カノンノ

カノンノとは、テイルズオブシリーズ及びPSPソフト『レディアントマイソロジー』（以下マイソロ、RMと表記）に登場するキャラクターである。

概要

マイソロシリーズのヒロイン。作中では様々な形で主人公をサポートする。
RM、RM2、RM3で登場するカノンノ達はそれぞれ別世界にいる別人であり、CVやキャラ設定などは作品ごとに異なる。本項ではそれぞれのカノンノについて説明する。

パスカ・カノンノ

CV:工藤晴香　年齢：不明　身長：158cm　体重：44kg

1に登場する記念すべき最初のカノンノ。
黄色やオレンジなど明るめな色調、三つ編み、頭にある花飾りが特徴。
春カノンノとも呼ばれる。3などの表記では「P・カノンノ」

アイリリーにあるアドリビトムで働く明るい少女。
外見に反してかなりの実力者であり、街の人々や組織などからの信頼も厚い。
記憶喪失であり、名前以外のことを覚えていないため他のカノンノ達と違い、年齢が表記されていない。
好物は焼きリンゴ。ペチャパイ。

パッケージイラストや公式立ち絵などでは堂々と大剣を構えていたのに、NPCでガッカリしたプレイヤーも少なくない。ただ、これにはちゃんとした理由がある。3では念願のプレイアブルキャラクターとして参戦。
秘奥義は「アンチェインド・ノート」。他のカノンノ達と違い、こちらは春をモチーフにしているためか桜の花びらのが舞う。
工藤晴香氏の演技もあってか棒読みということに定評がある。「だがそこがいい！」という人も少なくないのでなに、気にすることはない。
3のポスターではカノンノズで一人だけはぶられていたりすることもあるがなに、気にすることはない。

何気なくマイソロシリーズ皆勤賞である。

（ネタバレのため折りたたみ。クリックで内容表示）

実は彼女の正体はパスカという異世界のディセンダーである。
マナを湯水のように使い、争いを繰り返しついにはディセンダーである彼女の力を我が物にしようと他の種族を根絶やしにしていった人類に絶望し、人間を滅ぼしパスカをゼリーウィダーシン率いるギルガリムに捧げてしまう。
その後ウィダーシンの野望に賛同し、パスカをもう一度再生させるため舞台であるテレジアを狙うが世界樹からの反撃をくらい、記憶喪失になってしまう。一度は主人公と敵対してしまうも後に改心し、再び仲間として戻ってくる。
非戦闘キャラなのはこのため。
パスカが再生した後はディセンダーとしての使命を全うし、パスカの世界の寿命が尽きて消滅する。この時、「次は普通の少女として生きてみたい」と願い世界樹によって生まれ変わった存在が2のヒロイン、カノンノ・イアハートである。
なお、2ではとあるイベントにて登場する。ただし、CVは1、3の工藤晴香氏ではない。3に登場するパスカ・カノンノは、ハロルドの実験失敗により寿命が尽きる前の世界からやってきたパスカ・カノンノ。紛れもない本人である。

カノンノ・イアハート

 CV:伊藤かな恵　年齢：15歳　身長：158cm　体重：44kg

2に登場するカノンノ。
ヤシの木のような括った片方の髪、全体的に水色などの色調が特徴。
夏カノンノとも呼ばれたりする。3などの表記では「カノンノ・E」

幼い頃から聞く夢のなかの声が両親のものではないかと思い、その正体を探るためにマスコットキャラクターであるパニールと一緒にアドリビトムで働くことになる。
好物は焼きリンゴとパイナップルご飯。

前作のカノンノの反省を踏まえてか今回からカノンノがプレイアブルキャラクターとして使えるようになった。
クラスは魔法剣士だが大剣を駆使して戦う。
チャット絵がヤンデレのように見えることに定評がある。（実際にヤンデレではないのでご安心を。）
秘奥義は「アンチェインド・ノート」。ただし2と3ではシャボン玉が舞うエフェクトやセリフなどに細かい違いがある。添え物ヒロインじゃないよ！

余談だが第五回人気投票で24位にランクイン、更にポスターアンケートでは3位になるという快挙を成し遂げている。
もう添え物じゃないよ！やったねイアハートちゃん！

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前述にもある通りパスカ・カノンノの生まれ変わり。夢のなかで聞こえる声はパスカ消滅後に異世界を旅していたニアタと同調していた為。両親については事故で亡くなっているらしい。
3ではクリア後、グラニデで普及しているエネルギー発生器の技術をルミナシアに伝えるためにニアタを通してやってくる。
パスカやグラスバレーと並べてみるとチャット絵の見た目が微妙に違う。

また、マイソロシリーズが終了した後にも『テイルズオブエボルブ』で案内役を担当したりするなど添え物ちょい役を与えられていたりする。

そして2014年12月、『テイルズオブアスタリア』の光と闇の救世主編でついにメイン主人公兼メインヒロインの役が与えられた。OP内の多くを占める登場シーンや新たに書き下ろされた新規のスキット絵はファンなら必見だろう。また、それだけではなく・・・

（以下、ネタバレ。クリックで内容表示）

アスタリア第二章のラスボスとなる。
本来この世界でのイアハートは世界再生の為に目覚めて現れると言われる「ディセンダー」であった。しかしその力に目を付けたユグドラシルによって、ディセンダーの力を反転させる「種」を植え付けられており、ディセンダーの力が覚醒した際に「再生」でなく、「破壊」を使命として行動するようになってしまう。
その結果仲間たちと戦うことになり、一度は世界の平和と引き換えに命を落とすことになる。しかし決戦に居合わせたデュークが「種」を浄化してカノンノを生き返らせたことによって、正式なディセンダーとして、世界を再生し救うことができた。
なお、ラスボス時は黒を基調とした服装で、目も赤色となるといった新規のイラストが書き下ろされており、フルコーラスの専用BGMと新規秘奥義「エターナル・エンド」まで用意されている。通称闇落ちカノンノ。

カノンノ・グラスバレー

CV:平野綾　年齢：15歳　身長：158cm　体重：44kg

 3に登場するカノンノ。
こちらは紅葉に髪飾りに全体的に赤色が多い色調であることから秋カノンノと呼ばれたりする。他のカノンノと区別するための表記では「カノンノ・G」
ただし、3では「カノンノ」表記である。

幼い頃医者であった両親が戦死し、その後マスコットキャラクターであるロックスと共に各地を放浪しながら生きていき後にアドリビトムで働くことになる。
誰も見たことのないような風景をスケッチブックに描き、またその風景が何処にあるのかと探し求めている。

戦闘終了時に突然「生きなきゃ！」と言ったり、とあるイベントで「命をありがとう」と言ったり前述のスケッチブックのこともあってか電波だと言われることがある。（スケッチブックに関しては物語で重要なことだが）
好物は焼きリンゴ。戦闘では他のカノンノ達と同じく大剣を駆使して戦う魔法剣士。
秘奥義は「アンチェインド・ノート」。こちらは紅葉が舞う。

（ネタバレのため折りたたみ。クリックで内容表示）

実はイアハートとは違い、パスカの因子を受け継いでいない。そのため彼女はパスカ・カノンノの生まれ変わりというわけではない。
パスカやイアハートとは別のルートで根源の世界樹であるオリジナル・カノンノからの記憶や因子等を受け継いでいるらしい。

オリジナル・カノンノ

CV:金月真美　年齢：不明　身長：不明　体重：不明

3に登場するカノンノ達のオリジネイター。

（ネタバレのため折りたたみ。）

地殻変動で滅びの運命に瀕した世界の住人で、全ての生命を１つにして新しい生命と新しい世界を生み出す根源の世界樹の器、種子に選ばれた者。

 今後のカノンノ

上記に記載した彼女たちのモチーフが季節であったため、次回作では冬カノンノが出るのかと言われるとそんなことはないらしい。
それ以前にプロデューサー曰くマイソロシリーズは3が集大成、完結作と言っていたためマイソロシリーズ自体発表されることも怪しい状況である。
彼女たちは外伝シリーズのオリジナルキャラクターな為、今後別の外伝作品で活躍できるかは分からないが、また彼女たちの姿が見られるときが来るよう気長に待っておこう。上でも書いたが、『テイルズオブアスタリア』の光と闇の救世主編にてカノンノ・Eが登場したため、P・カノンノとカノンノ・Gの登場にも期待したい。

また、マイソロシリーズの後継作『テイルズオブリンク』に登場するカナはカノンノをモチーフに描かれたキャラクターである。本編中の神殿のある重要な街「ピレサス」「エルエイス」「ガレオス」はそれぞれパスカ、イアハート、グラスバレーの頭文字が元ネタであるなど、陰ながら登場する機会は多い。

余談

彼女たちのキャラクターソングなるものも発売されている。

• The Best : Tales of the World Radiant Mythology (2011/3, cutting edge/エイベックス)
  • キミにチカラを[グラスバレー]・光と影[イアハート]・紙ヒコーキ[パスカ]・ラヴ・ビート[三人]収録
• Party! Love Beat! / 想っている ずっと・・・ (2012/5, ポニーキャニオン)

また、テイルズオブコミュニティでは描き下ろしカレンダーが配信されていた。ファンならぜひ見て欲しい買って欲しい一品である。

お絵カキコ

関連動画

関連項目

• ゲーム
• テイルズオブシリーズ