天草四郎時貞とは、SNKの格闘ゲーム『サムライスピリッツ』シリーズの登場キャラクターである。
初代『SAMURAI SPIRITS』の最終ボス。
島原の乱で敗死した一揆軍総大将・天草四郎の亡霊。
江戸幕府への恨みから冥府魔道に堕ちた後、暗黒神アンブロジァの力で現世に蘇り、出羽の山中で出会った若者(服部半蔵の次男・真蔵)の体を乗っ取った。
不気味な力を操り邪教の教えを広め、世界を破滅に導こうとしている。
『初代』では世界各地でおきた異変の元凶であり、半蔵にとっては息子の体を乗っ取り、タムタムにとっては村の秘宝パレンケストーン(ガダマーの宝珠)を奪った仇敵である。
『真』では正気を取り戻し、自らの過ちの償いとしてアンブロジァの巫女・羅将神ミヅキの魔の手からプレイヤーキャラを助けてくれるが、ミヅキに敗北。真蔵の体を残して消滅してしまった。
『初代』と『真』の間の時代を描く『斬紅郎無双剣』では初めて通常のプレイヤーキャラクターとなり、「鬼」と呼ばれる壬無月斬紅郎の力を我が物とするため彼を追っている。
『天草降臨』では『初代』の戦いの後、「善」と「悪」の2つに分かれていたことが判明。
このうち「悪」の天草は前作で斃された斬紅郎を復活させて利用しようと企み、風間の里から風間火月・風間蒼月の妹、葉月を誘拐して生贄に捧げようとする。これに対し、「善」の天草はかつての償いのために半身に戦いを挑むが、そうとは知らぬ剣客が次々と彼の前に立ちはだかる。
「悪」の天草は中ボスとして立ちはだかる。これを倒すと、手に余るために一時封印していた斬紅郎に背後から真っ二つにされて止めを刺されてしまう。名前がタイトルになっているのに扱いが酷い。
「善」の天草のエンディングでは羅将神ミヅキによって封印されてしまうが、『真』でミヅキに挑んだのはこの天草とされている。
『2019』では『初代』の過去編に当たるため当初は登場しないとされていたが、発売から2年を経て有料DLCとして配信された。
自身のストーリーは『初代』の前日譚となっており、エンディングで真蔵の肉体を奪い暗躍を開始する。
個別ストーリーが無い『零SPECIAL』とパラレル設定の『天下一剣客伝』では、『初代』と同様の悪鬼として登場する。
好みのタイプが覇王丸であることは有名だが、別に同性愛者ではない。
生前に唯一愛した女性の頭蓋骨を宝物として持っている。この女性は島原の乱においても天草の側に寄り添っており、資料によっては亡くなる間際に天草に側近の裏切りを告げたとされる。
なおRPG『武士道烈伝』では「天姫」という名前で、条件を満たすと天草と共に成仏するハッピーエンドとなる。
モチーフとなっているのは山田風太郎の小説『魔界転生』に登場する天草四郎時貞。
特に初期のデザインは1981年の映画版で沢田研二が演じた天草に酷似している。
妖艶な美男子ではあるが、独特の甲高い声や「フゥ〜!」というシャウトが嫌でも耳に残り、ネタ的な意味でも印象に残りやすいキャラクターである。
遠距離や空中の斬り攻撃は宝珠を飛ばして攻撃する技となっており、飛び道具に近い性質を持つ。
リーチの長さはトップクラスで単発ヒットで威力が高い技が多いが、武器を落とした時の弱体化が著しい。三角跳びができるものの、ジャンプの滞空時間が非常に長く癖がある。
必殺技は怨霊を飛ばす飛び道具の「死霊刃」、移動技の「逢魔刻」、空中に浮かんで炎に包まれながら落下する「汝、暗転入滅せよ」、相手をロックして掌底を連打する「戒烈掌」など。
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最終更新:2024/03/19(火) 13:00
最終更新:2024/03/19(火) 13:00
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