レッドアクシズとは、スマートフォンアプリ『アズールレーン』に登場する陣営・軍事組織である。
劇中世界における4大国家のひとつ「鉄血」が、人類共通の敵である《セイレーン》に対抗するための方針を巡る対立から超国家軍事連合《アズールレーン》を脱退し、自分たちの手で新たに設立したもうひとつの超国家軍事連合。
《セイレーン》との戦いで戦利品として手に入れた彼女たちの技術や力を積極的に導入し、人類のさらなる発展と革新を目指すことを主題に掲げている。
そのため、「人類自らが生み出した科学技術と天然自然の力による自然進化的な発展」を良しとする《アズールレーン》とは対立関係にあり、この対立は最終的に両陣営による本格的な武力衝突へと発展していく。
その後、「鉄血」と同じく4大陣営の一角を担っていた「重桜」も半ば寝返りに近い形で《アズールレーン》を脱退・離別し、《レッドアクシズ》に加わったため、世界は「人類の力のみで戦う道」と「毒を以て毒を制す道」の一方を選択することを迫られることとなる。
モデルは第二次世界大戦における枢軸国だが、2017年11月現在、史実における枢軸国の主要国のひとつであったイタリアをモデルとした国家ならびにイタリア艦をモデルとしたキャラクターは、日本版・大陸版共に未登場である。
作品名が示すとおり、ストーリーは基本的に《アズールレーン》側の視点で進んでいくため、ゲーム中における《レッドアクシズ》はプレイヤーおよび自軍の敵として登場する。
しかし、プレイヤーはゲーム中に行える「建造」で普通に「鉄血」や「重桜」に所属する艦船少女を入手することができ、自軍の艦隊に編成することも可能。
また、司令部内の各種施設には明石、不知火、ケルンといった《レッドアクシズ》所属国の艦船少女が普通に存在し、それぞれ「ショップ」、「購買部」、「戦術教室」を運営している。
これら要素は、「ゲームシステム上の都合」ではなく、作中設定的にも明確な理由があるのだが、ストーリーおよび世界観の重大なネタバレになるのでここでは割愛する。
なお、本編のストーリーは史実を下書きにしていることに加えて、アメリカ合衆国をモデルとした「ユニオン」の戦いを主題として描いているため、2017年11月の時点で敵として登場しているのは日本(大日本帝国)をモデルとした「重桜」のみである。
一方、12月26日から開催されたイベント「鏡写されし異色」では、「鉄血」の艦が敵として登場している(ただしセイレーンが作り出したコピーなので本物ではない)。
ただし、チュートリアルも兼ねたプロローグでは「ロイヤル」と「鉄血」の戦いが描かれており、2017年10月下旬から行われたイベント『紅染の来訪者』のストーリーでは「重桜」の所属艦である瑞鶴が主人公を務めている。
この他にも、大陸版でのみ行われたイベントに「鉄血」のキャラクターたちをメインにしたストーリーが展開されたものが存在するため、今後本編においても「重桜」以外の勢力が敵および物語のメインとして登場するステージが実装される可能性は十分ある。
かつて《アズールレーン》の設立に深く関わった4大国家のうちの2国である「鉄血」と「重桜」を中心に、様々な国家が所属ないし《アズールレーン》から鞍替えした――という設定だが、2017年11月現在、公式で所属が確認されている国家は上記2国だけである。
今後イタリアを始めとした史実における枢軸国をモデルとした国家の本編ならびにイベントでの登場が待たれる。
4大国家のひとつ。強大な軍事力とそこから生まれた高度な科学技術により勇往邁進を続ける軍事独裁国家。正式名称は鉄血公国。前々から北方連合と対立している。
《セイレーン》との戦いで得た彼女たちの技術を解析し、これを自軍の戦力として転用したが、これにより「ユニオン」「ロイヤル」と意見対立を引き起こし、やがて《アズールレーン》を脱退。《レッドアクシズ》を設立する。
上述したセイレーン由来の技術を取り込んだ影響か、所属している艦船少女の艤装は機械化した怪獣のような異形的なデザインをしたものが多く、大型艦であるほど艤装も大きくなり、その点が顕著という外見的特徴がある。
日本版のストーリーでは、今のところプロローグにのみ登場する。セイレーンの力を利用し、「ロイヤル」のフッドに2万以上のダメージを与えて即死させている。
艦船少女の装備は「クラップ」という企業によって製造されている。モデルであるドイツが史実においては水上艦艇よりも潜水艦のほうに重点を置いていたためか、ゲーム中クラップ製の装備箱から入手できる装備品は装備箱中最も種類の幅が狭い。特に、戦艦主砲と航空機が入手できないため、主力艦隊(後衛)の装備がほしい場合は要注意。しかし、これは逆に言えば「前衛艦隊用の強力な装備が他企業の装備箱よりも狙いやすい」ということでもある。
第二次世界大戦時のドイツすなわちナチス・ドイツがモデル――と思われがちだが、厳密には「ドイツ帝国をベースに軍事独裁などのナチス・ドイツ的要素を取り入れた架空のドイツ」をモデルとしている。「ロイヤル」ほどではないが、艦船少女たちの服装が洋風寄りなのもそのため。
「戦場で散った者たちの魂はヴァルハラへ赴く」という教えが慣習化している。おそらく『銀河英雄伝説』のオマージュ。
4大国家のひとつ。「じゅうおう」と読む。極東に存在する君主制国家。隣国の東煌(ドンファン)と対立している。
島国という立地に加え、「数百年に渡り他国との交流を極力避けていた」という歴史ゆえに、「ヤオヨロズノカミガミ」を祀る精霊信仰など独自の文化・風習を今もなお色濃く残している。そのためか、所属している艦船少女は全体的に和服姿もしくは和風な装いをしている者が多い。
「鉄血」同様、《セイレーン》との戦いで得た彼女たちの技術を積極的に取り入れる方針を掲げたために「ユニオン」「ロイヤル」と対立を深めていき、最終的に《アズールレーン》を裏切るような形で《レッドアクシズ》に鞍替えをする。ちなみに、ストーリー開始時点ではまだ《アズールレーン》に所属していた。本編のストーリーが「ユニオン」視点の物語なので、すぐに真珠湾攻撃が始まるため大して気にする設定ではないが。日本を敵にしないと中共が怒るからね、仕方ないね。
「重桜」の《レッドアクシズ》入りしたのを契機に、東煌が《アズールレーン》に加入したという設定がある。
「《セイレーン》由来の力を肉体そのものに宿す」というクレイジーな方法で《セイレーン》から得た技術を自軍に取り込んでおり、その影響で所属している艦船少女の肉体には獣耳や尻尾、ツノといった人外的な器官が生えている。ただし、不知火や翔鶴、瑞鶴のように人外的要素が一切ない者も少なからず存在する(前者は獣耳の形をした機械製の外付けオプション。明言はされていないが、綾波、雪風などもその可能性が高い)。ちなみに「重桜」の艦はモノノケをモチーフにしているとされる。
上述したとおり、2017年11月現在、ストーリー上でプレイヤーおよび《アズールレーン》の敵として登場する唯一の勢力である。それゆえか海域のドロップでしか入手できないキャラクターや装備設計図の数は、この「重桜」のものが最も多い。
艦船少女の装備を製造している企業は「蔵王重工」。ゲーム中のテキストでは「蔵王」と略称で表記されることが多い。蔵王製の装備箱は入手できる装備品の種類が豊富で、中でも駆逐艦と軽巡洋艦用の装備が非常に充実している。反面、性能にクセが強いものや普通に「ハズレ」扱いされる装備品の数も非常に多い。
また、「重桜」の装備として特徴的なのが、攻撃機が搭載している航空魚雷(通称・重桜魚雷)。これは他陣営の攻撃機の魚雷(通称・汎用魚雷)が放たれた場所から真っ直ぐ水平に進んでいくのに対して、補足した敵1体の位置に向かって魚雷が放たれる(敵ではなく敵のいる位置なので注意)というもの。面制圧能力こそないが、ボス戦など特定の敵に火力を集中したい場合などでは非常に有効な装備である。ただし、魚雷1発あたりの威力はそれほど高くはなく、駆逐艦など素早い相手には余裕でかわされたり外れることが多いので過信は禁物。
モデルは第二次世界大戦時の日本(大日本帝国)だが、全体的に「和」のテイストが強い。
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最終更新:2024/04/28(日) 01:00
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