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1 ななしのよっしん
2022/11/13(日) 13:57:29 ID: sLzcW9if1V
個人的に最も好きな世界の平地競走の一つ
英国クラシックで言えば勿論ダンテ→ダービーの流れも格好良いけど、やはり(多くの場合最優秀2歳牡馬を含む)3歳春の素質馬がローリーマイル直線8fで繰り広げる火の出るような速さ比べは何物にも代えがたい
(日本では皐月賞が2000mで施行され、“短距離”の概念が1600m路線を包摂するようにマイルの地位が低いが、それもあってか日本の競馬ファンがギニー馬を「軽んじるべきマイラー」と見なしてしまう傾向があるのは問題たと思う)
歴代の施行では、とりわけ2011年フランケルの壮絶な逃げ切りがイアン・バートレット氏の名実況とともに心に残る
“A horse who is pure class, FRANKEL has destroyed them from half way. An amazing performance as FRANKEL heads towards the line to make every single yard in the Guineas and win it well...”
2 ななしのよっしん
2023/01/07(土) 21:29:19 ID: sLzcW9if1V
今年のアンティポストは「6ハロン>8ハロン>7ハロン」の構図だな
1番人気はノーネイネヴァー産駒リトルビッグベア
レーティング124を叩き出した6ハロン戦フィーニクスSの破壊的な脚力がローリーマイルでも再現できるのなら無敵……ただし、愛G1からの直行で勝った例はジョージワシントンに遡る
クラシックでは期待外れのスプリンターに終わる可能性も
その点、すでにスタミナを実証しているのが、ダービーの登龍門フューチュリティTを圧勝して2番人気のディープインパクト産駒オーギュストロダン
これまでの相手関係が軽かったことは見逃せないが、道悪の平坦コース重賞を連勝したその対応力を思うに、父に13代連続のクラシック勝利をもたらす有力馬であるのは間違いない
欧州若駒の王道・7ハロンを制していながら影の薄いきらいもあるのが3番人気のフランケル産駒シャルディーン
デットーリに導かれたデューハーストSは視覚的に感銘を与えるものでは無かったけど、中長距離の活躍が顕著なフランケル産駒であるだけに、8ハロンへの距離延長で臨むクラシックではさらにパフォーマンスを改善して短距離馬たちを従えることが期待できる
3 ななしのよっしん
2023/02/02(木) 18:46:36 ID: sLzcW9if1V
昨年末の時点では、レーティング124のリトルビッグベアをブックメーカーがこぞって1番人気(タイを含む)としていたが、ここのところアンティポストは少し様子が違ってきている
というのも、一部の有力ブックメーカーでは、リトルビッグベアではなく、僚馬のオーギュストロダンを単独1番人気にしているのだ
冬季の競馬ファンがブックメーカーの想定以上にオーギュストロダンの実力を評価したか、あるいはリトルビッグベアのリスクを嫌ったのか
それはともかくとして、ウィリアムヒル社は、優位のオーギュストロダンと劣位のリトルビッグベアとの間に1.5ポイント差を、またコーラル社とラドブロークス社は同じく1.0ポイント差の配当差を付けて、このディープインパクト牡駒をニューマーケットの新たなる単独本命馬に設定するように考えを改めた……
4 ななしのよっしん
2023/04/21(金) 09:33:40 ID: sLzcW9if1V
派手さを欠くレーススタイルもあって、3連勝中のデューハーストステークス優勝馬という経歴の割には格下視されるきらいのあったシャルディーンだが、クレイヴン開催を機にその前売りオッズが2番人気くらいまで上昇している
というのも、このフランケル牡駒が2歳時に7ハロン路線で2度退けたインディストラクティブルが先日のクレイヴンステークスでロイヤルロッジステークス優勝馬やゴドルフィンの北米GⅠ馬などを相手に1馬身余り快勝するパフォーマンスを見せたことで、同馬の重賞初勝利を一度ならず阻んだシャルディーンの評価が間接的に向上しているようだ
リトルビッグベアは、その5-6ハロン路線で確保したレーティングこそ124ポンドと世代中で頭抜けているのだが、年明け頃から同僚の大物オーギュストロダンの2番人気に落ち着き、さらに今般のシャルディーンの台頭とともに3番人気付近まで後退してしまった
このノーネイネヴァー牡駒はコモンウェルスカップの方だと1番人気に支持されており、やはり距離不安を考慮すべきところなのだろう……
5 ななしのよっしん
2023/04/21(金) 10:16:08 ID: sLzcW9if1V
対戦馬を通じて暫定的に評価を高めたシャルディーンだが、自身はグリーナムステークスに出走する見込みのため、同競走におけるこの確固たる本命馬の振る舞いによって更にその人気は変動することになるだろう
皮肉なことにフランケル産駒は英ギニー競走未勝利であるという血統背景はやや不穏なものの、2歳時の成績のみを見ればフランケルの最高傑作と言ってもいいのがシャルディーンなのだから、この馬に関してはグリーナムと2000ギニーを一気に父仔制覇したとしても不思議ではない……
対して、ディープインパクト産駒として英ギニー2勝目を挙げることが最有力視されているのがオーギュストロダンである
同国のクラシックを象徴するかのような8ハロン直線、荒れ馬場、ドンカスター走路で施行されたフューチュリティトロフィーにおける支配的なG1優勝は、確かに翌年の三冠完全制覇さえ思わせるものだった
ダービー候補の使い詰めを嫌うクールモアが6月から走らせていることから、ギニーのスピード勝負への対応力も充分あるはずだ……懸念は早枯れやローリーマイルの進路取り程度だろう
6 ななしのよっしん
2023/04/23(日) 09:39:50 ID: sLzcW9if1V
シャルディーン、落馬
確かに一般論として連勝を続けることは難しく、重賞4連勝はそう簡単に実現できないものではあるが……それにしても真にあっけない敗北であった
この直後は、流石にブックメーカーにもいくらか動揺の跡があったが、結局のところは概ね前売り2番人気という立場で変わっていないようだ
しかしジャドモント勢は先日に各2000ギニーを回避したノストラムも含めて順調とは言えない様子がどうも目立ち、してみるとやはり今年のクラシック戦線はクールモアが支配的な感もある
ところで、ギニー有力馬が出走して注目を集めたこのグリーナムステークスを3馬身差突き抜けたのはナイトオブサンダー産駒アイザックシェルビーで、これはデューハーストステークス最下位からの巻き返しということになる
小雨による道悪馬場で余計に着差が付いた面はあるが、とにかく勝ち振りだけを見れば国際レーティング116ポンドくらいを与えられそうな見事な勝者だった
ホリスヒルステークス勝ち馬ナイトは7着、印象的な1勝馬セオリーオブエブリシングは3着止まり
7 ななしのよっしん
2023/04/25(火) 23:21:00 ID: sLzcW9if1V
ギニー有力馬の競走中止という衝撃的な出来事があったグリーナム開催の後も、本番の前売りオッズ順位に大きな変化はなく、オーギュストロダン1番人気、シャルディーン2番人気、リトルビッグベア3番人気という構図のままであった
(この中で特筆すべき例外はウィリアムヒルで、シャルディーンを約1日ほど3番人気としていたのだが、市場の圧力ですぐに他社と足並みを揃えることとなった)
この前売りオッズは、今日、出走馬が20頭に絞られた時点で若干変化し、シャルディーンとリトルビッグベアがほぼ同率のオッズとなった
しかし、それでもやはり明確に序列を付けるとすれば、「オーギュストロダン→シャルディーン→リトルビッグベア」と言えるだろう……おそらくは、ゲートが開くまでこの勢力図は安定しているはずだ
スターティングプライスはオーギュストロダンが3倍、シャルディーンおよびリトルビッグベアが6倍程度といったところだろうか
8 ななしのよっしん
2023/04/25(火) 23:28:31 ID: sLzcW9if1V
細かいことはさておき、全体としては、昨年度欧州2歳クラシフィケーションの各路線(6ハロン以下、7ハロン、8ハロン以上)で世代最強と評された三頭が上位人気を占めているのが、今年の2000ギニーになる
だいたいのところは、8ハロン路線で118ポンドのオーギュストロダンが総合的に主役となり、7ハロン路線で119ポンドのシャルディーンが真価を発揮し、6ハロン路線で124ポンドのリトルビッグベアが低評価への反発を試みる……という構図と見て良さそうだ
9 ななしのよっしん
2023/05/06(土) 10:02:47 ID: sLzcW9if1V
枠順が発表されてから結局は「オーギュストロダン→リトルビッグベア→シャルディーン」の人気順になったな
12枠の1番人気オーギュストロダンは2.7~3.0倍で、相変わらず本命的存在との支持を得ている
13枠の2番人気リトルビッグベアは4.5倍~5.0倍程度と、ややオーギュストロダンに近いオッズを誇るようになっており、どうやらここのところ徐々にブックメーカーの間で人気を高めてきているようだ
3枠の3番人気シャルディーンは8.0倍~9.0倍とややオッズが膨らんでおり、10倍勢のロイヤルスコッツマンやサキールともそれほど差がなくなってきている
10 ななしのよっしん
2023/05/07(日) 00:18:21 ID: sLzcW9if1V
事前の天気予報通り雨天に見舞われたことで、本開催は多数の競馬ファンにとっては初経験であろう「道悪の2000ギニー」ということになりそうだな
発走まで30分足らずを残した現時点でのオッズは、オーギュストロダンが2.5倍、シャルディーンとリトルビッグベアがほぼ並んで6倍といったところ
リトルビッグベアには常に距離の不安が付きまとっているので、この馬場で人気が落ちるのは仕方ない
11 ななしのよっしん
2023/05/07(日) 00:45:12 ID: sLzcW9if1V
12 ななしのよっしん
2023/05/07(日) 00:59:25 ID: arzFeFXYP4
https://
>【英2000ギニー】ディープインパクト産駒の最終世代オーギュストロダンは着外に沈む
>ディープインパクトのラストクロップとして注目が集まっていたオーギュストロダン(牡3歳、Aオブライエン厩舎、ライアン・ムーア騎手)は、人気を集めた英2000ギニー・G1(ニューマーケット競馬場=芝1600メートル、重)で着外に沈んだ。勝ったのはデットーリ騎手が手綱を執ったシャルディーン(牡3歳、英国・Aボールディング厩舎、父フランケル)。
13 ななしのよっしん
2023/05/07(日) 06:35:29 ID: sLzcW9if1V
最終オッズはオーギュストロダン2.625倍、シャルディーン4.5倍、リトルビッグベア6.0倍
結果的には正しかったのだがシャルディーンは直前で結構買い込まれたようだな……
さて今年の2000ギニー競走ではシャルディーンが快勝した一方、アイルランドを代表したバリードイルの二騎は不運にも大敗し、イギリス調教馬はキングズベスト→ゴーラン以来の2連覇を達成
デットーリ騎手はロードノースのドバイターフに続いてラスト・イヤーのG1二勝目、ブリティッシュチャンピオンズシリーズ第1戦の時点でこの勢いなのは驚異的というほかない
父フランケルは、初年度から屈指の実力牡馬であると同時にネタ馬であるクラックスマンを送り出してはいたが、「ダービー馬」は2021年のアダイヤー&ハリケーンレーン、「デューハースト馬」は2022年のシャルディーンまで出なかったように、微妙にスロースタートな部分があり、「2000ギニー馬」も2023年にようやく輩出したという形になる
14 ななしのよっしん
2023/05/07(日) 06:45:42 ID: sLzcW9if1V
全体としてレーティング的な評価は難しく、率直に言って、勝ち馬シャルディーンについて、フランケルやキングズベストのようないかにも「21世紀の名馬誕生」といったような印象は薄い
今回ハイロイヤルがシャルディーンの2着に頑張ったのは、例えば今年の日本の2000ギニーでラスハンメルがソールオリエンスの2着になったようなものであって、この2着馬の存在のために3着ロイヤルスコッツマンらの実績馬は皆凡走したと見なさざるを得ないだろう……というのも、このハイロイヤルはなんとプレレーティング91の超格下馬なのだ
道悪ローリーマイルならではの紛れなのではないかと疑いたくなる激走を見せたハイロイヤルの2000ギニーにおけるパフォーマンスの程度は、今後の古馬戦での走りを見てからまた考えたいところでもあるだろう
暫定レーティングは1着119ポンド、2着115ポンドあたりが常識的な査定に映るが、最終的にBHAのガーディナーヒル氏がこの特殊な結果に対してどこまでの評価を与えるのかどうかは興味深いところである
15 ななしのよっしん
2023/05/07(日) 15:27:51 ID: sLzcW9if1V
おそらく父と同様に当面は英国マイル路線を進むであろう優勝馬シャルディーンの現時点でのアンティポストオッズの分布は、
・アイリッシュ2000ギニーではスカイベット社が2.25倍に設定して1番人気
・セントジェームズパレスステークスではパディパワー社が1.8倍、ベットフェア社が1.8倍、ウィリアムヒル社が3.25倍に設定していずれも1番人気
今回の2000ギニーは雨天による特殊な条件で行われたため、これを制したシャルディーンも、例えば好天のロイヤルアスコットにおける堅い芝生などでどれだけ優れた能力を発揮できるのかは未知数なところでもある
しかし、いずれにせよ世代重賞で同馬に対抗しうる馬はさほど多くないし、別に良馬場が苦手であるとも感じられないので、不安点は早枯れ程度であろう
セントジェームズパレスステークスでも好走するなどしてこのまま順調に進んでいけば、9ストーンを負う優秀3歳馬としてサセックスステークスに挑み、9ストーン8ポンドを負うパンサラッサら強豪古馬陣と相対することになりそうだ……
16 ななしのよっしん
2023/05/07(日) 17:54:04 ID: sLzcW9if1V
BHAのガーディナーヒル氏はシャルディーンのレーティングを119~120ポンドと見積もり
119ポンドで「デューハーストステークス1着=2000ギニー1着」の判断か、120ポンドで「デューハーストステークス1着<2000ギニー1着」の判断か……しかしどちらにせよあの2着馬ハイロイヤルまでもが国際G1レベルの評価を受けることになるのはなかなか難儀なところだな
17 ななしのよっしん
2023/08/05(土) 20:59:37 ID: 2OD+6MKblf
第60回(1868年)の勝ち馬Formosa(フォルモサ)の性齢欄が「牝3牡3」という変な感じになってるので修正を希望
ここだけならいいけど、仮に下まで全部ズレてたりすると大変
18 ななしのよっしん
2023/08/09(水) 21:07:01 ID: 2OD+6MKblf
>>17
修正していただけたようですね
ありがとうございます
19 ななしのよっしん
2025/03/16(日) 23:50:41 ID: cD4A2I/RXa
本文中で「セントレジャーステークスステークス」ってステークスがダブってるところあるね
20 ななしのよっしん
2025/04/26(土) 15:11:29 ID: HCtV7R3Xjn
ゴスデン厩舎は2000ギニーを勝てるのか問題、再燃
21 ななしのよっしん
2025/05/03(土) 23:09:37 ID: HCtV7R3Xjn
馬場整備の問題なのか、ニューマーケットの直線コースはアスコットやヨークよりもトラックバイアスが強く出やすい
今開催のローリーマイルはファーサイドの方が伸びるかな
Field Of Goldは10番枠、Ruling Courtは大外11番枠だからその分ちょっとコース取りが難しいかも
22 ななしのよっしん
2025/05/03(土) 23:45:45 ID: HCtV7R3Xjn
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