ミニーホーク

ミニーホーク（Minnie Hauk）とは、2022年生まれのアイルランドの競走馬である。鹿毛の牝馬。

概要

父Frankel、母Multilingual、母の父Dansiliという血統。
父は説明不要の世界最強馬。種牡馬としてもAlpinistaやInspiralなど多くの活躍馬を輩出している。
母の父は競走馬としてはG1に届かなかったが、種牡馬としてはRail Linkや*ハービンジャーなどの活躍馬を輩出した。
祖母のZendaはプール・デッセ・デ・プーリッシュを制している。
半兄のサマーマイルステークスなどを制したTilsitがいる。

2022年4月13日にアイルランドにて誕生。生産者はB V Sangster。馬主はDerrick Smith、Mrs John Magnier、Michael Taborといつものクールモア勢となった。管理する調教師はアイルランドの名伯楽エイダン・オブライエンとなった。

2歳（2024年）

デビュー戦となったのは10月初めのコーク競馬場に未勝利戦で、ウェイン・ローダンを乗せて2着に入った。

約中2週でレパーズタウン競馬場の未勝利戦に出走して初勝利を挙げた。

3歳（2025年）

3歳初戦に選んだのはオークスステークスの前哨戦の1つチェシャ―オークス(L)に出走。鞍上には名手ライアン・ムーアを迎えた。
外目から好発馬を切ると2番手を確保すると最終コーナーで先頭に立つ。直線では差を広げていき最後は詰められるも1馬身差で押し切って連勝とした。

迎えた本番のオークスステークス(G1)には無傷の5連勝中の英1000ギニー馬Desert Flower、オークストライアルフィリーズステークスを圧勝した僚馬Giselle、ミュージドラステークスを圧勝した僚馬Whirlなどが参戦。1番人気はDesert Flowerとなり、ミニーホークは2番人気となった。
レースはWhirlが逃げてミニーホークは少し離れた2番手で追走する。直線入り口のところから進出していき、伸びあぐねるDesert Flowerらを振り切って2頭の一騎打ち。最終的にミニーホークがクビ差で交わして優勝。3連勝でG1初制覇を果たした。

続いて地元アイルランドのアイリッシュオークス(G1)に出走。前走で負かしたWhirlがプリティポリーステークスを制したことや目立った有力馬もいなかったこともあって単勝オッズ1.1倍という圧倒的な支持を受けた。

好発馬を切って一時は先頭に立つも最終的に3番手のところに落ち着く。直線ではムーアに追われるもあまり伸びなかったが、次第に追い上げていって2着のWemightakedlongwayに1馬身1/4差を付ける完勝。2度目のG1制覇として史上16頭目の英愛オークス制覇を果たした。

その後はイボア開催のヨークシャーオークス(G1)に参戦。4頭立てということもあって単勝オッズ1倍台の支持を受けた。
レースが始まると4頭立ての中の3番手を追走。ヨーク競馬場の長い直線に入ると楽な手応えで進出を開始。残り2ハロン辺りで追い出されると勢いよく先頭に立ち、追い縋るEstrangeに3馬身半差を付ける圧勝。オークス4連勝として3度のG1制覇を果たした。

この後は凱旋門賞(G1)に追加登録して出走。ムーアが負傷して療養中のためクリストフ・スミヨンが騎乗することになっている。

血統表

Frankel 2008 鹿毛	Galileo 1998 鹿毛	Sadler's Wells	Northern Dancer
			Fairy Bridge
		Urban Sea	Miswaki
			Allegretta
	Kind 2001 鹿毛	*デインヒル	Danzig
			Razyana
		Rainbow Lake	Rainbow Quest
			Rockfest
Multilingual 2012 鹿毛 FNo.19	Dansili 1996 黒鹿毛	*デインヒル	Danzig
			Razyana
		Hasili	Kahyasi
			Kerali
	Zenda 1999 鹿毛	Zamindar	Gone West
			Zaizafon
		Hope	*ダンシングブレーヴ
			Bahamian

クロス：*デインヒル 3×3(25.0%)、Northern Dancer 4×5×5(12.5%)、Mr. Prospector 5×5(6.25%)

関連動画

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関連項目

• 競馬
• 競走馬の一覧
• 2025年クラシック世代
• フランケル