私はワタシと旅に出る。
おもひでぽろぽろとは、岡本螢と刀根夕子の漫画及びそれを原作としたスタジオジブリ制作のアニメである。アニメ版の監督は高畑勲。
なお、おもひでという表記は歴史的仮名遣いであり読み方はおもいでである。
導入
東京での暮らしに物足りなさを感じていた27歳のOL、タエ子は姉の結婚で知り合った田舎の親戚を訪ね、子供のころからのあこがれだった“田舎”での生活を始める。
その生活にはふとしたきっかけで思い出した小学5年生の“ワタシ”も付いてきていたのだった。
概要
お見合いを断ってまで田舎に来たタエ子が疑似的な里帰りの中で、寡黙な父親や当時珍しかったパイナップルの食べ方、初潮、気になる男の子、分数の割り算などの思い出を通じて一つの答えを出す物語。
タエ子が10歳当時の1966年の描写には相当こだわっている。
松坂慶子が64歳になったタエ子を演じる実写ドラマが2021年1月9日に放送された。昭和とコロナ禍の2020年を行き来する構成で、「令和のタエ子」が「昭和のタエ子」に後押しされ女優を目指す姿などを描く。
登場人物
岡島タエ子 (CV:今井美樹)
27歳。山形の田舎に、俗にいう自分探しをしに来た。
小学5年生のタエ子 (CV:本名陽子)
1966年当時のタエ子。岡島家の三女として育つ。末っ子らしくやや我が儘。
トシオ (CV:柳葉敏郎)
25歳。サラリーマンから農業に転向した青年。一見田舎者そのものだが頭は悪くない。
タエ子の父 (CV:伊藤正博)
タエ子をター坊と呼ぶ無口な父親。
タエ子の母 (CV:寺田路恵)
着物姿や割烹着が特徴的な専業主婦。
タエ子の祖母(CV:北川智絵)
観察眼優れる物静かなおばあちゃん。初めて食べたパイナップルの味にガッカリしていた。
リエ(CV:滝沢幸代)
タエ子の小学生時代の同級生。生理のことを男子にも喋ってしまいひと騒動になる。
広田秀二 (CV:増田裕生)
タエ子の小学時代のさわやかな同級生。スポーツマン。
あべくん (CV:佐藤広純)
タエ子の小学時代の貧乏で不潔な同級生。
余談
- 紅花畑のモデルとなったのは山形県の高瀬地区。
- 原作マンガでのタエ子は高校生。
- 劇中でまだ物珍しいパイナップルの味が期待外れだったと一同が白けるシーンがある。あれは単にまだ完熟しきってないのに切り分けたかららしい。
- 『スターウォーズ/フォースの覚醒』などのデイジー・リドリーはジブリファンであり、三回のオーディションを経てタエ子の英語版の声優になった。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
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