ロードデンドロン(Rhododendron)とは、2014年生まれのアイルランドの競走馬・繁殖牝馬である。
主な勝ち鞍
2016年:フィリーズマイル(英GⅠ)、デビュータントステークス(愛GⅡ)
2017年:オペラ賞(仏GⅠ)
2018年:ロッキンジステークス(英GⅠ)
父Galileo、母Halfway To Heaven、母父Pivotalという血統。地元アイルランド産馬である。
父は大種牡馬Sadler's Wellsと凱旋門賞馬Urban Seaを両親に持ち現役時代は英ダービーなどGⅠ3勝、種牡馬として11年連続の英愛リーティングサイアー獲得という天に何物与えられたかわからない名馬の中の名馬。本馬の同期だけでも凱旋門賞馬Waldgeist、英愛1000ギニー馬Winterなど多数の大物がいるがGalileoの場合だいたい毎年こんな感じであった。
母はアイリッシュ1000ギニーなどGⅠ3勝を挙げた名馬で、その母Cassandra Goは英短距離戦線で重賞3勝と手堅く活躍したスピード感のある牝系。繁殖牝馬としても成功しており、本馬の1歳下の全妹がGⅠ7勝を挙げたMagicalである。
母父は英国馬で、現役時代は短距離GⅠ1勝のみだったが種牡馬としては毎年のようにGⅠ馬を輩出し成功を収めた。ブルードメアサイアーとしても優秀で、本馬とMagical姉妹のほかGⅠ4勝のCracksmanや英国牝馬二冠のLoveなどを送り出し活気がある。
馬名の由来は「ツツジ」。通常「アザレア(Azalea)」と訳されることが多いが、アザレアを含むツツジ属の学名がRhododendronである。
ちなみに、本馬は両親同様クールモアグループの所有馬であるが、本馬は父Galileo同様クールモア総帥の妻スーザン・マグナー氏、ジョン・テイバー氏、デリック・スミス氏の共同所有馬なのに対し、母Halfway to Heavenはテイバー氏の個人名義であった。クールモアグループは馬によって名義が違い、服飾も3名それぞれ違うので、同じクールモアグループの馬で本馬のように親子であっても勝負服が違うことはままある。この馬の場合名義の筆頭であるスーザン・マグナー氏の勝負服を着るのだが、マグナー氏だけでも勝負服が3パターンもありレースによって違う色になっていたりするので余計にややこしい。
2歳6月にデビューするが初戦は2着。イギリスに転戦して2戦目で初勝利を挙げ、続く愛GⅡデビュータントSで後のGⅠ2勝馬Hydrengeaを破り重賞初勝利。初GⅠ挑戦となったモイグレアスタッドSは前2頭の行った行ったを許し3着に敗れてしまったが、GⅠフィリーズマイルは中団待機から終盤に鋭く伸びて馬群を突破し、Hydrengeaを2馬身1/4置き去りにしてGⅠ初制覇を果たす。
3歳初戦は英2000ギニー。堂々1番人気に推されたのだが、外目から一足先に突き抜けた同厩・同馬主・同父のWinterに2馬身ぶっちぎられ2着。マイル路線に向かったWinterに対し本馬は英オークスに出走。再び1番人気になったが、よりによって相手にEnableがいたのが運の尽き。完全マークから直線叩き合いという理想的な展開に持ち込んだのに全くかわせず、逆にこちらが力尽きてラスト100mだけで5馬身ぶっちぎられ2着。後にGⅠ11勝を挙げる怪物の初代斬られ役になってしまう。これでは終われないとディアヌ賞(仏オークス)に遠征したが、レース中に鼻出血を発症してしまい競走中止の憂き目に遭う。ついてない…。
この鼻出血が割と重症だったようだが治癒も意外と早く、約3ヶ月後のGⅠメイトロンSで戦列に復帰。初の古馬混合戦でもあり、まだ完調でもなかったのかHydrengeaの7着と惨敗してしまう。
今度は再度フランスに遠征しGⅠオペラ賞に出走。4番手からHydrengeaを徹底マークし直線早々に並びかけ、最後はアタマ差でねじ伏せて勝利。1年振りのGⅠ勝利を果たす。この後はアメリカに飛びBCフィリーメアターフに出走したが、直線インでやや詰まったのが響いたか前走下したWuheidaを捕まえられず2着に敗れ3歳を終える。
4歳初戦は初の牡馬混合GⅠとなるガネー賞に挑戦。しかしこのレースはCracksmanがひたすら強すぎて、本馬は2番手以下の混戦の中で4着となる。続くGⅠロッキンジステークスはメンバーが軽かったこともあり久々の1番人気に支持され、直線堂々と早め先頭に立ち伏兵Lightning Spearに追い詰められたながら短頭差振り切って勝利。GⅠ3勝目を挙げる。しかしこの後はGⅠを6戦するが全く見せ場無く惨敗。この年限りで引退した。通算19戦5勝。GⅠ3勝は立派なのだがこの世代はEnableとWinterがド派手すぎて若干割を食ったような…。
引退後は既定路線通りクールモアスタッドで繁殖入り。初年度となる2019年はディープインパクトと交配するため来日しノーザンファームに預託された。この年ディープインパクトは頸部痛で早々に種付けを中止したため種付けは24頭にとどまったが本馬は無事交配され受胎。アイルランドに帰国し翌年牡馬を出産。19年7月にディープインパクトが死亡し、結果的に僅か12頭しか血統登録されなかったラストクロップのうちの1頭となった。
そしてこの12分の1、Auguste Rodinと名付けられた牡馬が凄まじかった。2歳時には初戦2着から3連勝でGⅠフューチュリティトロフィーを3馬身半差の完勝しクラシック筆頭候補に浮上。3歳になって2000ギニーこそ惨敗するが英愛ダービーを連勝し、父ディープインパクトに産駒4ヶ国ダービー勝利という大記録をもたらしたのである。さらに愛チャンピオンSも勝ち、年度代表馬の有力候補に躍り出るまでになった。
…とこんな感じで父の偉業としてフィーチャーされているが、母Rhododendronとしても初仔が英愛ダービー勝利、そして母Halfway to Heavenから親子3代でGⅠ3勝という快挙。繁殖牝馬として絶好のスタートを決めている。ちなみにAuguste Rodinは筆頭名義がジョン・テイバー氏なので、テイバー氏の個人所有だった本馬の母Halfway to Heavenと同じ青とオレンジの勝負服(Montjeuなどと同じ)で出走している。
| Galileo 1998 鹿毛 |
Sadler's Wells 1981 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic |
| Natalma | |||
| Fairy Bridge | Bold Reason | ||
| Special | |||
| Urban Sea 1989 栗毛 |
Miswaki | Mr. Prospector | |
| Hopespringseternal | |||
| Allegretta | Lombard | ||
| Anatevka | |||
| Halfway To Heaven 2005 黒鹿毛 FNo.3-d |
Pivotal 1993 栗毛 |
Polar Falcon | Nureyev |
| Marie d'Argonne | |||
| Fearless Revival | Cozzene | ||
| Stufida | |||
| Cassandra Go 1996 芦毛 |
Indian Ridge | Ahonoora | |
| Hillbrow | |||
| Rahaam | *セクレト | ||
| Fager's Glory |
Northern Dancer 18.75% 3 x 5 x 5
Special 9.38% 4 x 5
Mr. Prospector 9.38% 4 x 5
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最終更新:2026/01/22(木) 00:00
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