THE KING OF FIGHTERS XIとは (ザキングオブファイターズイレブンとは) [単語記事]

THE KING OF FIGHTERS XIはSNKプレイモア（当時）より発売された2D対戦格闘ゲームである。

概要

KOF通算11作目。アッシュ編第2章に当たる。

「ﾅｲｽﾌｧｲ!」で有名なKOFNW同様、ATOMISWAVEでの稼動となった事で正史シリーズでは唯一のレバー+5ボタン方式になっている。また今作から開発1年縛りを解消するべく、年号ではなくナンバリングタイトルに移行した。

SNK 倒産後、様々な権利問題やスタッフ離散の影響かゲーム自体のクオリティについても界隈で散々な評価が続いていたSNKプレイモアだったが、元新世界楽曲雑技団のメンバーらの復帰などによって酷評されていたBGM・演出・SEが刷新。ゲームシステムに関しても前作『2003』のものを踏襲しつつ不満点を解消した事で非常にスピーディーかつバランスの良いゲームとなった。

現在でもアクティブプレイヤーが多く、都内の大手ゲームセンターでは東西戦や2on2など様々な形式の大会・対戦会が開かれている。彼らの根強い研究によって、稼動当時鉄板チームと呼ばれていた通称「ガトクラオズ(牙刀・クーラ・オズワルドリーダー)」構成が最強の座から引きずり下ろされた。現在同構成の評価については「相変わらず強い事には変わりはないが、対策を心得ているプレイヤー相手には勝ち辛い」といった評価になっている。

新要素『スキルゲージ』が実装され、シフト系アクション使用時はこちらを使用する。これによりパワーゲージが従来と同じように運用できるため全体的な火力が上がった。
ふっとばし攻撃、先行入力、起き上がりの投げ無敵が復活。逆に『2003』で猛威を振るっていたコマ投げが弱体化を受けており、全体的に投げキャラが不遇。
各チームのメンバー構成も一新。ジョー・アンディ不在の穴をキム・ダックキングで埋めた餓狼チームや餓狼MOW チーム、影二や香澄が所属しているアンチ極限流チームなど懐かしいキャラから最新のキャラまで登場しているほか、シリーズで唯一京と庵が同じチームでエントリーをしている(主に真吾の仕業)など、シリーズ全体で見てもかなり異色なプレイアブル構成となっている。ダックや「風雲黙示録」「武力ONE」のキャラクターは本作が初登場で、ドリームマッチ感の強い顔ぶれとなった。また、ウィップが怒チームに復帰しているがK'達と離別したわけではない。
K'がようやくキレキャラではなくなった。
隠しキャラクターはいないが、稼働時間に応じてキャラクターが追加されるシステムも搭載。PlayStation 2版では性能違いキャラクターを含む7キャラクターが追加された。

使用キャラが地上で攻撃しているとき、通常技、特殊技、一部の必殺技、超必殺技を当てている途中に交代ボタン(AC or BD)を押すことで、攻撃をキャンセルして使用チームの待機キャラと交代する。

『2003』同様、交代してくるキャラによる攻撃は連続ヒットする。しかも、この攻撃に関しては『2003』よりも自由度が高くなっており、交代キャラは任意の通常技(JA、JB、JC、JD)を出しながら出ることが可能。このシステムでコンボの種類がさらに増える事になった。

また、攻撃がヒットせずにガードされたときにクイックシフトをした場合、ガードによる硬直を無くすための交代が行われる。

クイックシフトによるスタンコンボ（一発の攻撃を起点に、気絶値の高い技を持つキャラクターを連続で交代させてそのまま気絶させるコンボ）が、特にプレイヤー同士の間で行われた。

立ち状態で攻撃を受けているとき、交代ボタンを押して待機キャラと交代する。この交代を行うと相手のコンボを途中で阻止することが出来る。

ガード中に交代ボタンを押して待機キャラと交代する。

THE KING OF FIGHTERS
ナンバリングタイトル	'94 - '95 - '96 - '97 - '98 - '99 - 2000 - 2001 - 2002 - 2003 XI - XII - XIII - XIV - XV
外伝	EX - NW - MI - '98UM - 2002UM - SKY STAGE