ってしまう
132 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 19:50:21 ID: yOZJtcJL1W
>>130
「物を借りたら返すのが常識」とか「人間界と自然界は別物」って価値観・認識自体が、そもそも人間特有のもの。
そういう視点で見ればいろいろわかる部分あると思うよ。
特に小人たちの貸し借りの概念については、人間のそれとは大きく異なると思う。というか人間が一般的に思う「貸し借り」の視野が限定的と言うべきか。
例えば、野山で果実や魚を捕る時、人間はそれを「借りる」じゃなく「もらう」と認識する。でも小人たちにとってはそれが、生きるために力を「借りる」って認識なんじゃないかな。
人間は大きな力を身につけた代償に、いろいろなものの力を借りているからこそ生きられているという感覚が薄れている。そういう人間の過信や傲慢さに対して訴えかけるメッセージが込められた作品でもあるってことなんだと思う。
133 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 19:52:46 ID: vGG6IfbEJV
>>132
それならそれで「貰いぐらしのアリエッティ」ってタイトルにすれば良かったんじゃね?
深い意味はなく、ただ単に「狩り」と「借り」を掛けたかったが為の言い回しに思えるが
134 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 20:07:03 ID: JGuTNWyZ3K
>>131
心臓病で一週間後には死ぬかもしれないんだぜ?
ちょっとぐらい乱暴な気持ちになって小人にあたっても責められるようなことじゃないだろう
アシタカやハクと違ってただの現代っ子なんだから
135 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 20:13:57 ID: yOZJtcJL1W
>>133
自分は「借り」って言葉を持ってきたのは結構重要な意味あると思うんだ。
「もらう」ってのは、もらってしまったら完全に自分のものになるけど、
「借りる」は、決して自分のものではないことを示す。時が経ってもそれは「借りたもの」って認識として残る。
いろんなものの力を常に借りながら生きているってことを戒める意味も「借りぐらし」って言葉にはあると思うんだよね。
136 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 20:19:20 ID: +HFUR+uhMP
>>132
なるほど、「借りる=債務・レンタル」ではなく「力を借りる」のようなニュアンスなのかも知れないな。
自分は小人達を地球上の部族として見ていたからそこには気づかなかったな・・・。
ただ劇中でイヤリングなど高価そうな物まで借りていってるのが気にはなるし、彼らの屋内の生活も可能な限り物を詰め込んでるようにも見えた。
(「トムとジェリー」のジェリーの家といえば分かるか?)
何となく「平成狸合戦ぽんぽこ」を思い出してきた。
137 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 20:36:22 ID: yOZJtcJL1W
>>136
イヤリングとか借りてたっけか? 手元に映像がないから今確認できないのが残念。今度もっかい見よう。
仮に高価なものを借りたとしても、人間が小人から借りている…というより奪っているもの(住処そのものや生命の危機を感じず安心して生きれる毎日)を考えれば、指輪くらい…とも思える。
物詰め込みまくったような家は、借りものだから大事にしてるともとれるかな。
小人も間違いを犯す可能性あることや弱肉強食とかの概念も考えると、小人が全部正しいとか一方的な被害者とは言えないけどね。
138 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 21:17:50 ID: +HFUR+uhMP
>>137
「現代日本の住宅で西欧中世風の生活をしている小人達」というシュールな設定の方に目がいってしまう。
ジブリスタッフによる細密な背景と慣性描写はとてもいい。しかし反面、昆虫のファジーさ、アリエッティの髪留め(洗濯ばさみ)など縮尺のあいまいさなど正直混乱してしまった。
139 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 21:49:05 ID: wvOOUgXL/E
>>131
「滅びゆく種族」の件でアリエッティに反発された後に反省して
「小さい時から病気で何もできなかったから、
君を見たとき、守ってあげられたらと思ったんだけど、だめだった」と告白してる。
「お前たちは滅びる」「これまで多くの種族が絶滅した」「人間は何十億もいる」
というやたら滅びを意識した一連の発言は、やっぱり死の恐怖の裏返しだと思う。
自分が抱えてる問題を認めたくないから、相手のこととして投影してるんだろう。
翔は表面物分り良くても、内側に鬱屈を抱えてるのが見え隠れしてしてる感じ。
庇護の対象として手に入れたと思ったアリエッティを失いそうになったので、
つい鬱憤をぶつけてしまったってことだろうと思う。
140 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 22:08:11 ID: wvOOUgXL/E
>>136
自分の手に入る範囲のものであれこれ工夫して住みよい環境を作ろうとするのは
それが人間でも小人でも自然なことだと思うよ。
あと、満たされないことの代償に物をやたら充実させるってのはあると思う。
小人の場合では、他に仲間がいないこと。
141 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 22:14:30 ID: SvVVQBYOaK
>>133
というか「借り」と「狩り」をひっかけたのは訳語センスだけど、
原題がThe Borrowersだから「借りる人」ってのは原作からのニュアンスだろ。
そこ変えたらダメだろ。
142 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 22:55:18 ID: yOZJtcJL1W
>>138
なるほど、言われてみれば確かに現代の生活様式とはかけ離れてたな。そこは全然意識してなかったよ。
数も少ない小人たちには人間のように科学の発展はできなかったんだろうな。他との大きな争いもなさそうだし、人間のものを借りてくれば事足りるから、そういう点でも発展のきっかけがなかったのかも。
もしかするとそこで発展が止まってるってとこで、滅びゆく種族だってことを暗に意味していたのかもね。原題も読んでいろんな角度から見てみたい。
縮尺に関しては、普段考えないサイズの比較だから余計混乱したね。どれだけ正確なのか今度集中してじっくり見てみたいな。
>>140
ストレスや寂しさからの衝動買いみたいなものか、なるほどー。そういうところから心情を考察するのもおもしろいよね。
143 ななしのよっしん
2011/12/18(日) 22:58:43 ID: +HFUR+uhMP
>>140
おお・・・確かにアウトサイダーアートと思えば分かってきた。
ほんとうに「心理」を想像してみる作品なんだなぁ・・・
追い詰められる種族に共感しながら皮肉のような言葉を吐いてしまう瞬、
(正確には原作の設定であるが)過去の報復として執拗に小人を捕まえようとするハルさん、
恋愛と種族の壁で葛藤するアリエッティ、「借りぐらし」であり続ける小人達の生き方・・・
家限定の冒険をどう「ジブリ映画」に出来るか?という苦しさに向き合った作品なのかも知れない
144 ななしのよっしん
2011/12/20(火) 20:52:43 ID: JaiP19lr6A
これ観たらドンジャラ村のホイを思い出した
小人の環境も似てたからね
ドールハウスで悠々と暮らせたらいいもんだが
145 ななしのよっしん
2011/12/21(水) 20:47:35 ID: Kw+9wwY2U6
>>114
懐かしすぎわろた
146 ななしのよっしん
2011/12/25(日) 11:07:46 ID: r5P/iUDWAN
見た。
舞台・登場人物・ストーリーといった外形の部分はかなり変えてるけど、思想というか雰囲気というか、より根幹の部分で原作の世界観をよく再現してると思う。
ちょうど原作の第一作分相当だから、この出来ばえなら、原作第二作以降相当の続編作っても良さそう。
それできるほどの興行成績だったかどうかは知らんが。
147 ななしのよっしん
2011/12/26(月) 20:13:30 ID: fHbZf56yjs
良くも悪くもいつも通りのジブリだった。
俺はこういうの好きだ。
148 ななしのよっしん
2011/12/27(火) 07:35:22 ID: d4W4+5mMS5
某所の転載
原作だと男の子に盗みと一緒じゃねえかと問い詰められたら
「は?コイツなに言ってんのまじアリエナイッティw」みたいな反応するんだよアリエッティが
「ウチらは家の一部だし、人間は借り暮らし屋のための居るんだから借りて当然だろ笑わせんなw」って
「暖炉が石炭盗むって表現をするか?バカが見るーブタのケツーww」と続き
男の子が「じゃあ盗みってどういうことだよ」と言うとアリエッティが
「そりゃウチにはエメラルドの時計があるけど・・・あっこれ一応言っとくけどお父さんが借りてきたもので盗んだものじゃねえから!
なんだっけ、ああそれをヘンドリアリおじさんが取ったら、それはパクりだわな」と答える
で男の子はボーゼン自失で「ダメだこいつはやくなんとしないと・・・」って思って
人間が沢山居ることや、借り暮らしは絶滅するんだとムキになって反論するんだよ
で、アリエッティ涙目遁走www
いや、本当にこんなだからw
世間知らずと子供の喧嘩。ホント2ちゃんの煽りあいみたいな一幕があるw
149 ななしのよっしん
2011/12/27(火) 07:46:37 ID: d4W4+5mMS5
ついで
「滅びゆく」云々は、原作では必要な台詞だったんだよ。原作ではね。
原作での流れは、
もともとアリエッティは、それまで床下の家から出たことがなかった。
初めて、借りの手伝いに行き、外の世界に出る。9歳の少年に見つかる。少年との会話の中でアリエッティが「人間が死に絶えていく」と口にする。(屋敷に住む人間がどんどん減っていることから、小人からはそう見えた)
少年が言い返す。鉄道の話、フットボールの話、インドの話、人間はたくさんいると。アリエッティは、そこで初めて広い世界の事を知る。
少年が、小人のほうこそ、もう君たち3人しかいないんじゃないかと言う。「いつか、きみが、世界中に残った、たったひとりの借り暮らしやになるのさ」
アリエッティは悟る。このまま床下にいれば安全だけれど、もし小人たちが滅びつつあるのならば、そこにいても運命は変えられない。外の世界に出て、仲間を探さなくてはならないのではないか。
まずは、少年に、かつて屋敷を出て行った仲間への手紙を託すことにする。
とこんなふう。
原作のアリエッティは、外の世界への憧れと、小人族が生き延びることへの願いを持っていた。
だから、屋敷から逃げ出すことも、新たな運命を切り開く冒険のはじまりとして、ポジティブにとらえることができた。そのきっかけが「滅びゆく」発言だったわけ
150 ななしのよっしん
2012/01/09(月) 12:13:44 ID: ORnvx7Afnk
単純に人間に住処を追われていってる今の
動物たちの話と思ってた
ほめた!
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