なお、記事名はお弁当となっているが、丁寧語を外して単に弁当と呼ばれることもある。
概要
日本の弁当の文化は古く、平安時代に乾飯を持ち運んでいたことが和歌に読まれていたりする。
コンビニや弁当屋はもちろん、弁当に力を入れる総菜屋や、居酒屋が昼間に弁当を売りだしたり学生を狙って味噌汁付き300円という激安弁当を学校の前で販売したり、移動の弁当屋がオフィスビルの前にごっそり集結したり、弁当屋の争いはヒートアップする一方だ。
弁当には冷えてもおいしいものを入れる、汁がでないものを入れるなど暗黙の了解があるが、調理後半日程度では腐敗しないものといった衛生面の配慮や、調理の手間なくほとんどそのまま食べられるといった要素も求められる。
今は紐を引くと温まる弁当があるし、職場や学校に電子レンジが設置されているなど、弁当=冷たいものという定説は覆りつつある。開けたらレトルトカレー、開けたらそうめん、開けたら冷やし中華、開けたらご飯とふりかけ、開けたらカップ焼きそば移しただけ、開けたらから揚げしか入ってないなど、インスタントを多用したり、豪快な手抜きをする家庭も増えた。その一方で芸術的なキャラ弁制作に精を出す家庭もある。
ちなみに紐を引くと温まるのは、中に封入されている袋が破れ発熱材(生石灰)と水が混ざり化学反応で発熱するため。(使用後は消石灰となり再加熱はできない)長いものでは30分程度は持続して発熱しているため、火傷など取り扱いには注意してほしい。
今はフルーツは別のタッパーに入れて持参するのが一般的だが、昔はフルーツもおかずも並べて入れる家庭も多かったため、全部甘い味とかそういう懐かしい思い出を持つ人も多いだろう。
ご飯を入れる箱を弁当箱と呼ぶ。簡易的な使い捨ての物、プラスチック製の物、キャラクターのプリントがされた子供向けの物、アルミ製など金属製の物、魔法びん構造になっていて冷めにくい物などもある。
ちなみに、お弁当作りは日本に嫁いできた外国人のお嫁さんにとっては最大の試練だったりする。その一方で海外でもヘルシー志向が進むにつれてカロリー過剰となりやすい店屋物昼食に対する回答の一つとして「BENTO」が注目を浴び始めており、象印の保温弁当ジャー「Mr.BENTO」(日本での商品名「ステンレスランチジャー・おべんと」)はAmazon.comで大絶賛される商品となっている。
日本の一般的なお弁当(理想)
- オニギリはたらことおかかとシャケ
- エビフライの下にでっかいクリームコロッケ
- コーンの入ったポテトサラダ
- アスパラのベーコン巻き
- タコさんウィンナーはめちゃくちゃ着色してある赤いアレ
- 玉子焼きは硬めでほんのり甘くって
- やわらかく塩茹でしたブロッコリーと
- ちょっとしょっぱいタクアン
- ピーマンの肉詰め
- たこさんウィンナー
- 明太子入り卵焼き
- 梅シソ巻きササミ揚げ
- ひじきの炊いたん
- おにぎり
- たくあん
- 冷たく半分凍らせたフルーツ
弁当の種類
- 家弁(いえべん) - 自宅で作ってくる弁当
- 買弁(かいべん) - 外で購入する弁当
- 愛妻弁当(あいさいべんとう) - 妻が夫の為に作った弁当
- 駅弁(えきべん) - 駅で販売する弁当[1]
- 速弁(はやべん) - 高速道路のSA・PAで販売する弁当
- 空弁(そらべん) - 空港で販売する弁当
- バス弁(ばすべん) - 高速バスの車内かバスターミナルで販売する弁当
弁当はここで買え(丼もの含む)
- 各種コンビニ・スーパー
- ほっかほっか亭
- ほっともっと(ホモ弁 *プレナスが運営していた「ほっかほっか亭」のみ「ほっともっと」になった
- オリジン弁当(イオン系列)
- お弁当どんどん
- カレーハウスCoCo壱番屋
- すき家
- 松屋
- 吉野家
関連動画
関連静画
関連商品
関連チャンネル
関連項目
- 料理 / 料理の一覧
- おべんとう
- 駅弁
- 海苔弁当
- 大人のボリューム弁当
- やきそば弁当
- 折詰
- デフレ飯
- ベン・トー / スタイリッシュ弁当争奪アクション
- 半額
- シンクロ弁当
- レーション(戦闘糧食)
- 弁当☆埃(テニミュの空耳)
- 野崎弁当(ニコニコユーザー)
- ニコニコ動画幕の内弁当(動画記事)
- 昼 / 昼食
- 保存食
- 石灰 - 加熱式弁当の発熱材(生石灰)
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 6
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