2005年クラシック世代 単語


ニコニコ動画で2005年クラシック…の動画を見に行く

ニセンゴネンクラシックセダイ

3.2千文字の記事
これはリビジョン 3230394 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

2005年クラシック世代とは、2002年に生まれ、2005年にクラシック競走を走った(3歳を迎えた)競走馬の世代のことである。

概要

無敗のクラシック三冠を含むGⅠ7勝を挙げ、種牡馬としても不動のリーディングサイアーとして馬産界に君臨し続けたディープインパクトを代表とする「ディープ世代」

牝馬路線では桜花賞・NHKマイルCの変則二冠馬ながら現役中に夭逝したラインクラフトと、日米オークスを制し繁殖牝馬としても大成功を収めたシーザリオが代表。

それ以外は……はっきり言って芝は層がかなり薄い。上記3頭以外の世代GⅠ馬は、2歳王者の朝日杯馬マイネルレコルト、阪神JF馬ショウナンパントルはともにその後はあまりパッとせず、秋華賞馬エアメサイアは故障で早期引退。古馬となってから伸びてきた馬も少なく、ディープ以外の古馬GⅠ馬は高松宮記念を勝ち種牡馬引退後にそっくりさんとの出会いでも話題になったスズカフェニックス、宝塚記念を逃げ切った晩成の逃げ馬エイシンデピュティ、シンガポールGⅠで2着コスモバルクと日本馬ワンツーを決めたシャドウゲイトの3頭だけである。

ほか、芝のGⅠ未勝利の有名所としては、牡馬では皐月賞でディープとの映画馬券を演出した「史上最強の1勝馬」(最終的には重賞含む2勝馬)シックスセンス、ダービーでディープの2番人気2着だったインティライミ、菊花賞でディープを追い詰め引退後紆余曲折あってYogibo宣伝部長となったアドマイヤジャパン、12歳まで走り続け長く長距離路線を賑わせたステイヤー「爺さん」トウカイトリック。牝馬では重賞5戦連続3着を記録したブロンズコレクターディアデラノビア、大舞台でラインクラフトに何度も泣かされたが繁殖としては孫世代で無敗三冠牝馬を送り出したデアリングハート、ダートから突然芝短距離戦線に現れた悲運の快足牝馬サンアディユなど。

ディープ以外がいささか手薄な芝に対し、この世代はダート路線が多士済々。2度の屈腱炎を乗り越えた不屈のダート王カネヒキリと、GⅠ9勝などダート馬として数々の日本記録を作ったヴァーミリアンの2頭を筆頭に、5歳になって大井から中央に移籍してきて帝王賞とかしわ記念を勝ったボンネビルレコードと、地方馬初のJBCスプリント制覇を果たし11歳まで現役で走り続けたフジノウェーブの地方組、さらにフェブラリーSを勝ったサンライズバッカス、川崎記念を勝ったフィールドルージュと、長期にわたりダート重賞を席巻し続けた。
他にも2009年武蔵野Sでの迷実況でも知られるワイルドワンダー、マヤノトップガンの代表産駒メイショウトウコン、ワンダーアキュートの兄ワンダースピードなどがGⅠには惜しくも届かなかったが上記の面々らと渡り合った。短距離戦線では重賞を6勝したアグネスジェダイなど。

障害レースに目を向けると、37年ぶり史上2頭目の中山大障害の3歳制覇を達成したテイエムドラゴン、J-GI2勝ながら2008年中山大障害での逸走も印象深いマラカラスカル、息の長い活躍をしたメルシーエイタイム、マーベラスサンデーの代表産駒キングジョイがいる。この4頭で中山大障害を5連覇したり、この世代で2007年同競走の掲示板を独占したりと強い馬が多く出ていた。

芝の層が薄いのは、この世代のクラシック有力馬がディープを除き軒並み故障に悩まされたことも大きい。シーザリオ、エアメサイア、シックスセンス、アドマイヤジャパンは4歳秋を迎えることなく故障引退、インティライミも故障で3歳秋を全休、ラインクラフトに至っては前述の通り4歳夏の放牧中に急性心不全で突然死。遅咲きのサンアディユもオーシャンSでスターターの不手際で出遅れ最下位に敗れた翌日に心不全で突然死するという不幸に見舞われている。

繁殖成績については、この世代はなんと言ってもディープインパクトとシーザリオに代表される。

ディープインパクトは2012年にリーディングサイアーの座について以降、2021年現在までその座を堅持しており、産駒通算で国際GⅠ100勝を達成するなど、父サンデーサイレンスに比肩するほどの勢力を形成している。シーザリオもエピファネイア・リオンディーズ・サートゥルナーリアと3頭ものGⅠ馬を送り出しており、またエピファネイアなどは種牡馬としての活躍も見せている。

その他にもカネヒキリが川崎記念馬ミツバを、スズカフェニックスがNHKマイルC馬マイネルホウオウを送り出すなどの実績を上げている。繁殖牝馬ではクリソライト・マリアライト・クリソベリルを産んだクリソプレーズもこの世代。

活躍馬

中央平地GI級

世代別

競走名 2004年(2歳) 2005年(3歳)
朝日杯フューチュリティステークス マイネルレコルト
阪神ジュベナイルフィリーズ ショウナンパントル
皐月賞 ディープインパクト
東京優駿(日本ダービー) ディープインパクト
菊花賞 ディープインパクト
桜花賞 ラインクラフト
優駿牝馬(オークス) シーザリオ
秋華賞 エアメサイア
NHKマイルカップ ラインクラフト

古馬GI

競走名 2005年(3歳) 2006年(4歳) 2007年(5歳) 2008年(6歳) 2009年(7歳)
フェブラリーステークス カネヒキリ サンライズバッカス ヴァーミリアン
高松宮記念 スズカフェニックス
天皇賞(春) ディープインパクト
ヴィクトリアマイル(2006年~)
安田記念
宝塚記念 ディープインパクト エイシンデピュティ
スプリンターズステークス
天皇賞(秋)
エリザベス女王杯
マイルチャンピオンシップ
ジャパンカップ ディープインパクト
ジャパンカップダート カネヒキリ ヴァーミリアン カネヒキリ
有馬記念 ディープインパクト

中央障害J-GI

競走名 2005年
(3歳)
2006年
(4歳)
2007年
(5歳)
2008年
(6歳)
2009年
(7歳)
2010年
(8歳)
中山グランドジャンプ マルカラスカル
中山大障害 テイエムドラゴン マルカラスカル メルシーエイタイム キングジョイ キングジョイ

地方ダートグレード競走GI級

世代別

競走名 2004年(2歳) 2005年(3歳)
全日本2歳優駿 プライドキム
ジャパンダートダービー カネヒキリ
ダービーグランプリ カネヒキリ

古馬GI

競走名 2005年(3歳) 2006年(4歳) 2007年(5歳) 2008年(6歳) 2009年(7歳) 2010年(8歳)
川崎記念 ヴァーミリアン フィールドルージュ カネヒキリ ヴァーミリアン
かしわ記念 ボンネビルレコード
帝王賞 ボンネビルレコード ヴァーミリアン
マイルチャンピオンシップ南部杯
JBCスプリント フジノウェーブ
JBCクラシック ヴァーミリアン ヴァーミリアン ヴァーミリアン
東京大賞典 ヴァーミリアン カネヒキリ

海外平地GI

競走名 2005年(3歳) 2006年(4歳) 2007年(5歳) 2008年(6歳) 2009年(7歳)
アメリカンオークス
(American Oaks Stakes)
シーザリオ
シンガポール航空国際インターナショナルカップ
(Singapore Airlines International Cup)
シャドウゲイト

大百科に記事のある2005年クラシック世代の競走馬

は牡馬、ピンクは牝馬、は騸馬。

日本調教馬

  • アドマイヤジャパン
  • インティライミ
  • ヴァーミリアン
  • エアメサイア
  • エイシンデピュティ
  • カネサブラック
  • カネヒキリ
  • クリソプレーズ
  • サムライハート
  • サンアディユ
  • シーザリオ
  • ディアデラノビア
  • ディープインパクト
  • テイエムドラゴン
  • トウカイトリック
  • フジノウェーブ
  • ボンネビルレコード
  • ラインクラフト

海外調教馬

  • インヴァソール(ウルグアイ→アメリカ)
  • 无敌(中国)
  • ドバウィ(UAE)
  • ノットナウケイト(イギリス)
  • ハリケーンラン(フランス)
  • モティヴェイター(イギリス)
  • ロストインザフォグ(アメリカ)

関連リンク

関連項目

  • 競馬
  • 競走馬 / 競走馬の一覧
前世代 当世代 後世代
2004年クラシック世代 2005年クラシック世代 2006年クラシック世代
関連記事

親記事

子記事

兄弟記事

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/14(日) 02:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/14(日) 02:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP