難波駅（南海電気鉄道）とは (ナンバエキとは) [単語記事]

ここでは、建物内にある高速バスターミナルの「なんば高速バスターミナル」についても触れる。

概要

大阪ミナミを代表するターミナル駅であり、大阪を代表する駅の1つである。
案内板や駅名標は「なんば駅」と表記されているが、正式には漢字で「難波駅」。
開業は1885年（明治18年）12月。南海ビルは1932年 7月開業。
2001年には、第2回「近畿の駅百選」に選ばれている。

頭端式ホーム8面9線を有する高架駅であり、関西では阪急梅田駅と並び巨大な私鉄のターミナル駅として機能している。
高架化は1937年（昭和12年）11月とかなり早く、当時としてもかなり先進的であった。

ホームは3階にあり、東側の1-4番線に高野線が、5-9番線に南海本線が発着しており、9番線を特急ラピート専用としている。
改札は3階北改札口と2階中央改札口・南改札口の計3ヵ所。

他社路線との乗り換えは、地下道（地下街）を通じて行う。
御堂筋線難波駅は比較的近いが、四つ橋線、千日前線や大阪難波駅（近鉄・阪神）はかなり離れており、あまり乗り換えには適さない。
なお、JR難波駅とは直線距離にして約500mも離れているが、南海とJR西との乗り換えは通常新今宮駅で行われるので、特に問題はないのだろう。

駅の利用者数は、南海電鉄の駅の中で最多で、2番目に多い新今宮駅のおよそ3倍。
南海電鉄は長年駅利用者数の減少に悩んできたが、駅周辺の再開発が功を奏し、近年は下げ止まり傾向にあるようだ。

平成27年 3月16日に大阪市浪速区で発見された不発弾の処理・撤去作業が同年5月9日に行われることになり、午前7時30分ごろから規制解除まで不発弾から半径300 メートル以内の範囲（避難区域）は立入禁止となった。南海電鉄の難波駅もこの範囲に含まれたため、難波駅発着の電車が全面運休するという異常事態となった。作業は無事完了し、南海電鉄も全線での営業を午前10時ごろに再開したが、計167本が運休し、約4万8千人に影響が出た。

路線名	種別	当駅	隣の駅（高野山・関西空港方面）
■南海本線	全種別	難波駅（NK01）	新今宮駅（NK03）
■高野線	各停以外		新今宮駅（NK03）
■高野線	各駅停車		今宮戎駅（NK02）

なんば高速バスターミナルは南海難波駅5階に位置している。南海電鉄が建設、現在は南海電鉄子会社の「南海バス」グループが運営管理している。

すぐ近隣のOCAT バスターミナルと混同されることがしばしばあり、バス会社ではそれらと間違えないように呼びかけているほか、最近ではOCAT側を「JR難波駅」とちゃんと呼び分けるようにしている。
また、なんばパークスのオフィスタワービル「パークスタワー」前には、『難波(パークス通)』というバス停があり、ツアーバス上がりの高速路線バスが発着する。
そこを発着する系統は「なんばパークス」の記事を参照されたし。