ニコニコ大百科

ロナ家にザビ兄弟みたいにたくさん人材がいれば良いけどギレンかつキシリアなカロッゾは殺しちゃったし
デギンな義父上は理想主義だし(コスモ貴族主義を到底実現出来そうにないからカロッゾがクーデター企むほど)、ガルマなドレルは前線指揮官しか出来なそうだし、サスロな義兄上の遺児二人を引っ張るにしてもZZのグレミーみたいに終わるだろうし
セシリーがコスモ貴族主義を否定するだけですぐ終わるだろとしか思えん

一年戦争時代のRX-78ですら空中戦はちょっとやれたんだしF91の時代のMSならミノドラやミノクラ積んでなくても普通に飛んでてもおかしくはない

小型軽量になってるわりに推進力は上がってるから、まぁ飛んでることに違和感は無いわな

F91の小説版で、
コロニーの回転軸当たりは重力が低いため飛べるという説明があったと思う。

コロニーの港は回転軸部分にあるんだしシリーズ通して軸付近はほぼ無重力なのは共通してるだろう

無重力帯まで自力ジャンプする力があればあとは空気抵抗がある宇宙戦とそんなに変わらないんだろうな
（漫画だと宇宙世紀0080年代のMSでも無重力帯までジャンプすることは可能としてる作品もあるけど）

重力帯と無重力帯と大気のある無重力帯とでは姿勢制御も変わるんだろうか

>>lv331048745

セシリーの家族関係、シオとナディアについては、小説版を読まなければほとんど知る機会がないが、
今現在ネットの辞典なんかで触れられるときには、たいてい単純化されて
・シオ　……善意だけの平凡な男
・ナディア　……身勝手で大人になりきらない女
のように扱われるように思う。読むたびにもどかしい、惜しい

シオとナディアってそんな単純な人達ではないんだと言いたい

富野小説の全作品の中でも、小説F91上巻の七章「記憶」は、もっと読まれてほしい文章だと思う
富野作品群のなかでも、ここの文章は小説家の力量を傾けて緻密に書かれていて、美しい。
『ナディアは、そんなふしだらな女性ではない』から始まって、
シオと中学生のセシリーの対話、シオの文学観、セシリーが健全に成長できた理由とか…

もちろんシオはその後、セシリーの父親の位置から転落していくのだけど
上のような安直な「シオ・ナディア観」こそ、今思えば
もろにマイッツァー・カロッゾ側から見たシオ・ナディア像なので
二人に対するマイッツァー＆鉄仮面からの「復讐」がどのようにえげつなく行われたかが、薄く

おお小説版の愛読者いたか
富野小説は読みにくいし正直ほとんどのガンダム物は他人におすすめできないけど（含閃ハサ）
F91は小説版の特に前半を読まないと全く把握できない、必読書だと思う

＞・シオ　……善意だけの平凡な男
＞・ナディア　……身勝手で大人になりきらない女
下手をするとナディアは宇宙世紀三大悪女に入れる候補に主張されていたり
シオに至ってはナディアが逃げ先だっただけの凡人以下で
鉄仮面の不可視の殺意の波動で突然死した男、で済まされとるね

映画本編の流れに必須じゃないので、ナディアの出奔の細かい描写は省かれてるし
それ以上を小説未読者が追及することもないので知られずに済まされてるね
だけど実際はセシリーの特異な生い立ち、家族背景については富野本人は慎重に設定、描写している

長谷川漫画で引退後のセシリーが「テスのパン屋」を営んでるのは
健全だった少女時代への思い出からと考えると感慨深いものがあるね…

結局ね、できの悪い子ほど可愛いんですよ。たくさんの中から、この子忘れられてるな、お父さんの力が足りなかったからな、というのもあって、全部が全部楽しいわけじゃない。
僕にとっては何人か、みにくい子がいるわけだけれど、みにくい子が可愛いということはあります。
https://kobecco.hpg.co.jp/44592/exit

最近監督からボロクソ言われてはいるが
どうやら嫌われては無さそうだな
良かったよ・・・

∀の頃にF91は悪い意味で忘れられないって言ってたから
未練は凄いあるのかもしれない
富野展に来てた時もボロクソに言いながら
ここはこうすれば良かった～みたいに色々言ってて
ZZ程の完全拒絶感は感じなかった

興行収入が逆シャアの1/4ぐらいしかなかったからな
なんでなんだろうな

公開当時はF91もある意味で「アナザーガンダム」だったからじゃない？

ファースト、Z、ZZ、逆シャアは「アムロとシャア」「連邦とジオン」ていう背景で繋がった一連の時代だったけど、F91は意図的にそれらの時代との繋がりを断ち切った作品だったから

シルエットF91で結局C.V.は、
連邦が組織維持する為の
ジオンに代わる仮想敵候補として
利用したに過ぎなかったが、
カロッゾとジレ大佐がいなくなった
後の顛末が時々見てみたいと思ってしまう

今更見返したけど作画以上にシーンやカットがブツ切りでとても逆シャア後の作品とは思えない昭和のノリ
TV版として作った物を無理矢理2時間に押し込んだって説がわかる

原作小説そのものは比較的評価高い様子なので後日談含めて将来リメイクされる事を期待したいな

>>373-374
リアル頭身ガンダムというかリアルロボット自体が苦戦していたからね
80年台末にはすでに限界で、逆シャアはガンダムの名（と、Z-ZZの不完全燃焼を強制的に燃焼させての推力）でなんとか保ったようなものかと
そこから後はガンダムブランドを支えていたのはすっかりSDだった

F91公開時、劇場パンフには宇宙世紀の歴史や技術の簡単な解説が書かれていて
その冒頭に「SDガンダムしか知らない君、これが本当のガンダム入門編ですよ」と書かれていて当時心底仰天した覚えがある
ひとつは宇宙世紀の知名度がSDに比べてそれほどまでに落ち込んでいること
「今までの宇宙世紀の視聴者」じゃなく、完全に新規を対象としていること（つまり、旧視聴者が少なくなりすぎて消費者として度外視されていること）
それでいてガンダムである以上、この作風でも、SDを見ている低年齢層を相手にしなくてはならない状況
この映画がいかに厳しい状況に立って公開されているかの情報がどっと入り込んできたもんだった

逆シャアもSDガンダムとの同時上映になって本編の上映時間が減って本来のストーリーを大分削って富野が悔しがってたしな

SD系も今となっては絶版品だらけになってしまったが

SDガンダムの他に勇者シリーズやワタル、グランゾート、ラムネなんかが人気だった時期だしな。
Gガンが作られたのも、こういうファンタジックなロボットアニメの影響が大きいと思われる。

1993年になるとSDが息切れして、その少し前に出た初代HG（HGUCじゃなく、もう絶版になってる色プラのアレ）とかリアル頭身のキットが伸びてきて
Vがテレビシリーズでできるようになって（V自体はまだ売れない）平成三部作に続く
その頃になってMG1.0なんかも出てきて「何かの拍子でいつ完全消滅してもおかしくないブランド」からようやく脱出する

それでも宇宙世紀でまともに商売になったのは、一年戦争物（や、直結する0083とかのキット）だけで、Z以降の年表は完全に空気
「宇宙世紀は盤石のブランド」「宇宙世紀なら売れて当然」みたいな今の感覚になるにはまだ長い年月がかかる

「F91は何故売れなかったのか？」という疑問には作品内容だけに原因を探そうとする意見が大半なんだけど
むしろ背景っていうかテレビシリーズができずツギハギ化した作品内容の理由もこの背景に行き着くわけで…

アニメで言えば一年戦争以降の宇宙世紀が売れたのはUCだけど、浸透したのはGジェネとかスパロボなんかのガンダムゲーの存在が大きいだろうなあ。GジェネFがなかったら閃ハサが劇場化されるとかなかっただろう。

昔の本読んでたらF91は
”支え合うシーブックの家族”と”義務と権利に押し潰されるセシリーの家族”の対比という構図の話っていう見解が載ってた

セシリーは両親に対する当たりは強かったイメージだが、これはかつてのアムロやカミーユのような家庭の形だったのかな

ロナ家の家族関係はそれよりもっときつい……けど……
何か月も空けて小説版の話をむし返して恐縮だが、閃ハサなど見た後で、やはりF91は掘り返したいと思うわ

たとえば、ハウゼリーについて。ハウゼリーが暴漢に射殺されたあと、地球再生法案の運動も下火になった。
ハウゼリー・ロナの死が、クロスボーンの決起に至る直接の引き金を引いた、のはわかる。

『民主的に議会に訴える努力はしたが、ハウゼリーが暴力に殺され、言論は封殺された以上、決起やむなし』
……という流れなら気持ちは分かる。でも、実際には決起のための準備・武装は、ロナ家の先代から続けていた。
普通に前後がおかしいじゃないか。これはどういうことなのか？

それと、直接関係はないけど、セシリーの返還に至るまでのシオとの交渉に関して
シオの前に現れた「弁護士」と名乗るエージェントを介して、あの交渉は誰が命じて、やらせていたのか。
マイッツァーか、カロッゾの命令なのか。読んでもはっきり分からない。迎えにはドレルが来る。

マイッツァー＆カロッゾは、フェアチャイルド一家がⅣに住んでいるのは移住当初から知っていた。
じゃあなんで、そのタイミングでベラを回収しようとするのか、不可解だし、理由は一言で呑み込めない
マイッツァーの深謀遠慮でもあるけど、マイッツァーの悪癖でもある……という前後のくだりは、
劇場アニメ版からも、ゲーム等からも全て削ぎ落ちてしまうので、めちゃくちゃ語りたく

連投すまんけど、少しだけ

マイッツァーにすれば、
将来にクロスボーン蜂起ありきで、息子ハウゼリーを人身御供として連邦議会に送り込んだのではなかった。
悲観的な将来も見越したうえで、絶対民主主義の下で世論が動くものならそうしたい。したかった。

ベラ＝セシリーに対しては、空襲が始まって動乱の中でセシリーが死ぬようなことになっても、
その災厄を生き抜く運が彼女にあるかを試そう……ヒロインやアイドルになり得るか……みたいな
父親や祖父としてマイッツァーを見れば、ある種、身勝手な考え方も持ってる。

深謀遠慮の上で、ひとつの賭けとして運勢を占うという、マイッツァーの思想でもあるけど、
マイッツァーは東洋思想の影響は認めているが、チャイニーズやジャパニーズは嫌いという人で、
社員には公平だけど、万民に対して公正無私ではないし、高貴さや高潔さにも疑問を残す。

「高貴な家族とその義務」に支える貴族主義を掲げたロナ家の、その父親の自分に向かって
「あなたはまっとうな父親ではありません」と言って出ていった、娘ナディアがいた。
そのナディアから「お父様っ！」と最後に泣きつかせて、
「お前など娘ではない」と言い返すまでに、長年、復讐の策を練り続けた男だ

クロスボーンの武装は連邦からコロニーの譲渡の約束をしている段階である程度の「貴族の義務」という名の自衛目的で準備してたんじゃないのかな

ロナ家もかつてのザビ家同様に、話が進んでいけば内部の派閥争いで崩壊してた可能性もあるか

シーブック（ボンボン版）「ぎゃはははは！」

>>378-380
リアルロボットが苦戦してたとかそういうのもあるにはあるんだけど、直接的にはF91って何か新しいことが始まる感じが全くしなかったんだよね。
逆シャアは分かるんだよ。あれは事実上の完結編だし、TV版再編集ベースの初代と違ってほんとの劇場完全新作だからこれは義務として見に行かねばみたいな空気があったんだけど、F91はまずそこからの続編ありきという感が露骨。それよりは0083みたいに古いもののクオリティだけバッキバキに上げる方向の方がよほど輝いて見えた。
単純化して言うと、F91って中途半端で作品としてカッコよくなかったんだよw ザクを捨ててデナンシリーズに行ったのなんて一見リアルっぽくなってるんだけど、なんかこの方向は違うんじゃね？という感じでその後にも継承されてないでしょ。デナンにするならガンダムじゃないほうがいいし、ガンダムだったらザクの方がいいというか、守りにも攻めにも徹しきれず迷ったものになってる。

いまさら初めてf91見てみたが、長年切り取り画像で複数機のガンダムが三連星的な活躍する話かと思っていたら残像だったのね

どうみてもザムスガルの艦首だわってセリフ無駄に悪う
普通のセリフなのに笑ってしまう

F90FFで兄ハウゼリーとの親密な関係や
木星との接点（ドゥガチの奥さんの選定に関わっていた事が判明、おそらく理由はナディアの時のような失望をドゥガチには承けてほしくないという善意から）