インディアンリッジ(Indian Ridge)とは、1985年アイルランド生産・イギリス調教の競走馬である。
父Ahonoora、母Hillbrow、母父Swing Easyという血統。
父アホヌーラは短距離を中心に走り重賞2勝を含む20戦7勝で、種牡馬として本馬が生まれた年に2歳GIを2勝したPark Appealを出すなど既に順調な滑り出しを収めていた。
母ヒルブローは13戦2勝。牝系を遡ると1920年の1000ギニーステークス勝ち馬Cinnaを経てその祖母に三冠牝馬La Flecheがいる。
母父スウィングイージーはナンソープSやキングズスタンドSを勝つなど通算12戦7勝のスプリンター。
本馬はアイルランドで生産され、1歳時に1万2000ギニーで購買されてイギリスのデビッド・エルスワース調教師に預けられた。
2歳時は6月に5ハロンの未勝利戦でデビューするが、ここでこの年重賞2勝を含む4戦無敗の成績を残し、翌年もGI2勝を挙げることになる*ウォーニングに5馬身ちぎられ2着。次戦も2着となった後に2連勝し、2歳時を4戦2勝で終えた。
3歳時は春先を休養に充て、6月のジャージーS(GIII・7ハロン)で復帰するとこれを逃げ切って重賞初勝利を挙げた。続くジュライカップ(GI・6ハロン)ではマイル戦を中心にGI3勝を挙げていた*ソヴィエトスターに次ぐ2番人気に推されたが、残り2ハロン地点で逃げ潰れて9頭中8着に大敗。ハンガーフォードS(GIII・7f60y≒1463m)とクイーンエリザベスII世S(GI・1マイル)でも似たような負け方で大敗し、3歳時は4戦1勝だった。
4歳時はこれまでと違う先行抜け出しでデュークオブヨークS(GIII・6ハロン)とキングズスタンドS(GII・5ハロン)を勝ったが、続くモーリス・ド・ゲスト賞(GII・1300m)では伸びきれず5着に敗れ、これを最後に通算11戦5勝で引退した。
基本的に脚を溜めるというのが苦手なタイプの一本調子の馬だったようだが、その辺りの融通の利かなさが壁になった感もする成績であった。
引退後はろくに期待されずイギリスで種牡馬入りしたが、1993年にデビューした初年度産駒から複数の重賞馬が出ると一転して評価が上がり、翌年にアイルランドのナショナルスタッドに移動した。そしてこの年にデビューしたDefinite ArticleがナショナルS(愛GI)を勝つと翌年に同馬がアイリッシュダービーで2着、更にはRidgewood Pearlが4ヶ国でGIを勝ってカルティエ賞年度代表馬となり、一躍欧州のTourbillon系の主軸となった。産駒は基本的に短距離~マイルに良績を示したが、Definite Articleのようにある程度の距離までこなせる馬もいた。
2006年10月、心臓発作のため21歳で死亡。直系はDefinite Articleが出したアイリッシュセントレジャー4連覇のステイヤー(!)・Vinnie Roeなどによって現在でも維持されている。ただDunadenの早世もあり、少し雲行きが怪しくなってきている感もある。
| Ahonoora 1975 栗毛 |
Lorenzaccio 1965 栗毛 |
Klairon | Clarion |
| Kalmia | |||
| Phoenissa | The Phoenix | ||
| Erica Fragrans | |||
| Helen Nichols 1966 栗毛 |
Martial | Hill Gail | |
| Discipliner | |||
| Quaker Girl | Whistler | ||
| Mayflower | |||
| Hillbrow 1975 栗毛 FNo.3-e |
Swing Easy 1968 鹿毛 |
Delta Judge | Traffic Judge |
| Beautillion | |||
| Free Flowing | Polynesian | ||
| Rytina | |||
| Golden City 1970 栗毛 |
*スカイマスター | Golden Cloud | |
| Discipliner | |||
| West Shaw | Grey Sovereign | ||
| Irish Candy | |||
| 競走馬の4代血統表 | |||
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最終更新:2025/12/26(金) 15:00
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