THE KING OF FIGHTERS '99とは (ザキングオブファイターズナインティナインとは) [単語記事]

THE KING OF FIGHTERS '99とは、SNK（旧SNK）が1999年 7月22日に発売した対戦型格闘ゲームである。

概要

『THE KING OF FIGHTERS（KOF）』シリーズの6作目。草薙京に代わる新たな主人公としてK´が登場し、新章「ネスツ編」のストーリーが展開される。前章のメインキャラクターの京と八神庵は隠しキャラクターとなっている。

ストライカーシステムの導入により、従来の3人編成から戦闘キャラ3人+ストライカー1人の4人編成のチーム制となり、既存チームの第4のファイターとして包、ウィップ、ジョン・フーンが初登場した。

現在はアケアカNEOGEOのラインナップとしてPS4/NSW/XB1/Win10向けに配信されている。

本作では自キャラが負けるとパワーゲージのストックがリセットされ、後のキャラクターに引き継げない。溜まる速度自体は従来より早い。

1フレーム投げを除く殆どの超必殺技の発生が遅く、シリーズの他作品と比べて使い勝手が良くない。

前作までの緊急回避と攻撃避けを組み合わせたような新しい回避行動。攻撃避けのモーションで前後に動き、前方版のみかわし攻撃（カウンター攻撃）が出せる。対して後方版は後退した後にステップで前進し、ステップを必殺技でキャンセルできる。

緊急回避の天敵だった投げに対しても無敵でより攻撃的なシステムとなったが、後方版の癖が強すぎて不評であり、結局本作でしか採用されていない。

前作まで存在した、自キャラが気絶中か締め技を受けた時のみ使える「援護攻撃」の発展形。
対戦中の使用キャラ同士の状況とは関係なく、専用ゲージ「ストライカーボム」を使用することによって任意に味方キャラを呼び出して特定の攻撃を行わせる。
試合前のオーダーセレクトで4番目に選んだキャラクターがストライカーとなる。

呼び出しモーションが無敵のため、主に守備的に使われる。本作のみ呼び出す度に暗転が入り、対戦のテンポが良くない。

パワーゲージ MAX（3本）時にABC同時押しで、ゲージを全て消費して一定時間パワーアップする。

攻撃力が上昇し、超必殺技が使い放題になる。発生時の暗転が無くなるため、技によって発生が早くなったり遅くなったりと性質が変化する。また、必殺技を超必殺技でキャンセル（スーパーキャンセル）できるようになる。

カウンターモードと対になるもう一つの強化モード。コマンドはBCD同時押し。

攻撃力が大幅にアップし、防御力も若干アップする。攻撃を食らってもダウンせず、のけぞりが殆ど無くなる。

ボスキャラクター
クリザリッド (新)

(新)は完全新規、(初)はKOF初参戦のキャラクター。

椎拳崇: 本作の闇。拳骨を連打する「龍連打」と真上に蹴り上げる「穿弓腿」が異常に強い。龍連打はガードさせた場合の硬直差が有利で龍連打>強攻撃>龍連打が永久ガードになり、ゲージを使ってガードキャンセルしない限り延々と削り殺される。穿弓腿は画面端限定で、穿弓腿の2段目だけを何度も当て続ける永久コンボがある。おまけに龍連打が相手をかなり押し込める上に、ヒット時は追撃可能で位置が良ければ穿弓腿が入るため、2つの壊れ技にシナジーが発生している。これらはネオジオ以外の家庭用移植版では修正されている。
チョイ・ボンゲ: 闇その2。特殊技の「骸突き」がキャンセルで出してもガードクラッシュ確定であり、強攻撃>骸突き>鳳凰脚の連係が回避困難。拳崇ほどバグじみてはいないが、こちらも家庭用移植版で修正されている。
ジョン・フーン: 登場作全てで強キャラと言われるジョンだが、初登場の本作ではガードクラッシュのモーションが何故か無敵で全く隙になっておらず、チョイの骸突き鳳凰脚も一人だけ食らわない。地上ふっとばし攻撃も牽制で非常に強力。

THE KING OF FIGHTERS
ナンバリングタイトル	'94 - '95 - '96 - '97 - '98 - '99 - 2000 - 2001 - 2002 - 2003 XI - XII - XIII - XIV - XV
外伝	EX - NW - MI - '98UM - 2002UM - SKY STAGE